2005年03月31日
再会
今回はキャンプの際に書き忘れていた「再会」について書こうと思います。何より先に来るのは、タンパベイ・バッカニアーズのLBシェルトン・クォールズです。
シェルトンは2003年に東京で行われた「NFL TOKYO 2003」で来日しました。その際に、私はシェルトンと対談をする機会を得ました。まだ大学生だった私ですが、すでにその時には明確に「引退後はNFLを目指そう」と考えていたので、願ってもない機会でした。その対談で私は、様々な事をシェルトンに質問しました。NFLとはどんなものなのか? 私がNFLに行くためには何が必要なのか? 等、数多くの問にシェルトンは真剣に答えてくれました。その貴重な言葉は、現在NFLEでプレイしている私にとってどれだけ役立っているかは言うまでもありません。
今回のキャンプでは、レフリーの研修で来ていたそうです。チームとは3年間の契約延長を結んだと聞きました。さすがです! NFLにはこのように、現役の選手達がレフリーの研修をしたり、コーチ研修を行うといったプログラムが存在します。これは本当に画期的な企画だと思います。
話を戻しますが、この再会が私にとってとてつもなく大きな存在であることに偽りはありません。あの時シェルトンは私にサイン入りのヘルメットをプレゼントしてくれました。そこにはこう記されていたのです。「To Ken, A future NFL player!」と・・・。今、私はこうしてNFLEでプレイしながらNFLを目指しています。それをシェルトンにわかってもらえた事、そしてその事をシェルトンが喜んでくれた事、私にとっても至福の喜びでした。
次はフラボウルです。今年はフラボウル同窓生がたくさんいます。昨年は、チームに1人(カール・モーリス・WR・ハーバード)でしたが、今年は3人ほどいます。また他のチームにも何人か来ていて、再会を果たしました。自分は2003、2004年と2回もフラボウルを経験させていただき、いまこうして海外でプレイできていることは、やはりフラボウルがあったからだとも思っています。
おそらくこれからも数多くの経験をすることになるでしょう。もっともっと高いレベルになるかもしれません。いや、そうならなければなりません。今までに出会った多くの人たちに感謝の気持ちを寄せながらこれからの挑戦を有意義なものにしていきたいと思います。
では、今日はこのへんで!
Kentaro Namiki
March 31, 2005 04:15 AM
2005年03月27日
アメフト漬け

こんにちは!波木健太郎です。きょうはケルンでの生活について書こうと思います。
フロリダでのトレーニングキャンプを終え、ケルンで生活が始まって1週間がたちました。今週の練習は移動の関係上、火曜から始まり本日土曜までみっちりメニューをこなしました。まだゲームウイークではないので、ショルダー(上のみ)を着けて2時間ほどの練習でした。
シーズンに入ると、練習量は減ります。ほとんどショルダーを着けることはありませんし、メニューもキャンプほどつらいものではありません。その理由として、試合へのコンディショニングを万全にすることや、けがをしないという点が挙げられます。
日本でも、試合前日もしくは2日前くらいからは、ショルダーは着けずに練習しますが、1週間着けないというのはまず、あり得ないことでしょう。こういった面でも違いを感じます。10週間連続のハードスケジュールがそうさせているのかもしれませんが・・・。もちろんチームよっては、フルパッドで練習しているチームもあるそうです。コーチの考え方もチームによってかなり変わってくるのだと思います。自分はもう少しやり込んだほうがいいのかなって思います。これでいきなり試合になって大丈夫なのか? と不安になるときもありますし。
ケルンでのホテル生活は最高です。ホテルは写真で載せましたが、星が4つ付く高級ホテルです。部屋も1人部屋で、ホテルにいる時は充実したリラックスタイムが楽しめます。食事に関しても、タンパよりはいいのですが、基本的に出るものはアメリカンフードなので好みに合わないときもあります。そんなときは、日本から送ってもらったソースやドレッシングでどうにかしのいでいます。または何軒か知ってる日本食料理店があるので、週に1回くらいは行くようにしています。昨日もクリスや他のメンバーを連れて、行って来ました。久々の日本の味に涙しそうになりました(笑)。でも、本当にそれくらいうまかったです。
