大河連載「伝説」

2008年02月01日

悲弾…救われた僚友の言葉:パが揺れた それぞれの10・19

【パが揺れた それぞれの10・19(10)】

 ▽近鉄18勝6敗2分け(19日・川崎2)
 近 鉄 0000012100-4
 ロッテ 0100002100-4
(延長10回時間切れ引き分け)
【近】高柳、吉井、阿波野、加藤哲、木下-山下、梨田【ロ】園川、荘、仁科、関-袴田
本塁打 マドロック17号(高柳)、吹石2号(園川)、真喜志3号(園川)、岡部11号(高柳)、ブライアント34号(園川)、高沢14号(阿波野)

 88年10月19日のロッテ-近鉄ダブルヘッダー第2戦。近鉄は8回にラルフ・ブライアントのソロで、待望の勝ち越し点を挙げる。優勝まであと6アウト。仰木彬監督はエース阿波野秀幸に後を託す。だが、8回1死、フルカウントからの抜いたシュートを高沢に左翼スタンドに運ばれた。

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February 1, 2008 12:00 AM

2008年01月31日

エースのいやな予感が現実に:パが揺れた それぞれの10・19

【パが揺れた それぞれの10・19(9)】

 ▽近鉄18勝6敗1分け(19日・川崎1)
 近 鉄 000010021-4
 ロッテ 200000100-3
【近】小野、吉井、阿波野-山下、古久保、梨田【ロ】小川、牛島-斎藤、小山、袴田
勝 吉井(49試合10勝2敗24S) S 阿波野(28試合14勝12敗1S) 敗 牛島(38試合1勝6敗25S)
本塁打 愛甲17号(2ラン=小野)、鈴木20号(小川)

 4-3と勝ち越した9回裏、仰木彬監督は無死一塁で打者・山本のカウント0-2で吉井理人をあきらめ、エース阿波野秀幸を救援マウンドに送った。だが阿波野は、2死満塁のピンチを招く。

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January 31, 2008 12:00 AM

2008年01月30日

「俺しかいない」中1日でマウンドへ:パが揺れた それぞれの10・19

【パが揺れた それぞれの10・19(8)】

 ▽近鉄18勝6敗1分け(19日・川崎1)
 近 鉄 000010021-4
 ロッテ 200000100-3
【近】小野、吉井、阿波野-山下、古久保、梨田【ロ】小川、牛島-斎藤、小山、袴田
勝 吉井(49試合10勝2敗24S) S 阿波野(28試合14勝12敗1S) 敗 牛島(38試合1勝6敗25S)
本塁打 愛甲17号(2ラン=小野)、鈴木20号(小川)

 88年10月19日。野球ファンが夢中になったロッテ-近鉄ダブルヘッダーで「切り札」としてマウンドに立ったのは、プロ2年目のエース阿波野秀幸だった。先発完投した10月17日の阪急戦(西宮)から中1日。最も苦しい場面を、まさにエースの投球で、阿波野が支えた。

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January 30, 2008 12:00 AM

2008年01月29日

「視聴率、聞いていますか?」:パが揺れた それぞれの10・19

【パが揺れた それぞれの10・19(7)】

 ▽近鉄18勝6敗2分け(19日・川崎2)
 近 鉄 0000012100-4
 ロッテ 0100002100-4
(延長10回時間切れ引き分け)
【近】高柳、吉井、阿波野、加藤哲、木下-山下、梨田【ロ】園川、荘、仁科、関-袴田
本塁打 マドロック17号(高柳)、吹石2号(園川)、真喜志3号(園川)、岡部11号(高柳)、ブライアント34号(園川)、高沢14号(阿波野)

 88年10月19日午後3時から関西ローカルで始まったロッテ-近鉄戦の放送は、ついに全国の茶の間へ。さらに終盤、思わぬ“悪役”がさらに放送を盛り上げた。4-4の9回裏、無死一、二塁での二塁走者・古川のけん制死の判定を巡り、ロッテ有藤監督が猛抗議を行った。

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January 29, 2008 12:00 AM

2008年01月28日

頼むから放送させてくれ:パが揺れた それぞれの10・19

【パが揺れた それぞれの10・19(6)】

 ▽近鉄18勝6敗1分け(19日・川崎1)
 近 鉄 000010021-4
 ロッテ 200000100-3
【近】小野、吉井、阿波野-山下、古久保、梨田【ロ】小川、牛島-斎藤、小山、袴田
勝 吉井(49試合10勝2敗24S) S 阿波野(28試合14勝12敗1S) 敗 牛島(38試合1勝6敗25S)
本塁打 愛甲17号(2ラン=小野)、鈴木20号(小川)

