2005年04月24日
完敗
昨日、Week4の試合が地元ケルンで行われました。開幕3連勝と波に乗る我がケルン・センチュリアンズは、現在同率2位と良い位置につけているアムステルダム・アドミラルズをホームに迎え、熱戦を繰り広げました。
アムスには他の日本人選手が所属していて、ケガ治療中の石田選手のほかにWRの木下選手と清水選手が凌ぎを削って頑張っています。特に木下選手は、1年目のシーズンでありながらナショナルスターターを獲得し、その実力を存分に発揮しています。自分も含め、そんなアムス相手に燃えないわけがありません。チームとしても、ここで勝利できればワールドボウルが見えてくるのです。
夜でも明るいドイツ特有の気候の中、試合は18時にキックオフ。今週中の雨がウソだったかのような過ごしやすい気温の中、立ち上がりはアムスオフェンスに圧倒されます。的確なプレイでドライブを重ねられ、先制点を奪われます。しかし、ケルンもすぐさまタッチダウンを奪い同点とし、得点力のある両チームのカラーが存分に出た立ち上がりでした。
その後、お互いが1FGずつを追加し10対10で1Qが終了。2Qに入り、ケルンディフェンスにビックプレイが生まれます。相手自陣深くでのQBサック。そのQBがボールをファンブルして、ケルンディフェンスがリカバー、そのまま持ってタッチダウン―。今季初のディフェンシブタッチダウンにチームの雰囲気が一気に加速します。自分も内心「あっ今日も大丈夫だな」と安心してしまいました。
しかし、その後は反則やミスが目立ち、アムスオフェンスは快調にドライブを重ねていきます。オフェンスは、ボールを進めることが出来ず、相当のボールコントロールオフェンスを展開されて、2Qのプレイ数は10プレイにも満たなかったと思います。終わってみれば、27対17と10点のビハインドを背負ったハーフタイムとなっていました。
コーチからカツを入れられます。「オフェンス・ディフェンスともに言えることだっ!」「自分達のやるべきことをしろ!!」
後半、ケルンオフェンスも的確なドライブを重ねていきます。が、エンドゾーンを目の前にしてのインターセプトやファンブル、今までではなかったようなミスが目立つように。その間も、アムスは着実にボールコントロールし、タッチダウンもしくはフィールドゴールを奪っていきます。ケルンもロングパス中心のオフェンスで対抗しますが、差は開く一方。4Qに入り1TDを返すものの、最後のドライブでも、一時はTDかと思われたプレイも反則で取り消しとなり、次のプレイでインターセプト―。何もかもがうまくいかなかった一戦でした。最終スコアは37対24・・・完敗でした。
今季初の敗戦。しかも、今までには無かったミスによる敗戦。今後の奮起が期待されますが、自分としては、ポジティブに考えています。ワールドボウルに出た際に、負けなしの10連勝ではもしかしたら勝てないかもしれません。ここで負けを味わうことは、今後の戦いで負けないための布石なのだと。そう信じています。
kentaro Namiki
April 24, 2005 06:21 PM
2005年04月17日
開幕3連勝

4月始めにシーズンが始まり、すでにWeek3が終了しました。2年目の私としては、昨年よりも遥かに早く時が過ぎてゆく感じがします。昨年よりも慣れてきたこともありますが、現実として「あと2カ月しかない」という焦りもあります。前回述べたこともそうですが、やはりこの世界では結果を残さなければならないということです。どんなに練習をしようが、プレーを理解しようが試合に出て結果を残さなければ評価されることはないのです。試合に出たい!そう率直に思います。
さて、皆さんが楽しみにしてるであろう(しててほしい(笑))Week3vsフランクフルトの結果と試合内容です。先ほどホテルに帰ってきて、すぐにパソコンに向かったので出来立てホヤホヤの情報です! 題名にもあるように結果は「勝利」です。昨年はおそらく開幕3連敗だったチームが、今年は一気に3連勝。しかも、これで単独首位なのです。今だから言いますが(もっと早く言っておけって感じですが)、シーズンが始まってから開幕3連勝を飾る夢を見ていました。これは本当です。何人かには話しましたし^0^でも、正直信じられなかったというのが本音です。シーズン前の下馬評でも最下位でしたし、キャンプの合同練習でもそこそこといった感じだったので・・・。