簡単な1日の流れは、午前6時に起床して食事を取り、7時にホテルを出発(電車通勤です)、8時からロッカールームでミーティングをし、10時半から練習開始です。終わるのは午後1時くらいで、ウエートをして昼食を取り、帰ってくるといった感じです。時々、帰り際に街に出て、買い物をしたり食事をしたりします。ホテルに帰ってから、QBだけのミーティングあり、夕食後はフリーといった感じです。最近は、暇な時間にWeek1で対戦するハンブルグ・シーデビルズのビデオを観て、スカウティングしています。アメフトはスカウティングからですから(笑)。
ケルンでは、毎日このような感じの生活を送っています。一言で言うと、「アメフト漬け」の生活ですね^0^ 自分にとっては最高の生活です。この環境に入れることですら、感謝感激です。まだまだ先は長いですが、毎日をenjoyして頑張ろうと思います。
March 27, 2005 01:20 AM
2005年03月22日
第二の故郷
昨年と同様に、オーランドから飛行機に揺られ8時間、デゥッセルドルフを経由して私の「第二の故郷」ケルンに到着しました(笑)。昨年と全く同じホテル、同じグラウンド、同じ駅・・・懐かしさと同時に、またここに帰って来れたぁという実感が沸いてきました。それはすなわち、自分自身が求める理想に、今年はどれだけ近づけるかへの期待であり、希望です。少々の時差ボケはありますが(正直みんな死にそうですが・・・^0^)これからが本当の戦いです。それは、チーム内での競争であり、チームとして素晴らしいシーズンにおくるための戦いでもあります。
そこで今回は、選手はもちろんですが、スポットをチームのスタッフに向けたいと思います。特にドイツでのフットボール事情みたいなものを書きたいと思います。
ドイツのNo.1スポーツは言わずと知れたサッカーです。ホテルの部屋のテレビでは、サッカーのチャンネルが絶えることはありません。ですが、ヨーロッパでの最高観客動員数を記録したのはそのサッカーではなく、アメリカンフットボールらしいのです。正直、自分もそれを聞いた時は驚きましたが実際の応援を感じてみると、納得できる面もありました。
その成果は、PR活動にあると思います。地元ではフランチャイズを根付かせるために、シーズンオフ(自分達選手が決定する前)からPR担当のスタッフ達が様々な思考を働かせて、チームのPRに尽くしています。もちろんNFLEはNFLの傘下ですし、プロとしての意識は高いですが、そういった点は昨年から感心させられるところです。街の電車(日本で言う路面電車)のペイントやポスター、積極的な民間への奉仕活動等。しかし、まだケルンは2年目のチームなので、そこまで人気があるとは言えません。観客も2万人くらいです。ですが、ライン・ファイヤーやフランクフルト・ギャラクシーのような伝統がある人気チームは、毎試合3~4万人が会場へ足を運ぶのです。いつしか、そのような中でプレイしたいと思ってます。ケルンのフットボール人気向上のためにも、今年こそはワールドボウル制覇に向けて頑張りたいと思います。
自分自身も、昨年は最後の週のみの出場でしたが、今年はもっと早くから試合に出場して、チームの勝利に貢献できるように気合入れて頑張りたいと思います。
Kentaro Namiki
March 22, 2005 05:22 AM
2005年03月20日
ロースター
こんにちは!波木健太郎です。
昨日、最後の合同練習が終わり、今年のタンパでの日程の全てが終了しました。感じたことはものすごく早かったという事。それだけ充実していたのかもしれないですね! 2年目ということもあり、余裕を持って過ごせた3週間でした。
昨日はキャンプ終了と同時に、ロースター発表の日でもあります。70人ほどの選手が、50人近くまで削られました。我々ケルンの日本人選手は、晴れて合格・・・というかロースターに残ることが出来ました。率直に嬉しく思います。しかし、うかうかしてはいられません。これからが本番です。今日の夕方、戦場の地ヨーロッパに向けて旅発ちます。これからは、試合に出るための厳しい戦いが待っています。昨年よりも、プレイ面や精神面でも成長できるように頑張ろうと思います。
今回は少し早いですが、このへんで^0^ 出発の時間が押しているので・・・!ケルンに着き次第、次回の更新を致します。これからもよろしくお願いします。
Kentaro Namiki
March 20, 2005 10:47 PM
2005年03月16日
理想のQBとは…
今回は、ここタンパで影響を受けていることについて話します。
