Hangin' Around The NBA Wit Kaoru

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★真田薫(さなだ・かおる)
 埼玉県出身、NY在住。故障のため、バスケットボールを断念。R&Bシンガー「Cheyenne」として97年デビュー。アルバムリリースやライブ活動のかたわら、ラジオ番組のMCも手がける。00年からNBAを精力的に取材。

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2006年07月26日

15人!!

いや〜、なんとカジノシティ・べガスにても、<真田のトロピカル・カクテルちゅー>が実現するとは思わなかったであるよ!?

選手たちの練習終了後、カジノに行くかどうか迷ったが、負けてすっかんぴんになったらNYに帰れん!?と思い、ホテルのプールにて「少し焼いとくか」ってことにしたら・・・

「カクテ〜ル」という、魅惑的なおねいさんの声(笑い)。ホテル内のバーから、プールサイドまでウェイトレスが注文を取りにきてくれたのだ。カジノのあるホテルでは、なんたって、なんだって、安ーい!!カクテルだって、なんと$2で飲めるのだ。んで、嬉しげにピニャ・コラーダを注文・・・運ばれてきたのは、ホイップクリームのどわっ、と乗った、カクテルというよりパフェ状!?のものであったが、それでもだいぶ気分が出(笑い)、ハッピーであった。

ととと、のんきなことを言ってるうちに、遂に今日、アジア行き15人ロスターが発表された、チームUSA!!

べガスでの第一次キャンプに参加していたのは、18人。
カットされた3人とは、モリソン、リドナー、そしてなんとマリオンであった。

いつでもどんなときでも気さくでナイスなショーン(マリオン)、メディアにも大人気の選手だけど、ヒザの故障がある模様。ジャペンに行きたい!って言ってたのに、残念だね・・・

チームはこのあと、第二次べガスキャンプ、中国、韓国でのトレーニングキャンプを経て日本へ向かうが、この日本入りの直前に、更に12人にカットされる。

コランジェロ、コーチKの記者会見が開かれた。

「今回の我々は、素晴らしい。今のところただの1つも、誰1人の態度も問題ない」。

カジノという場所柄、「選手たちが注意散漫になったりする問題は起こらなかったか」という質問も起こったが、息抜きはしても、練習や勝利への意気に悪影響が出ることはなかったようである。

実は、私の泊まってたホテルのボーリング場にも、アリーナスやクリス・ポールなど数人の選手たちが遊びにきたりもしたらしいが、もちろん、練習後にボウリングをして楽しむくらい、全然OKだろう。だいたい、今回のチームUSAロスターでは、ドゥワイトやクリスは20歳で、バーに行って私のように<トロピカル・カクテルちゅー:べガス編>もできなきゃ、カジノにも入れないのだ(笑い)。ボウリングくらいしか、できないんだもんね(笑い)。

「今回の我々は、とても若いチーム。練習の初日に、最年少のドゥワイトに、『お前、いくつだ?』て聞いたら、「ハタチです」って・・・」

コーチKは、微笑みながらそう語るが、その若さを存分に生かした、機動力のあるスタイルにする模様。

「誰も40分プレイはしない。12人全員を使うつもりなので、<スプリント(短距離走)>になる」とのこと。オフェンスでもディフェンスでも、フルコートを走り回るスタイル、かつ、インターナショナル・バスケに対応する練習も行われたようだ。相手チームのゾーン・ディフェンスに対するオフェンス対策として、キャッチ&シュート練習を多くやらせたと。ポストアップーー特にロウポスト・プレイ--は、NBAゲームよりも当然少なくなるはずなので、それよりもロングレンジ・シュート。ディフェンスも、高めでステイさせ、相手のジャンパーに備える、など、やはり国際試合用の適応は必要であるようだ。

このあと第二次セッションで、アウト・オブ・バウンズの際などのセット・フォーメーション等、より深いところを極めていく予定。インターナショナル・ボールを選手たちそれぞれに持って帰らせ、シュート練習をしてくるようにと指示したそうである。