今日のゲームは試合開始直後のキックオフリターンでタッチダウンを奪われました。もちろんモメンタムをそっくり持っていかれていまい、ベンチも動揺を隠せませんでした。しかし、次のオフェンスのシリーズで相手の反則も手伝いドライブをすることが出来ました。FG止まりでしたが、キックオフリターンTDのあとでも、しっかりとドライブを出来たことが今日の勝利に繋がったのだと思います。もし仮に、あそこで3&アウト(オフェンスが3回のプレイで1stダウンを更新できずに、すぐにボールを相手に渡してしまうこと)だったとしたら今日の試合は負けていたかもしれません。それだけ重要なシリーズだったと思います。
1Qはなかなかタッチダウンがとれずに、FGでの3点を追加するだけに留まっていました。3対7で2Qに突入し、その後もドライブを重ね、この試合初のタッチダウンをあげます。10対7―。しかし、2ミニッツ(前後半終了まで残り2分の時間帯のこと。アメフトで最高に面白くエキサイトな時間帯)に入ってからフランクフルトオフェンスに攻め込まれ、前半残り10秒の所で逆転のタッチダウンを許してしまう。ケルンも、残し5秒でのヘイルメリー(前後半の終了間際に狙う神頼み的なパス)が一端は成功するものの反則で取り消し。前半終了―。終了間際での失点にチームの雰囲気もあまり良いとはいえません。
―後半。お互いがラン主体で攻めているために時間消費も非常に早くリズムが重要とされるシリーズの中でミスを最小限に押さえてケルンはこの日2個目のタッチダウンを取ります。その後もオフェンスは快調にドライブを重ね、ディフェンスは集まりと確実なプレイコールでフランクフルトオフェンスをねじ伏せます。いくつかの勝負の分かれ目にも耐え、23対14で開幕3連勝を飾りました。
他会場の結果により、これでケルンセンチュリアンズは単独首位に立ちました。今夜はとてもいい夜になりそうです。心なしか観客の数も増えてきたような気もします。これからのシーズンがとても楽しみですし、ワールドボウル制覇への期待も高まっています。まだ7試合も残っているのですが、今日は勝利に酔いしれようと思います!
では、また今度!
Kentaro Namiki
April 17, 2005 09:25 AM
2005年04月12日
Week2
さて、Week2の試合内容ですが、前半はタッチダウンが入らないディフェンシブな内容でした。お互いのラン攻撃が冴え、時間を消費しながらフィールドを進めていきます。が、レッドゾーンに入ってからのディフェンスはお互い熱のこもるものでした。ケルンも3回TDのチャンスがありましたが、残り2ヤードまで攻めるもTDを奪うことが出来ずに9対3で前半を折り返します。ハーフタイムのロッカーでは「Get a touch down!!」というコーチの声が響きます。アメフトは面白いスポーツで、点数の入り方がかなり勝敗の分かれ目になります。フィールドゴールでの3点は、地味なようであとあと重要になってくる点数なのです。
後半に入り、ケルンがペースをつかみます。前半同様にドライブを続け、レッドゾーンに入ってからも手堅くランで進んでいきます。最後はQB自らエンドゾーンに飛び込みこの試合初のタッチダウン!16対3とします。その次のディフェンスでケルンはインターセプトを奪取。オフェンスとディフェンスが絶妙にかみ合った瞬間でした。今年のオフェンスは、ミスも少なく、手堅いプレイが身の上です。そして、強力なディフェンス。もしかしたら・・・みたいなこともあるかもしれません。
その後を1TDを追加し23対3。終了間際にラインにTDを奪われるものの、時間をしっかりと消費して試合に終了。23対10で、開幕2連勝を飾りました。昨年の2連敗とはうってかわっての好スタート。チームの雰囲気も絶頂といった感じです。しかし、まだこれから8週間にも及ぶリーグ戦が待っています。タイトなスケジュールや長距離の遠征なども待っています。この状況下でも、高いパフォーマンスを保つことが勝利への鍵となるでしょう。
Kentaro Namiki
April 12, 2005 06:22 AM
気持ち
この週末にかけて、Week2の試合が行われました。土曜にアムス対フランクフルト、日曜にケルン対ライン&ベルリン対ハンブルグ。我がケルン・センチュリオンズはライバル(街どうし)のライン・ファイヤーに23対10で勝利しました。これで開幕2連勝になります。創部初年度の昨年は、開幕2連敗。今年も当初の予想ではダントツで6位(最下位)だったチームが、予想外(失礼ですが)の結果を残しました。自分のチームですが、正直ここまで凄いとは思いませんでした。まだ、早い話ですが、「もしかしたら・・・」みたいな感じにもなっています。まだ言わないですが・・・(笑)
今回はその試合の内容はあとにして(すぐに更新します)、自分自身の気持ちの持ちようについて書こうと思います。