まずはQBのあり方について。QBとはチームの中で、どんな存在ではなければならないと思いますか? 何回か前に述べたように、自分の今シーズンの目標は「リスペクト」です。これもQBの要素のひとつだと思います。ですが、チームが求めることはそれだけではありません。リーダーシップ、ミスの少ない安定したプレイ・・・挙げていけば、いくらでもあるのだと思います。
今年のケルンのチームで、それについて最も影響を受けたのは、相部屋のクリスではなく(ごめん、クリス!(笑))ペンステイト出身のQBケビィン・トンプソンです。彼は今年で27歳、NFLEで言えば、かなりのベテランです。NFLのキャンプにも何回か参加している彼は、自分が理想とするQBのあり方に近い人間です。
まず、彼は勤勉家です。ミーティングには必ず一番に現れます。自分もそのつもりですが、負けていました(TоT)(笑) 真面目で、よくフィルムを見ます。フィルムスタディーはQBにとって欠かせない仕事です。それと同時に、強いリーダーシップを持っています。他のQBにはないということではありませんが、彼のリーダーシップはチームメイトからの「リスペクト」を得ています。そして、それに応えるだけのパフォーマンスを魅せています。これが自分の理想とするQBだと感じています。自分もケビィンを見習って、プレイ面でもそうですが、姿勢という面でも理想に近づけるように頑張ろうと思います。
またQBは、チームだけでなく観客やファンから求められるものがあります。それは夢です。フットボールを愛して応援してくれる人たちをプレイで魅了する。それが、QBに課せられた使命です。
前にも述べたと思いますが、QBは特殊なポジションです。もちろん、他には魅力的なポジションはたくさんあります。おそらくQBは好きではないという人もいるでしょう。しかし、これは持論になってしまいますが、自分がQBだからという訳ではなく、一フットボールファンとしての目線から考えても、フットボールはQBで決まります。アメリカンフットボールの全てがQBの肩にかかっているのです。期待や重圧もあります。プレイに関しても、その全てがQBにかかっていると言っても過言ではありません。それだけQBとは重要なポジションなのです。
自分がその重要なポジションをやっていけているのも、多くの方々のおかげだと思ってます。恩師やチームメイト、そしてライバル・・・。数え切れない感謝に気持ちがあります。同時に、期待を寄せてもらっているという使命感もあります。それに全力で応えたいと思ってます。
ちょっと堅くなってしまいましたが、きょうはこんな所で^0^
では、また次回!
Kentaro Namiki
March 16, 2005 11:25 AM
2005年03月09日
自信

本日、コンバインプラクティスが行われました。これはシーズンを前に行われる他のチームとの合同練習です。位置づけとしては、NFLのプレシーズンマッチと言ったところでしょうか。ほぼ1週間のスパンで行われ、チーム間でのスカウティング(相手チームの分析)も兼ねています。しかし、それ以上にチーム内でのロースター(選手の枠)争いの格好の場と言えるでしょう。ヨーロッパにはアメリカ人選手35人とナショナル選手8人が行くことができます。チームに残るために全員が必死なのです。
今シーズン初のコンバインの相手は、今年度から参入の新チーム「ハンブルグ・シーデビルズ」。自分自身、昨年よりも成長してるかどうかをこのコンバインで試してみるつもりでした。
昨シーズンの初めのコンバインは、スナップを受けてRBにハンドオフするのがやっとでした。徐々に慣れてはいきましたが、普段の練習とはスピードもヒットの音も違います。正直ビビリました(笑)。しかし、今年はリラックスして臨むことができました。自分自身の調子も上り気味なので、良い感じでコンバインを戦えたと思います。その理由には、2年目ということもありますが、戦術を昨年よりも理解できたこと、そして自信が芽生えてきたからだと思います。チームメイトともいい関係ですし、よく話をするようになりました。グラウンドでも部屋でも。それが昨年とは違い、チームの中での自分の存在意義を見いだせているからだと思います。それは、チームメイトやコーチの協力なくしてはできなかったことだと思います。本当に感謝しています。
残りは2週間。今やらなければ、後悔することになるかもしれません。絶対にそうしないためにも、毎日毎日を大切に練習に励んで行こうと思います。
今回はこれくらいで! では、また!