 ▽近鉄18勝6敗2分け(19日・川崎2)
 近 鉄 0000012100-4
 ロッテ 0100002100-4
(延長10回時間切れ引き分け)
【近】高柳、吉井、阿波野、加藤哲、木下-山下、梨田【ロ】園川、荘、仁科、関-袴田
本塁打 マドロック17号(高柳)、吹石2号(園川)、真喜志3号(園川)、岡部11号(高柳)、ブライアント34号(園川)、高沢14号(阿波野)

 88年10月19日のロッテ-近鉄ダブルヘッダーは、野球ファンにとっては忘れられない伝説の試合だ。だがシーズン最終戦だけに、一つ間違えば消化試合だった。その試合の放映に向けて1カ月前から準備し、2試合完全中継をやってのけたテレビ局があった。大阪のABC朝日放送。英断の中心人物は、当時のスポーツ部局次長兼部長の高田五三郎だった。

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January 28, 2008 12:04 AM

2008年01月25日

宝塚歌劇との二者択一で…:パが揺れた それぞれの10・19

【パが揺れた それぞれの10・19(5)】

 88年10月19日に突如発表された阪急の球団譲渡に、世間が驚いたのは無理もない。親会社が球団譲渡を決断する主な理由は、親会社の経営状況の悪化か球団の弱体化か人気の低迷。だが阪急には、どの理由もあてはまらなかった。

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January 25, 2008 12:00 AM

2008年01月24日

試合開始直前 衝撃ニュース:パが揺れた それぞれの10・19

【パが揺れた それぞれの10・19(4)】

 仰木彬監督率いる近鉄が8年ぶりのリーグ優勝を目指し、ロッテと死闘を繰り広げた88年10月19日。近鉄の地元・大阪では、球界・財界を揺るがす大事件が起きていた。午後3時。川崎球場がプレーボールのコールを聞く直前、報道各社に「阪急ブレーブス身売り」のニュースが飛び込んだのだ。

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January 24, 2008 12:00 AM

2008年01月23日

最初で最後のガッツポーズ:パが揺れた それぞれの10・19

【パが揺れた それぞれの10・19(3)】

 ▽近鉄18勝6敗1分け(19日・川崎1)
 近 鉄 000010021-4
 ロッテ 200000100-3
【近】小野、吉井、阿波野-山下、古久保、梨田【ロ】小川、牛島-斎藤、小山、袴田
勝 吉井(49試合10勝2敗24S) S 阿波野(28試合14勝12敗1S) 敗 牛島(38試合1勝6敗25S)
本塁打 愛甲17号(2ラン=小野)、鈴木20号(小川)

 同点で迎えたダブルヘッダー第1試合の9回2死二塁。梨田は、ロッテの守護神・牛島が内角に投げ込んで来た初球をたたいた。中堅・森田の懸命の前進も及ばず、安打になる。二塁走者の鈴木が勝ち越しのホームに転げ込んだ。ベンチから飛び出した中西ヘッドコーチが鈴木に突進し、2人の丸い体がグラウンドの上を転げ回った。

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January 23, 2008 12:00 AM

2008年01月22日

仰木監督の“間”で原点回帰:パが揺れた それぞれの10・19

【パが揺れた それぞれの10・19(2)】

 ▽近鉄18勝6敗1分け(19日・川崎1)
 近 鉄 000010021-4
 ロッテ 200000100-3
【近】小野、吉井、阿波野-山下、古久保、梨田【ロ】小川、牛島-斎藤、小山、袴田
勝 吉井(49試合10勝2敗24S) S 阿波野(28試合14勝12敗1S) 敗 牛島(38試合1勝6敗25S)
本塁打 愛甲17号(2ラン=小野)、鈴木20号(小川)

 88年10月19日のロッテ-近鉄戦は、球界で一時代を築いた名捕手・梨田昌孝が「現役最後の試合」と決めたゲームだった。

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January 22, 2008 12:00 AM

2008年01月21日

梨田の決意…これが現役最後の日:パが揺れた それぞれの10・19

【パが揺れた それぞれの10・19(1)】

 ▽近鉄18勝6敗1分け(19日・川崎1)
 近 鉄 000010021-4
 ロッテ 200000100-3
【近】小野、吉井、阿波野-山下、古久保、梨田【ロ】小川、牛島-斎藤、小山、袴田
勝 吉井(49試合10勝2敗24S) S 阿波野(28試合14勝12敗1S) 敗 牛島(38試合1勝6敗25S)
本塁打 愛甲17号(2ラン=小野)、鈴木20号(小川)

 仰木彬監督率いる近鉄バファローズが、日本中の注目を集めた日があった。1988年10月19日。シーズン最後の2戦となる川崎での対ロッテ戦ダブルヘッダー。近鉄が連勝すれば土壇場で西武を振り切り、逆転優勝を飾るという劇的なシーズンのクライマックスだった。

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January 21, 2008 12:00 AM