土曜の夜は、試合前日でしたがアムス対フランクフルトの結果が妙に気になりました。夜のミーティング終わってからすぐに部屋に帰って、PCで結果を確認しました。もちろん開幕戦を勝利で飾り、今年は前評判の高いアムスの試合結果は気になっていましたが、それ以上に木下選手と清水選手の活躍を気にしていました。ポジションは違えど、同じナショナル選手としての競争意識は自分の中にあります。もちろん、同じ日本人の選手の活躍は、自分達を勇気付けるものではありますが、素直に喜べるものではありません。「誰かが活躍する」そのことに対して、「何故、自分ではないんだ」という気持ちになります。理由は分かっています。自分自身の実力が不足してること、チームからの信頼を得られてないこと、これが結果として表れているからです。
同様にチーム内でも同じ感情を抱きます。小川選手はナショナルスターターとして試合に出場し、この試合でもキャッチを決めました。決して嫉んでいるわけではありません。彼の実力は十分認めてます。ですが、ポジションは違えど、ライバルには変わりないのです。
この2週間、もしかしたら試合に出られないのが当たり前と考えてしまっている自分が居るのかもしれません。そんなネガティブな感情に活を入れて、気持ちを切り替えなければなりません。これがこの世界での宿命であり、ずっと付き合っていかなければならない課題なのです。おそらく何かをしたから、すぐに試合に出れることはないと思います。ですが、そんなときも下に向くよりは上に向いて、前へ向かって進んで行くことが重要だと思います。気持ちの変動はあれど、向かう先は常に一緒です。「NFL」!
頑張ります!
Kentaro Namiki
April 12, 2005 05:53 AM
2005年04月04日
一発での脅威!
こんにちは、波木健太郎です。昨日、2005年シーズンのNFLEが開幕しました。我がケルン・センチュリオンズをはじめ、日本人が所属するチームは、みごと開幕を白星で飾りました。ハンブルグ・シーデビルズとの対戦で、結果は24-23! 昨年の開幕戦は僅差での敗退だったので、昨日の勝利は本当に嬉しかったです。自分が思うに、NFLEは実力が均衡しているリーグだと思います。昨年のゲームを振り返っても、7点以上開いたゲームはなかったと思います。勝つにしろ負けるにしろ・・・。逆にそれが人気を高く保つ理由なのかもしれませんね^0^
キックオフは18時。日本でのゲームと同様にキックオフが近づくにつれて、選手達の顔が変わっていきます。でも、日本と明らかに違うのはゲームに望むときの感情です。もちろん日本でもそう考えてゲームに望む方もいらっしゃると思いますが、本場の選手たちは、「気を抜くと本当に殺されるかもしれないという恐怖」と戦っています。そう思って、ゲーム前に時間を過ごしています。ゲームに出るということは名誉なことですが、同時にその恐怖を乗り越えなければフィールドに立てないということなのです。
ゲームが開始。ケルンの1stシリーズ・・・今シーズン最初のプレイはフリーフリッカー! いきなりのスペシャルプレイです。この1週間、練習に練習を重ねて、試合開始と同時にモメンタムを引き寄せるために用意していたプレイでした。これが成功し、ケルンは先制点を挙げます。しかし、その後は一進一退の攻防が続きました。お互いシーズンの初戦ということもあり、多少なりともミスを犯すこともありましたが、要所要所でビッグプレイが生まれ、得点を重ねていきます。
日本人選手では、WRの小川選手がナショナルスターターとして堂々たるデビューを果たしました。1キャッチ12yd獲得! 後半に入ると、ハンブルグがしっかりとしたボールコントロールオフェンスを見せ、ペースを掴んでいきます。4Q残り5分を切ったところでスコアは17-23とリードされてしまいました。この直後のシリーズ-。1プレイ目で、ケルンQBケヴィン・トンプソンの放ったパスは、完璧な放物線を描きWRロンビー・ブライアントの手の中におさまり、たった1プレイでの逆転劇! これには、会場の観客はもちろんチームメイトの私達でさえ鳥肌が立つような出来事でした。これには本当の意味での「一発の脅威」を実感しました。その後のハンブルグのシリーズをケルンディフェンスが抑え、勝利をもぎ取りました。
これが、我がチームの今季の1勝目です。サイドラインでプレイ・バイ・プレイ(プレイリスト)を書いているだけの私でしたが、このチームの勝利への強い意思をしっかりと実感できたと思ってます。前述したように、第3QBの役目はゲームに出ることではなく、1st&2ndQBのサポートです。ですが、今の自分に出来る限りのことをし、チームの勝利に貢献したいと思います。もちろん、試合に出たいという強い気持ちは忘れずに!
Kentaro Namiki
April 4, 2005 02:26 AM