Kentaro Namiki
March 9, 2005 01:59 PM
2005年03月06日
メリハリ
明日はオフです。なので、いつもよりラフな話を・・・。
オフは1週間の練習の疲れを癒す日ですが、同時に今夜はパーティーです。チームメイトのほとんどは、街(酒場)へ繰り出します。自分も誘われてはいるんですが、まだまだキャンプは先が長いことを考えて今回は遠慮することにしました。
昨年から思うことですが、プロというのは、やるときはやる、羽を伸ばすときは一気に伸ばすといったように「メリハリ」がハッキリしています。日本でも同様に、スポーツ選手はキッチリしてると思いますが、こののんびりとした雰囲気は日本では出せないと思いました。普段はジャージでうろうろしてる奴らが、今夜はビシッと決めてます。そーゆーところは、本当にかっこいいと思います。^0^
自分はDVDでも見て癒されてから寝ようと思います。あとは今回の必出アイテム「PSP」!
次回は合同練習の結果等を書こうと思います。いいプレイが出来るように頑張ります!では、また!
March 6, 2005 03:14 PM
スピード

待望のクリスとの写真です。2人とも今週の練習が終わって機嫌が良いです。明日はオフで、月曜に練習をし、火曜には第1回目の合同練習があります。約1カ月のキャンプの中で、1週間に1回のペースで他のチームとの合同練習があります。
本場NFLでいうと、プレシーズンマッチといったところでしょうか。もちろん練習でもコーチはしっかりと評価してくれていますが、この合同練習でどこまで出来るかが一番の評価の対象となるんだと思います。なので、魅せなければなりません!魅せます!
今週の自分の調子は尻上がりに良くなってきています。ナショナルキャンプからチームのキャンプに進んでみて、実感するのはスピードの差です。アメリカ人はやはりすごいです。
週の初めは、「俺って本当に去年もここに来てたんだろうか」って思うくらいな久々な感覚を受けました。スピードに慣れるまでは、けっこう大変でした。週末は程々に眼も慣れてきて、普段通りのプレイが出来るくらいにはなりました。ですが、昨年と一緒では進歩がありません。もちろん彼らのような背が高く強い身体になるのは無理でしょうから、自分の持ち味であったり、根性で勝負てし行こうと思います。
昨年と同じチームなので、プレイコールやシステムなどは問題ありません。理解という点では負けてはいないと思います。それが、チームメイトやコーチへの信頼に繋がれば昨年以上の出番を与えられるはずです。そのときに最高のプレイが出来るようにしたいと考えています。
March 6, 2005 02:36 PM
2005年03月01日
相部屋は・・・
今日は、我がチームのホテル事情&新生活です。

一昨日、チームも決定し、各チームごとにキャンプが始まりました。我らがケルン・センチュリアンズは昨年と同様、クライリオン・ホテルに滞在してます。あまり、こんな事は言ってはいけないんでしょうが、言わせてもらいます。正直な話、このホテルはひどいです。他のチームのホテルに比べても、環境は本当にひどいです(ドイツ・ケルンでのホテルは、星が多数付く素晴らしいホテルなんですけどね^0^)。お湯が出なかったり、雨漏りしたり…大変な1カ月が始まりました。
1つの救いは、ルームメイトが日本人ではないという事です。今までは必ずルームメイトは日本人でしたが、今回は様々な事情もあり、アメリカ人と同部屋になりました^0^ ホテル移動当初は、清水選手とルームメイトだったんですが、清水さんが急きょ、チームを移動となってしまったので(「チーム決定!」でのひろしさんへのコメント参照)、スタンフォード出身のQBクリス・ルイスとルームメイトとなりました^0^ 英語での環境がより増えることになり、本当にうれしいです。クリス本人もとてもいい奴で、積極的にコミニケーションをとってきてくれます。自分も負けないように、どんどん話しかけていきたいと思ってます。
今、クリスはNFLチームの先輩と飯&飲みに行くと言って出かけてしまったので、クリスとの画像は次回までお預けでお願いします!
今日から、パッシングキャンプ(QBとWR・RB・TEといったパスを捕るメンバーのみの本キャンプ前のミニキャンプ)が始まりました。QBは自分を含め4人います。その中からヨーロッパの本戦に進めるのは3人。誰かがカットされます。本当に気を抜く時間などありません。フィールドやミーティングはもちろん、普段の生活からも気を抜かず、どんどん自分をアピールしていくつもりです。何とぞ、応援のほどよろしくお願い致します。
Kenatro Namiki
March 1, 2005 02:12 PM