今回、この若いチームにおいては貴重なベテランであるチャウンシー・ザ・ダンディさんが、早めにキャンプを終えることになったが(彼はこの後の全てのスケジュールに不参加)、それでもやっぱり、素晴らしいリーダーシップを発揮していたという。彼がキャンプを去るときに、チームメイトたちに与えたアドバイス。

「これは、決して<個人>のものではない。得点、リバウンド、プレイタイム、すべて何も、気にするな。気にしなきゃいけないことはただ1つだけ、お前らは<U.S.>代表だということ。それをしっかり心に留めて、ここでやるべき自分の役割を果たして帰れ。そうして自分のチームに帰って、今度はまた、そこでの自分の役割を果たせば、そのときチームメイトたちがみな、感心してうなずいてくれるだろう」

--デトロイト・バスケットボールの要チャウンシー、MVPにふさわしい、言葉だ。

そのチャウンシーの後を継ぎ、最年長のボウエンと共にリーダーシップを担えそうなのは、なんとケロ・けろよんだという。なんか、しっかり者だけどまだまだ甘えん坊のところもあるケロちゃんだと思っていたが、彼が今シーズン証明してみせた数々の偉業、メンタルタフネスなどを、チームの皆が認め、リスペクトしているそうだ。

「僕は24歳なんだけどね、このチームでは、えらく年寄りに思えるよ(笑い)」 --By ケロ。

ショーンはヒザのケガでロスター落ち、ということだけど、アマレは残ったんだね。

彼は、ある意味リハビリも兼ねて、サマーリーグも今回のキャンプも参加したそうだったが、順調な回復を見せているとのことで、ひょっとしたら本戦までにかなり状態が戻ってくるのかもしれない。

が、やはり、メディアのほとんど、今回のキャンプの最初の時点では、アマレのことは頭になかった、というところが本当だろう。ケガ前の絶好調の時期--昨年のプレイオフ時などには、何重もの記者たちに囲まれていた彼であったのに、今キャンプの当初では、ざわついているレブロンやケロちゃんから少し離れたところで、1人ポツン、と、誰にも構われずにテーピングを治していた。無精ひげの顔が頭を上げたとき、その光景を見ながら歩いていた私は彼と目が合ってしまったのだが、何か話しかけたく思った気持ちとは裏腹!?に、突然のことで何も質問を用意していなかったのもあって何を言ったらいいかとっさに思い浮かばず、思わずそのまま通り過ぎてしまったのだった・・・情けな(泣き)。

勝手なものかもしれないが、選手たちも、あまりにも騒がれすぎているときにはメディア対応も面倒くさいだけだろうが、厳しいこの世界、故障や不調等でちょっとでも活躍度が落ちれば、いっきに目も向けられなくなることもしょっちゅうで、そうなればやはり、プロ・アスリートとしては寂しく悔しいものに違いないだろう(私が選手だったら、絶対そうだもん)。

黙々と辛い時期を耐えている今回のアマレの目の表情は、ちょうどビンスがケガによる不調、欠場等でさんざんの批判を受けていた時期、折しもアテネ・オリンピックの予選年に、チームUSAがNYでキャンプした夏(大停電はこの間に起こったんですね)、メディアに取り囲まれているアレン王子を尻目に、その横のほうで1人ポツン、と座っていたときの、あのときのビンスの目と同じであった。

メディアだって仕事だから、今注目されている人をカバーしなければならないのは当然だが、でもやはり、以前に良い感じでインタビューに答えてくれ、たとえその間だけでも、温かさや優しさや一生懸命さなど、素晴らしいスピリットとフィーリングをこちらに向けてくれた選手がケガでダウンしているなら、手のひらを返したような態度でなく、せめて<人間的>で温かく、かつ、みじめな気持ちにさせてしまうような変に同情的なものではない、気持ちのよい応援の言葉をかけたい--そう思ったのだが、その気持ちをとっさに行動に移す機転と社交性が、残念ながらシャイな私には足りなかったようであった、はぁぁ。なんとも情けないものである。

とにもかくにも、これで15人ロスター。

このあとチームは、31日から第二次キャンプに入ります。
果たして、エキジビション・ゲームのプエルトリコ戦は、良い感触で勝つことができるのか!?

