Hangin' Around The NBA Wit Kaoru

プロフィル

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★真田薫(さなだ・かおる)
 埼玉県出身、NY在住。故障のため、バスケットボールを断念。R&Bシンガー「Cheyenne」として97年デビュー。アルバムリリースやライブ活動のかたわら、ラジオ番組のMCも手がける。00年からNBAを精力的に取材。

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2006年03月29日

モデルにナレルカナ

なんとも不思議、摩訶不思議? というゲームが、昨日あった。

マイアミ、デトロイトとカンファレンスの強豪をまたもや下し、現在、調子がうなぎ上りの我がネッツ。西の強者:ラン&ガンニングと3Pを武器とするサンズを迎えることとなった。折りしも、アマレ(ストウダマイヤー)が戻ってきたばかりとあって、記者団も多く、久しぶりにバスケット裏ではなくアッパー・プレスボックスに回されてしまうほど。しかししかし、フタを開けてみたならば、驚きのワンサイド・ゲームといおうか、昨日ネッツが戦ったチームは、いつものサンズではなかった。

まず、残念ながら、アマレのヒザは全然完治してなかった。飛べない、走れない、本来のスピードの半分も出ていない。痛そうにノロノロ走っていく彼を見て、みんな心配顔。結局、14分ちょっとプレーしたにとどまり、2リバウンド、0得点。

でも、問題はアマレではなかった。ネッツのディフェンスだって良くなっているが、しかしそれで完璧に封じ込まれた訳ではない。サンズは、スターター、控え共に、普段はスウィッシュできるはずのジャンパーも全く入らず、それどころかノーマークのレイアップすらボコボコ落とすありさま。ナッシュ、ティム・トーマスの2人も0得点、まともだったのはマリオンくらいで、FG%は26.8%。「ファーストハーフが終わる頃、スコアボードをふっと見たんだけど、ん!? あれ!? え!?て、驚いたよ(笑い)」とゲーム後に語ったのは、ビンス。あのサンズが、ニックスじゃああるまいし、前半で31点しか取れなかったのである。

最大で42もの点差がついた、何ともおかしなブロウアウト。NJの地元メディアから選手まで皆、「いったい、何が起こったんだ?」と不思議がっていた。

何とも心配なのは、未来を嘱望されるスター、アマレの故障。先日も、オールスターにもなったことのあるマッシュバーンが、結局故障から復帰できず引退したばかり。アマレのしょんぼりした顔を見ていたら、ケガでプレーヤーを続けられなかった、自分の切なかったフィーリングを思い出してしまい、「どうか早く治ってほしい」と願わずにはいられなかったよ。

さて、昨日はそんなことがあったが、先週の金曜日には、フィリーまで行ってきた。

NYからフィリーに行くのにはいろんな行き方があり、一番楽でスムーズなのはアムトラックを使うこと(選手たちも、NY-Phila、NY-ボストン、の移動には、飛行機ではなくこの電車を使うんだよ)。だが、サバイバルなワタクシ!? は通称チャイナタウン・バスという、かなーりゲトーでハードコア!? なバスをよく利用している。とっても料金がお安いのだが、その分運転はメチャ荒い。この日も、チャイニーズ版バッドボーイ!? な若者の『Shit!!」『Fuck!!』連発の運転で、しかしだからこそムチャ早く!! フィラに到着。おまけに出発前には、なんか一番偉いのだろう、カウボーイハットをかぶったチャイニーズのおじさんが出てきて、チョコを配ってくれて丁寧にご挨拶!? まで。「みなさん、ご利用ありがとう。ボン・ボヤージ!!」・・・片道15ドルのギャングスタ・バスで、ボン・ボヤージ、とは(笑い)。しかし、一生懸命ビジネスをがんばっている感じが気持ちよく、私的には二重丸、であった。

