2005年05月30日
ワールドボウルの夢
今さっき、試合を終えてホテルに帰ってきたところなのですが、凹みながらこれを書いています。申し訳ありません、テンションが低くて・・・。今日はワールドボウル出場のためには絶対に負けられない試合でした。他の上位チームの結果との兼ね合いもありますが、負けるわけにはいきませんでした。しかし、ライバル(街的にも)ライン・ファイヤーを地元ケルンに迎えたWeek9は16-28で敗れました。
試合の流れに沿って書くと、前半は全くオフェンスが機能しませんでした。ドライブは出来ず、すぐにパントでボールを相手に渡してしまうという状況でした。もちろん、なかなかドライブを続けるということは簡単なことではありませんが、それが出来ないことでオフェンスのみならずチーム全体のリズムを乱してしまうのです。
前半のオフェンスのプレイ数は23、今までの8週間で一番少ない数字でした。それとは対照的に、ラインのオフェンスは確実なラン中心の攻撃でダウン更新を重ね、時間をコントロールしていきます。これが、アメフトの試合にとって一番重要なことであり、確実な勝ち方なのです。なぜなら、コントロールされる側のチームはボールを持っている時間が少ないわけですから、得点をするチャンスが根本的に減るということです。このリーグはそうやすやすとロングパスやロングランが飛び出すようなリーグではありませんので・・・。
もう1つ挙げられることとしてはキッキングです。特に、私はパントが重要だと考えています。自分も日本ではパンターをしていたので、その重要性については分かっているつもりです。オフェンスが手詰まりになりドライブが出来ずとも、好パンターを要するチームはそのパントにより、敵陣深い位置からディフェンスをすることが出来ます。それにより守りやすい位置でディフェンスをするが出来、試合の流れを変えられる可能性が広がるはずです。
今日のケルンにはこの二つが足りなかったと思います。オフェンスはドライブも出来ず得点が出来ない。そんな時に、大きく陣地を挽回するだけのパントも無い。ディフェンスは、正直きつかったと思います。これが前半0-14というスコアに出たのだと思います。
後半に入り、試合の流れが変わりました。始めのシリーズをディフェンスが止め、続くオフェンスのシリーズでTDを奪い、追い上げムードとなりました。しかし、続くラインのシリーズを何度も3rdダウンに追い込みながらも結局はフレッシュを奪われ、最後はロングのパスを通されて7-21―。今週は、主力に怪我人が多発し、特にディフェンスはスタートCBが2人とも、LBも1人がインジェリーとして、サイドラインに立ったままでした。デプスの弱さが露骨に出てしまった場面でした。ケルンはFGを返すものの、なかなかリズムに乗れず逆にラン中心のラインの攻撃のペースに嵌っていきます。
しかしここで、起死回生のビッグプレイが生まれました。パントブロック! その後の敵陣からの攻撃をTDにと結びつけて(TFPのプレイは失敗)16-21と5点差に詰め寄ります。流れは断然ケルンという状況でした。続くラインの攻撃を止めパント。残り時間3分少々での逆転のドライブ・・・となるはずでした。
最初のパスは見事に成功させたものの、続くパスがディフェンスのプレッシャーにより十分な体勢からは放たれず、ゾーンを守るDBの手の中へと吸い込まれてしまいました。そして、そのままリターンタッチダウン―。ワールドボウルの夢が絶たれました。
自分の立場上、この結果を受けて来週のWeek10に出場できる可能性が増えてきたのですが、素直に喜べません。もちろんチームが負けるということは悔しいことですが、今年はワールドボウルに行けるチャンスがありました。手の届くところまで来ていました。それを寸前で逃した悔しさは計り知れません。今夜は、素直に落ち込みたいと思います。明日以降、気持ちを切り替えて、出場機会を無にしないためにあと1週間頑張りたいと思います。
Kentaro Namiki
May 30, 2005 06:49 AM