「俺に、(ジャペンから)電気製品を買ってくるのを忘れるなよ」と最後に言い残したというチャウンシー(笑い)の、このおつかい命令は、いったい誰が果たすことになるのか!?(NBAプレーヤーはみな<アキハバラ>が大好きだぞ)。

カットを噂されながらも、サバイブを果たしたアリーナスは、果たして今回もボウリングにムキになるのか!?

日本語を披露するのが大好き!?--今回も、早くも私に「コニチハ」と「アリガト」を嬉しそうに披露していた最年少ドゥワイトは、果たして最終的に日本行きを手にし、その日本語を実使用できる機会がやってくるのか!?
いろいろいろいろ、またまたまたまた、お送りするので、Don’t Miss Next(^^)!!

July 26, 2006 03:31 PM | コメント (5) | トラックバック (2)

2006年07月20日

チームUSA@べガス!!

空港に着いた途端に、「チンジャララララ〜」という音が鳴り響いてます。

そう、ここはかの、ラスベガス!!
街全体が、カジノなの。空港にまで、スロットマシーンがあるんだよ。そしてなんと、機内でも<ギャンブル>が!!

私のフライトでは、「この飛行機の重さはいったい何パウンドか?」というクイズが出された。一番近い答えを書いた人が、目出たく「おめでとう!あなたには、<ブルーマン>(こちらUSで大当たりのショウ。NY、オフ・ブロードウェイ発です)のフリー・チケットを贈呈です!!」と祝福(笑い)されたのです。

いやしかし、べガスって、そしてUSって、能天気ですなぁ・・・

なぜ私はべガスにいるのかと言いますと、この夏、世界選手権でジャペーン!!に行くチームUSAが、ここでキャンプをするから、その取材のためなのですよ。

でもでも、私がべガスにたどり着くのは大変だったのだ。

連日の猛暑のため、べガス行きの当日には、なんと私のフライトが出るラガーディア空港が一部停電(エアコンの使い過ぎ等から)、各フライトに大幅なキャンセル&遅延が出たのである。

やっと乗ったと思ったら、今度はLA空港にて停電騒ぎ、LAから近いべガスは影響を受け、我がフライトは<ブルーマン>ショウのタダ券を手に入れたWinnerともども、上空で1時間ほど着陸を待機するはめになったのだ。

NYの自宅を出て約11時間後、やっとべガスのホテルにチェックインしたときには、もうフラフラ。「チンジャラチンジャラ〜」の誘惑にも負けず(笑い)、速攻食事&就寝、だったのでした。

チームUSAは、UNLV(ネバダ大学ラスベガス)にてトレーニング・キャンプ。午前と夕方の2回、選手たちは練習をする。

今日、初日の練習会場に着くと、誰かが「ウォー!」とか、「ギャハハハ!」と騒がしくも楽しそうな雄叫び!?を上げている。声の方向をたどって行くと・・・やっぱり、キング・ジェイムス(レブロン・ジェイムス)。ジョークを連発!?しながら、ボールとじゃれている。

レブロンは、年齢の割に凄く大人、とっても<つきあい上手>らしくて、誰にでも好かれる性格みたい。今回のチームUSAでも、ムードメーカーなんだね。あれだけ騒がれている天才なのに、彼を嫉妬して悪く言ったりする人があまりいないのは、その<社交上手>なキャラのおかげなのかもしれない。

