2008年07月28日
波乱の幕開け…08年鈴鹿8耐決勝:
08年の鈴鹿8時間耐久ロードレース決勝が7月27日に行われました。児玉勇太&出口修のウイダーD.D.BOYSは、1周目のマシントラブルで大きく遅れをとりましたが、チェッカーフラッグが振られた午後7時30分まで戦い抜き、最終的に総合48位で完走を果たしました。
レースウイークは連日猛暑でした。決勝日も朝から強い日差しが降り注いでいました。
ウイダーD.D.BOYSは23番手スタート。最初のスティントを担当する児玉選手がサイティングラップへコースインしていきます。
スタート前の選手を、チームスタッフらが囲んで激励します。
マシンを囲むのはメカニッククルーたち。ポーズを決めてもらいましたが、少々お疲れ気味の様子…。
真夏の祭典を実感させる、澄み切った青空
鈴鹿市から今年「鈴鹿と・き・め・きモータースポーツ大使」に任命された岩城滉一氏が、スタート前に各チームを激励していました。齋藤監督としばし歓談。
そしていよいよ決勝スタート! 開始直後の大きな混乱もなく、各車コースを駆け抜けていきます。
ところが…各車がコントロールラインを次々と通過する中、スタートライダーの児玉選手が現れません。ピット内は騒然。すると、テレビモニターに児玉選手の姿が。デグナーカーブのあたりで、マシンを止めています。どうやら転倒ではないとのこと。マシンを押してピットへと戻るようです。
齋藤監督やメカニックがピットの端で児玉選手を待ち構えます。待つこと数分。ようやく現れた児玉選手をピットへ後押しします。
炎天下の中、重いマシンを自力で押してきた児玉選手。息が上がって苦しそうでした。
ストップしたのはエンジントラブルのため。児玉選手によると「ダンロップ(コーナー)を抜けデグナー(カーブ)のあたりでガス欠のような状態になった」とのこと。メカニックたちは必死に修復作業を行います。
電装系のトラブルが疑われたため、複雑に入り組んだコード束のユニットを丸ごと交換します。大変な作業です。
レーススタートから約1時間後に作業が終わり、再スタート。この時点でトップから26周遅れの最下位(70位)でした。
灼熱のサーキット。午後1時過ぎ、路面温度は56度にも達していたそうです。それでも、決勝のこの日は雲も出ていて日差しにかげりも見られ、温度的には幾分マシでした。木曜日は路面温度が60度を超えていたとのことですし。
問題はむしろ不安定な天気。開始から約3時間後には雷鳴が轟くようになりました。それから約10分後には、ついに夕立が。すぐに雨脚が強まり、コースには水たまりができました。
ところが、ややこしいことにウエットコンディションになったのはコースの東側だけで、西側はほとんどドライに近い状態です。各チーム、タイヤの難しい選択を迫られましたが、多くはドライタイヤのままで走り続けていました。ウイダーD.D.BOYSも、レインタイヤの準備はしつつ、ドライのままで様子を見ることに。しかし、トップチームでも水たまりに足をすくわれ、転倒しているところもあるなど、難しい局面でした。
2分30秒くらいにペースダウンして周回を重ねるうちに、雨は上がって、次のスティントの準備が始まるころには路面もほぼ乾いていました。
3時30分ごろにルーティンのピットイン。この時点で31周遅れの59位まで順位を上げました。
ところが、交代したばかりの出口選手が1周しただけで緊急ピットイン。ブレーキの不調を訴えました。ブレーキ液に気泡が生じたようです。これまで同じものを使っていてトラブルはなかったのに…不運です。
レースの運営では、各所に様々な工夫が見られます。たとえば、タイヤ交換で使用するエアガンのホース。ピットに近いあたりで、一巻きしてあります。
この巻きの量は計算されたものなのです。マシンが止まる位置まで伸びたホースが途中でたるまないようにするための調整巻きなのです。
両ライダーとも転倒することなく周回を重ね、レースはいよいよ残り1時間となりました。
最後のライダー交代。児玉選手が最終スティントを担当します。
あたりもすっかり暗くなってきました。
そしてついにゴール! ウイダーD.D.BOYSは178周を走破しました。
ペンライトによる赤と青の光の競演。
夜空を花火が彩ります。
チェッカーを受け、児玉選手も戻ってきました。
車両保管を解かれピットに戻ったマシン。お疲れさまでした。
開始早々のトラブルが響いて、結果としては芳しいものではありませんでした。ライダーが転倒なしに走り抜いたこともあり、マシントラブルがなければ上位に食い込めたかも…との思いは残ります。
決勝の翌日から、09年の大会に向けた闘いは始まります。
来年、一層の飛躍を期して。
July 28, 2008 11:30 PM
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コメント
8耐お疲れ様でした(^u^)
そうです!その巻き方は計算されたものなのです。ふふふふ(^~^)
投稿者 : 2008年07月29日 23:48