Hangin' Around The NBA Wit Kaoru

2006年05月10日

ザ・筋金入り!?カロンくん

接戦の多かったファーストラウンドが終わり、セカンドラウンドが始まっているね!!

今シーズンのファーストラウンドは、見応えのあるシリーズがたくさんあって、面白かったな。
 我がネッツvsペーサーズはもちろんだが(そういえば、RJがケガをした!!第2戦は、危ぶまれているよう。彼がネッツのキーでもあるのに!大丈夫かRJ!?)、サンズvsレーカーズ、キャブスvsウィザーズなども、手に汗握った。

デイモン・ジョーンズやコービのバズ・ビーターも、良かったねえ。<ハリウッド対決>は実現しなかったけど・・・ロンロンPの、「も~う、やっぱりぃ~、はぁ~・・・」というサスペンド(笑い)も飛び出したし、おーそういえば、コービとラジャ・ベルの論戦も巻き起こったね。あのコービが、あそこまで怒りをあらわにするなんて、結構興味深かった。「あのガキのことなんて、僕は知らないから!!」なんて、言ってたよね・・・とにかく、プレイオフとなると、熱い戦いが繰り広げられる。

毎日毎日エキサイティングなゲームがあり、原稿書く時間ありません(大嘘)なのであるが、実はここ2、3日、本当に何もできず、頭にアイスノンをあてて寝てたの。

少し余談になってしまうんだけど、アイスノンをあててるのは<額>ではないんで、<後頭部>なのだ。まあ簡単に言うと、殴られたんである(笑い)。

深夜のハーレム、駅から家に向かって歩いてたら、ブラックのガキ(しかも女)ども4人に因縁つけられてね。最初、歩きながら言いがかりをつけられたときには無視したんだけど、そのあとコーナーを曲がったとこで中の1人が小突いてきたんで、ついついカッとなり「ばかやろう!!何すんだよう!?」って、やってしまったんである。と、前方を歩いていた、最初に言いがかりをつけてきたグループの主犯格みたいなでっかい女が電光石火のように掛け戻ってきて、いきなり頭をボコボコボコ!!っと不意打ちされたのだ。反撃に出ようとしたが(笑い)、なんせ4対1・・・運良く、通りかがりの男性が助けてくれたのだが、おかげさまで警察と病院のお世話に。深夜の病院にかけつけてくれた友よ、どうもありがとう(涙)。

私はといえば、急患待合室で頭にアイスノンをあてながら、興奮して「ちきしょう、あたしがケンカに負けるなんて!!」と、まるで試合に負けた後のボクサーのようにしきりに悔しがっていたそうで(笑い)、後日、「そんな悔しがってる場合じゃ、なかったんだよ。深夜のハーレムで、4対1でけんかして、それくらいですんでラッキーだったんだから。今度からは逃げなきゃ、ダメだ!!」と友に怒られました(笑い)。

そりゃ、そうだなー。以前は何回か銃撃戦に巻き込まれたりしたこともあったが、最近のNYは安全になったと思っていたのだけど、まだまだ油断はならんのう。みんなも、気をつけてね。

というわけで、余談が長くなってしまったが、ゲームを見て興奮するたびに、まだ頭がズキズキと痛む今日このごろ、ちきしょうあのガキども、しかも教会の前で襲いやがって、絶対に神様のバチがあたるんだからな!!とかなんとか、ぶつぶつ言いながら(笑い)、この原稿を書いてます。

ハードな痛みにハードコアな体験(笑)が、ファーストラウンドのシリーズ中、私の目にハタ、と止まった1人のプレーヤーを思い起こさせているんであるが、誰かというと惜しくも敗退してしまった、ウィザーズのカロン・バトラー

ピアースのゲームとよく比較されるフォワードだが、今回あらためて、彼が私の目に印象深く映ったのは、その<気の強さ>。私が銃撃戦に巻き込まれた場面の1つは、ストリートボール・シーンであったのだが、そのストリートボールのハードコアな気性をそのままNBAコートに持ち込んでいるかのような<気>が、彼の澄み切った切れ長の瞳と全身から感じられたからである。もちろん、いい意味での<気の強さ>だ。<どん欲な、アグレッシブな負けん気>と言おうか、「俺の勝利は何者でも阻むことはできんぜ!!」といったような、良いアスリートには必須の<負けん気>が、ストリートレベルの純粋さとNBAプレーヤーとしてのプライドが上手くミックスされた形で、プレイににじみ出ていた。