ヘッドコーチのマイク・シャシェフスキーは、デューク大学を3度のNCAAタイトルに導いた逸材。昨夜はチーム合流の日、みんなでディナーを共にし、コミュニケーションを図り、意気を高めたそうである。

今回のチームUSAは、ドウェイン・ケロよん(ウェイド)やレブロン、ジャニーズ系キューティーのメロちゃん(カーメロ・アンソニー)、まだまだ若干ハタチのおとぼけドゥワイト(ハワード)などなど、とても若いチームなので、その勢いのいいアスレティシズムを存分に生かすつもりのようだ。

ディフェンスについても、あるメディアがゾーン・ディフェンスの有無について聞いたが、「私のことをよく知っているならば、ゾーンは使わないと分かるはずだよ。マンツーマンのみ」と語っていたので、アグレッシブでハードな1on1ディフェンスを展開する予定なのだろう。

まさかのカンファレンス・ファイナル敗退となった、ピストンズのチャウンシー(ビラップス)。この夏、日本には来ないとのことだったが、このキャンプには顔を見せていた。

デトロイトの青木崇氏によれば、チャウンシー・ザ・ダンディさんは今月の31日に、デトロイトでチャリティー・ゴルフイベントをやるので、第2次キャンプにも参加予定はなし、そして中国から始まるエイジアン・キャンプも、日本も、参加予定はなしとのことだ。

加えて、今回残念なのは、コービ(ブライアント)の不参加決定だよね。

<81点さん>の異名をとった彼の生プレイが観れるのを、日本のみんなもどんなにか楽しみにしてただろう。彼自身も、オールスターで私が聞いたときには、「ジャペンには絶対行くからね!日本のみんなに、そう伝えてね!」って、言ってくれてたんだけどなあ・・・

まあでも、ケガだけは、しょうがない。きちんと治しておかないと、今後の選手生命にも関わるものね。コービの来日は、またの機会に楽しみにとっておこう。

ケロケロ・けろよんは、案の定大勢のメディアに囲まれてたけど、いまだにその素直な感じを失ってなくて、良い。
それにとても、楽しそうである。ファイナルMVPを獲得して、いろいろなことが変わりつつあるそうだけど、ケロちゃんの素直でまじめな感じはそのまま、保たれるだろう。
ジャペンには初めて行くんだって!!楽しみにしてるそうだけど、でもきちんと「僕のファミリーも楽しませてあげたい」てゆってたよ。若いのにほんとにいつも、マイホーム・パパ(笑い)だねえ。

これから25日まで、チームは第一次キャンプ、そのあと少しお休みして、31日から第二次。またまたチームUSAキャンプ情報、お届けしますね!
明日もまた朝から練習。泊まってるホテルにもばっちりカジノあるけど、選手たちも我慢してるので私も我慢(笑い)、ご飯食べてワインでも飲んで早めに寝ますです、ハイ(笑い)。

July 20, 2006 11:23 AM | コメント (8) | トラックバック (0)

2006年07月12日

“The Door’s open for you now”

「さあ、今、ドアはお前のために開かれたんだ」

このドラマティックなフレーズが、誰の、誰にあててのものか、分かるひとー!?

男一匹:力石ベンさんが、ピストンズのルーキー卒業選手、Jason Maxielに言ってあげたんだって。

ジェイソンは、今プレイオフまで、ピストンズのルーキーだった。
ドラフトが終わって、今や2年目選手になったんだけど、今回のプレイオフまでは、ポジションの重なるベンさんが、オン&オフコート共に、良く面倒を見ていたんだそうだ。
ベンさんが最近ずっとお気にいっていた!?i−pod用のスピーカー・オーディオセットを持つのは、彼の役目。

シカゴへ旅立つベンさんが、この後輩と語り、そして、ベンさんがデトロイトからいなくなることを寂しがるジェイソンへ、先輩としてのアドバイスと共に、この言葉を残したのだそう。ポジションが同じ自分がいなくなるから、今度はお前に、スターターへの道が開かれたんだぞ!という意味だ。