まずシクサーズのロッカールームに入っていくと、クリス(ウェバー)が着替えをしていた。この人は、もうほんとにジェントルな人で、いつでも白い歯キラリ!! の優しいスマイルを返してくれる、人気者だ。「ちょっとはフィリーにステイするのかい? え、今日だけでNYに帰っちゃうのか。いいねーNY。ああ、NYが恋しいなあ・・・」。クリスはNYが大好きなのだ。タイラ(バンクス)と仲良くデートしているとこも目撃されてるし、私なんて、おそらくそのタイラと行ったのであろうが、「NYのおいしいスシ屋を教えて~」と彼に頼まれ、リストアップしてあげたこともある。アツカン(ポン酒ね)が好きだというクリス、もうすぐプレーオフなんだから、あまり飲み過ぎずに頑張ってよね。

この日は全然格下のオーランド戦だったが、アレンのシュートが全然決まらず、シクサーズは負けた。

ゲーム後は、これまた未来のスター、そしてこのゲームで19リバウンド、15得点、5アシストといい仕事をしたドゥワイト(ハワード)のところへ行ってみる。しかし、ボールを持ってないときの彼は、まだまだ本当にお子様!? で、キュートである。着替えの最中に、ある男性記者に「キミはモデルにもなれるね」とおだてられていたドゥワイトは、「えー、そうかな?」とちょっと照れたかと思うと、何回か取材していて顔見知りであり、そしてその場でただ1人の女性記者であった私にクルリ、と向き直り、<ワーイ!! うれし!!>という表情でドバー、と両腕を広げて

「どうかな、ボク、モデルに、なれるかナー!?」

・・・我がニックスにも「小学校1年生」がいるが、オーランドにも(笑い)・・・

私のYes or Noを真剣に待っている様子に、そりゃー「いいえ、なれそうにないわね」とは、言えないではないか。まあ、背も高いし、もちろん鍛えているし、モデルにだってなれるだろうけど、当分はバスケに専念しておくれ(笑い)。「世界選手権では、日本のみんなが楽しみにしているよ」と、言っておきました。いや、言っておいただけでなく、彼は本当に今後まだまだ伸びていくだろう、恐ろしい才能とポテンシャルを秘めた選手なので、まだ知らない人はぜひチェックしてみてね。「わあ、モデルみたい!?」と言ってあげると、大喜び間違いなし(笑い)。

March 29, 2006 12:05 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年03月22日

シャッQダディ

怒濤のニックス、ピストンズに勝ってしまった!!(まあ、マイ・メン・ラシードが退場食らった、てのも大きかったけど)と驚いていたのもつかの間、本日はラプターズに負けました、とほほ。

しかも、最後のクラッチタイムでは、ラリーさん、なぜか4ガード+1G/F、いわば「5ガード戦法」とまで言えてしまうラインナップを敢行。ポン吉+ちびっこネイト+ケロ・スティービー+癒し系ナイスガイ・ジャマール(クロフォード)+欽ちゃん!?ことキンテル・ウッズという、恐るべきスモール・ラインナップ。

「ああ、あれね。わしゃー今、いろいろなことを試してみたいんだよ。いわば、全瞬間がオーディション、とも言うか」と、ゲーム後に説明していたラリーさん。まあねえ、来シーズンに向けての試行錯誤をしてるんでしょう・・・。

ところで、今夜のゲーム、また渋いところでいい働きをしていたのがキンテル。ニックスが3つ目のチームであるこの人は、アスレティックな上になかなかディフェンシブ。リバウンドも良く取り、目立たないが、現在のニックスの中ではかなりラリーさん好みのプレーヤーと言える。本日は、15得点10リバウンドのダブル・ダブル。ちなみに、私は偶然にも今日、ゲーム前に彼に初めてインタビューしてみたのだが、そしたら絶好調だったので、記者仲間やニックス・スタッフに「やっぱ、私がインタビューしたからあ」などと冗談を言って、「クレイジー・・・」と笑われていたのだった(笑い)。しかし、ほんとにキンテル君、プレイタイムさえもらえれば、いい働きをする選手のようだ。まだ知らない方々は、チェックしてみて。

しかしこの1週間は、我がNYエリアに、スター選手が続々とやってきた週だったなあ。

NJには、かのゴージャス・コービ&いまやゲトーのブラック・キッズたちからも、「Dirk is my man!!」と言われるほどのリスペクトを得ているノビ・のびつき、そして先日は、マジソンスクエア・ガーデンにシャッQダディが。