彼のバックグラウンドを知れば、これは当然のこととも言える。
カロンは、15歳までに15回、拘置所やジェイルに入っている。「小さなころの俺のロールモデル(お手本)は、ピンプにドラッグ・ディーラー。何か悪いことをするのが、かっこいいと思い込まされるような環境だった」。

最大限のセキュリティ・システムを持つ拘置所に入れられたときに、バスケットボールに出会い、そこで初めて、自分の熱意を傾けられる<ポジティブなこと>に出会った。この重犯・凶悪犯用の拘置所の中で、レイプや殺人といった極限の犯罪をまのあたりにし、だんだん目が覚めていったのだそうだ。

ターニング・ポイントは、2週間独房に入れられたとき。
「寂しくて気が狂いそうで、ママに何通も何通も手紙を書いた。内容も、覚えてる。どんなに彼女を愛しているかを確認し、そして、もう2度と彼女を泣かせるようなことはしないんだと、心に誓ったんだよ」
--オプラ・ウィンフリーのTVショウで、彼は涙ぐみながら、こう語っている。

ドラフトされた日、カロンがこの最愛のママに向かって、「ママ、こうなるって俺、言っただろう?」と言うと、彼女は「ベイビー。私はいつだって、この日がくることを知ってたわ」と答えたそうである。

カロンの目に、ただものでない気迫と負けん気が表れているのも、ダテにハードな体験をしてきていない証拠であった。もちろん、<だからみな、若いときは悪いことをしたほうがいいのだ>とか、<こういう体験のない良い子はダメだ>とか、単純なことを言っているのでは、決して、ない。カロンのような体験も、上手くポジティブに生かせることができれば、逆に<強さ>--特にそれが必要なアスリートにとっては、大きな武器にもなり得る--と言いたいのである。

「この子は、ちょっとやそっとのことでは、決してつぶれないだろう。確固とした<強さ>に溢れている」という、頼もしさも感じた。シャープな目の光に、体験が濃いゆえの優しさなどもたたえている。人間のすさまじい底辺や、心の闇を見て来た人物は、そこでいじけて卑屈にならずにそれを上手く克服できた場合、人の痛みや弱さ、苦しみなどを実に良く理解し、他人に対する包容力を身につけることができる。気の強いプレイぶりも見事だし、きっとまだまだ、いい選手になるだろう。

私も、いくつかのハードな体験を、心ならずも!?するはめになってしまったが、起こってしまったことは既に過去のこと、これらの体験にくじけることなく、逆にいい意味での<強さ>に変えていけるように頑張ろう!と、彼を見ていて思ったよ。

May 10, 2006 09:56 AM

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コメント

笑えねぇっすよ、カオルさん・・・^^;

とにかく、お怪我はされたものの御無事で何よりです!!!

でもまあ、カオルさんがいつも書かれているNBAプレーヤーたちの負けん気の強さを、何よりもその筆者が持ち備えているということがわかりました。

ともあれ、今後は記中にもあるとおり、逃げてください。

投稿者 オレ竜ドラきち : 2006年05月10日 15:23

えぇっっ!?!?!?ΣΣΣΣΣ(゜△゜;)だっ、大丈夫ですか??NYは銃撃戦に巻き込まれたりって本当にあるんですね……(ちょっとショック)くれぐれもお大事に&あんまりムリしないでくださいね、ホントに

プレイオフは毎日熱いですね。ピストンズの試合がある時はもういてもたってもいられないので、試合終わる時間を見計らって即ケータイで結果チェック!今日も勝ってこれでキャブズに2-0で差をつけたわ~。ベンさんもディフェンシブ・オブ・ザ・イヤーを獲得したので(オメデトウ!)、このまま優勝まで突っ走ってもらいたいです!!

投稿者 Blue : 2006年05月10日 18:44

ちょ・・チョット危ない事は止めてください!!
4対1にも拘らず、何ですかそのハードコアな対応は(笑)

ファンなんで、心配ですよ~。

お大事に!!