NBAは、競争の激しい、厳しい世界。自分がいなくなったら、今度はお前の出番だぞ!!って言えるベテランは、とても立派だと思う。苦労人のベンさんだからこそ、言える言葉ではなかったか。

ベンさんのことを、「お金を選んだ」とか悪く言う輩もいるけれど、ベンさんが養っている家族は、自分のワイフ&キッズ&ママだけでないのだぞ!!NBAの多くの、苦しい環境から来た選手たちはみなそうだけど、親戚中を養っている人だって多いのだ。

親戚中だけでなく、自らの幼なじみたち:ホームボーイズをも養っているのが、<loyalty=忠誠心>の塊:忠ちゃん!?ことアレン王子だが、彼のこの夏の動向は、本当に注目の的である。

今現在、移籍先の噂に挙がっているのは:ボストン、アトランタ、デンバー、ゴールデン・ステイト、メンフィス。もう、どこでも行っちゃいそう!?な勢いで、たくさんのチームが噂に上っている。

しかし、球団GM&プレジデントのビリー・キングは、アレンと電話でかなり感触のいい会話をしたと語っていて、残留もあり得るのか?という雰囲気もないではないが・・・

今日、NYのストリートボール取材に出かけていったら、同じシクサーズのダレンバート君がプレイしていたが、あまりにも楽しそうに若者!?は跳ねていたため、「アレンのトレード、どう思う〜?」という質問は、ついあきらめてしまった。

もうすぐ(7月15日)、アレン王子毎年恒例のソフトボール大会が、DCであるけど、今年は今のところ、RIPやスティーブン・ジャクソン(あの悪党面でソフトボール、っちゅうのがいまいちイメージ沸かんけど、あ、ごめん、彼はでも、話すと結構紳士的で面白いよ)などが予定されているよう。アレンちゃんも、今年はいろいろまたハードなことが重なったから、ゆっくり楽しめるといいよね。

かたや、怒濤のニックスからは、暴れん坊ネイトが、今度はサマーリーグで鼻を折ったそうだ・・・ぷ(笑)。
ごめんごめん、ケガしたのに、笑っちゃいけないよね、でも、きかん気の強いネイトだから、あまりにも<らしく>て、なんか、微笑ましくもある、ていうか。ルーキーとか若手選手って、良い子もいいけど、若いなりの無鉄砲さとかまっすぐさとか、きかん気とか、熱さ、とかさ、持ってていいと思うんだよね。だって、それこそが、若いってことの素晴らしさでもあるんだもの。

「ま、また、けんかで鼻、折ったのか!?」と一瞬心配したけど、どうやらそうでないらしいから、良かった良かった。チームのどたばた劇には振り回されず、来季も元気にプレイしてね。

プレーヤー・サマー・セントラル:つれづれ、でした。

July 12, 2006 03:44 PM | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年07月05日

Busy Summer!!~ベンさんシカゴへ、アレン王子はどこに!?

あああ、ベンさんが、シカゴへ!!

ドラフトも先週終わったばかり、チームは新人たちを獲得したばかり。
だが既に、アメリカ人の一番好きな祝日、と言われている独立記念日で、みんなが花火を観て浮かれている中でも、NBAはビジネスをびしばしとやり続けている。

<ザ・苦労人集団>、男気溢れる硬派なイメージのデトロイトに、硬派の中の硬派である鋼鉄の男:力石ベンさんは、イメージ的にはぴったりはまっていたのだったが、やはりシーズン中からのサンダースとの不仲が効いたのだろうか。デトロイトは、一応ベンさんにも再契約のオファーを出したそうだが、シカゴの額には遠く及ばず。ベンさんは、これまた寒い風の吹き荒れる場所へと、移ることになったのである。