投稿者 darcy : 2006年05月11日 10:46

ハーレムでやられましたか…まだまだ安心して歩ける街ではないですね。
俺はステイプル センターでレイカーズvsサンズの6戦目を見に行ったのでですが、初めて駐車場でホームレスに絡まれました(涙)
あそこって周囲の治安が余りよくないし、すぐそばにもホームレスがいたりして、日本人的にはちょっとびびりもんなんだけど、今まで経験した事が無かったので、超ビビリました。
(だってすっと何処からともなく現れるんだもん)
ステイプルへ行く人は、必ずS20か$15の駐車場に留めましょう!
やはり値段と安全は比例しています。
(ちなみに俺は$15隣の$10に留めたんだけどね…)
カオルさんもご自愛下さいまし…

投稿者 エア ジャイアン : 2006年05月11日 12:24

NBAの特に悪役的英雄などはいじけねえ奴代表(笑)ですよね?
薫さんのMyMenに取材する時など今回の件伝えてみたらいかがでしょうか?きっとシンパシー感じるんじゃねえかと思います。

投稿者 ラシード・スマイル : 2006年05月11日 22:23

みなさん、すいません、コメント欄ではほんとうにご無沙汰してました。kaoru本人でございますが(笑)、誕生日のお祝いの言葉や、そして今回の頭殴られ事件!?へのお見舞いの言葉など、ほんとに、ほんとに、ありがとう(涙)と言いたくて。故郷を離れて遠い外国に長年暮らしておるので、こういう温かさにとても弱く(笑)、思わずじわ、ときちゃいました。Thanks a lot!!もちろん、コラムに関しての感想や意見、皆さん1人1人の個性的な考えなども、いつも楽しく、興味深く読ませてもらってます。
いっぺんにひとつ、のことしか考えられないトロ子(泣)の私は、ついつい忙しくなると皆さんからの質問への答えやお礼なども遅くなってしまって、ごめんね。でも、これからも、何かおもいついたら、どんどん送ってください。
さて、プレイオフは毎日盛り上がっているけれど、各個人賞も発表になりました。たいてい予想通りだったかな?みんなの好きなプレーヤーは、受賞したでしょうか。
ファイナル、チャンピオン。うーん、私は、というか、私をも含めて、今季はどの記者も、まずピストンズースパーズでピストンズだろう、って言ってたけれど、セカンドラウンドを見ているとダラスにもチャンスがあるように思えて来た・・・まあ、優勝は「戦う男集団:ピストンズ」だと思うんだけど!!今年も、「さなだのトロピカル・カクテルちゅープラン」は、無念にもならず(泣)と思ってます。地元チーム、NJにも、もちろん頑張ってほしいけどね!!
明日は、ホームに帰ってくる彼らを観てくるよ。シャック・ダディの大きさに、また口があんぐり、なることでしょう。パットおじさまの、眉間にしわをよせたお顔もまたダンディ・・・なーんてアホなことを言ってないで、ちゃんと、取材してきますから(笑)。
帰りにはまた、けんかを買わないようにしなきゃ(笑)。頭が痛くて、大好きなワインも飲めない今日このごろです。みなさんも、くれぐれも気をつけてね!!

投稿者 kaoru : 2006年05月12日 13:58

薫さん、お怪我の具合はいかがでしょうか?
順調に回復されることを願っています。

しかし、プレイオフ、面白いことになっているようですね。
薫さんの優勝予想はピストンズですか。う~ん、やっぱり、ピストンズですよね。色々な意見があるとは思いますが。
でも、6月16日現在で、なんとキャブスが2-2のタイに持ち込んだという事なので、これはキング相手に苦戦してるのかな?と思ったりもしています。
質問に答えてくださってありがとうございます!

一方、西はマブズが3-1でスパーズ相手に王手をかけたということなので、正直びっくりしています。薫さんの予想は当たったようですね。さすがです。

実は、僕は大学に通ってまして、14日に司法試験の択一試験をまぐれにも突破してしまったので、これから2ヶ月、論文試験までは自習室にこもる事になりそうです(汗)

それで、おそらくはここも覗けそうにないので、最後に少し長々と書いてしまいました。すいません;;

本当にいつもいつも面白くて心に響くリアルな記事をありがとうございます。
NBAのブログの中では絶対このブログが一番面白いと思います!
では、なるべく危ないところに行かないように気をつけて(といってもなかなか難しいのでしょうけど)頑張ってください!

投稿者 こころここにアレン : 2006年05月17日 02:24

お怪我の方、大丈夫ですか!?

日本にいる私にはいまいち状況が想像できないんですけど
とにかく大変なめにあいましたねぇ。
お願いだから無茶だけはしちゃダメです。
みんな心配するですよ~(>。<)

ネッツがプレイオフから消えてしまいました・・・。

大型トレードの話がありますがどうなんでしょう?

投稿者 robin : 2006年05月17日 17:29