この夏は、かなりビッグな動きが予測される夏だ。

現在までのところでも既に、NYストリートボール・シーンの期待の星:テルファーがボストンへ。かたや同じ病気を持つ子供たちの期待の星:ビラヌエバが、TJフォードと交換でミルウォーキーへ。トロントが、ヨーロピアン初のNo.1ピックになった、イタリア人ビッグマン、アンドレアを獲得したため、ポジションのかぶるビラヌエバが出されたというわけだ。

はたまた、現在のスーパースターたちが皆引退したあとは、まちがいなくNBAを背負って立つことになる(もう十分背負ってるけど)レブロンには、5年間80ミリオン!!の再契約オファー(今日現在、まだ回答していない)。3年目にして、NBAポストシーズンMVPを獲得したライジング・スターのウェイド・ケロよんは、5年間85ミリオン!!(推定)の契約延長に同意(NBAプレーヤーの稼ぎだす額に、改めて目が回りそう)。

NJは、なんと驚くことに、はっぱでサスペンドを食らって、チームのプレイオフに大きく迷惑をかけたアンクル・クリフィと再契約。アンクルは、「とても感謝している。チームの信頼を取り戻すため、精一杯尽くす」と語っている。独立記念日もせめて、お酒飲んで大好きなスシを食べるくらいにしといてね(笑い)。更に、ネッツが今ドラフトで獲得したマーカスは、学生時代に寮のラップトップを盗んで売ろうとしたという(笑い)、プチ・前科の持ち主。こんなに、ちび悪党たちを受け入れてあげるなんて、さすが我がネッツ、なんて懐の深い、優しいチームなんだわ〜(笑い)。かたやニックスは、もう書いたけど、ラリーさんがクビで、アイザイアがヘッドコーチに(付けたし(笑い))。=、ポン吉が残る、ってことだろな。

さて、そんな中、人々の注目は、今オフ最大のビッグ・トレードになるだろうと言われている、アレン・ザ・プリンス。

今までアレンちゃんは、ラリーさん時代には何度もトレードの話が持ち上がったものの、最終的にはフィリーが手放さず、<アンタッチャブル>と言われるプレーヤーの1人だったのだ。アレン自体も、フィリーという街、熱いファンたちを相当気に入っていて、今まで一貫して「生涯シクサーズでいたい」と断言してきた。シクサーズも、このワールドワイドな人気を誇る現NBAジェネレーションのアイコンを、ビジネスを考えて放出せずにいたのである。

ここへ来て、今度はほんとに実現しそうなトレード話が持ち上がってきているのには、アレンの年齢や、チーム改革の希望等もあるだろうが、やはり、今シーズン最後の<ファン感謝ナイト>に現れなかったことで、アレンの強い味方であった地元ファンたちを怒らせてしまったことも、大きく影響していると思われる。
ドラフト前の噂で最も大きかったのは、ボストン。ピアースとのコンビはなかなか興味をそそられるが、しかししかし、アレンちゃんに緑が似合うのか?----いや、彼は緑のスローバック・ジャージーやTシャツやキャップをいっぱい持ってはいるが(笑い)、どうもボストンの街や、セルティクスというイメージじゃないんだなあ・・・なんかこう、土臭くていたない感じのフィリーで、モノトーン基調のヒップホップ・ギアに身を包んで、地元名物のチーズステーキ食べてる感じが、ぴったり似合うのだ。学生の街ボストンで、緑を身につけクラムチャウダーをすするアレン・・・いや、違う、やっぱ(笑い)。

アレン王子に、そして、KG。
ケニオンも話には上っているし、ほんとにこの夏は、プレーヤー・ムーブメントから目が離せなくなりそうだ。

アイザイアがヘッドコーチになる前は、「アイバーソン、ニックス移籍で、ラリー・ブラウンとのコンビ再結成か!?」などと言われてもいたのだけど・・・今やそれはないだろう。ちと、残念。

July 5, 2006 03:52 PM | コメント (8) | トラックバック (0)