<ダディ>というのはちなみに、スラング的使われ方の1つには、<父>が代表するイメージ。要は大きくて頼りがいがあって、だからこそ彼の言うことには従わねばならない<家長>的存在の男、というのがあるのだが、シャッQの場合はもちろんこれ。

彼は体が大きいだけでなく、<何を言ってもやっても許される御大>、日本の演歌界で言えば<北島のさぶちゃん>的な、NBA界の重鎮なのである。アレン(アイバーソン)が王子なら、シャッQは大統領、といったとこですかね。オールスターで見事にふざけても笑って許されるのは、この人だから。「俺がビッグ・ダディ。ドン・ダダだ」--ダディの有名なコメントです。

チャンピオンリングも、MVPも、オリンピックの金メダルも、何もかも手に入れて、あとは引退して<おまわりさん>になるのを夢見ているダディ。でも、彼だって、苦しい少年時代があったのだ。

NJはニューアークの、貧しい環境に生まれたダディは、今は少し和解したとはいえ、<本当のおとうさん>とは話さない。彼の実の父は、ダディが生まれたばかりのころ、彼のママを捨てて家を出てしまったのだそう。苦労した彼女はそのあと、違う男性と結婚した。「俺の<ダディ>は、俺を育ててくれた義理の父だ。遺伝学上の父?・・・俺をこしらえたがな」--彼の怒りは深かった。

ダディはラッパー<ディーゼル>としてもデビューしていて、機転の良さが表れたインテリジェントな歌詞でなかなか好評なんだけど、作品中にも実の父を批判したものもある。<Biology didn’t matter(遺伝子なんて関係ねえ)>という、タイトルの曲。

シャッQダディは赤ちゃんの頃から大きくて、彼を抱いて玄関のポーチでいつもくつろいでいたおばあさんは、通りすがりの人々に本当によくびっくりされたそうだ。「まあぁぁ、大きい赤ちゃんねえ!!」

シャッQの実の父に捨てられて苦労してしまったママ;ルシールは、幼い頃の彼を連れてバスに乗るとき、いつも彼の出生証明書を携行しなければならなかった。彼は既に8、9歳に見えたので、そうではなくてまだタダで乗れる年齢なんです、というのを証明するためにだ。

生まれた頃から人並みはずれて大きかったシャキール少年は、ある時期はそのサイズゆえに、皆が彼を怖がり、敬遠し、仲間に入れてもらえないという寂しさを十分に味わったそうである。あるとき、彼はこんなコメントもつぶやいている。「俺は、自分が醜いモンスターだということを知っている、だから、ドン・ダダにならなければいけないんだ」。

私も、かれこれNBA取材を6年間やっていて、もちろんゲームやオールスターなどで、ことあるごとに<生ダディ>を見ているのだが、今回彼がやってきたときには、私はたまたまペタンコ靴をはいていた(いつもは、背の低い私は選手たちにマイクを向けるのに背伸びしないでもいいように、ヒールの高い靴をはくことが多いのだが、この日はダブル・ヘッダーで長い1日を見越して、ペタンコだったの)。

ふとした瞬間にダディと目が合い、そのまま私の目の前にやってきたダディのあまりの大きさに、今更ながら「はぁ~・・・」という感じでポカン、と口をあいて、失礼なことだが彼を見上げて凝視してしまった。そんな私を見て、ダディは「あれまあ、この子は」という表情で、「ハ~イ」と声をかけてくれたのだが、以前には、チャイニーズ・メディアと思われて「ニイハオ」と言われたこともあったのです。今回は英語(笑い)だった。

ちょっとして、ダディの幼少期のエピソードを思い起こした私は一瞬、「しまった、昔のダディがさんざん傷つけられていたろう、<信じられないくらい大きいもの>を見る目を、私は投げかけてしまったのだ」とすまなく思ったが、しかし直後に思い直した。「彼はもう、全然そんなこと、気にしちゃいねえ、っていう、余裕の表情だったよな・・・それどころか、ポカンとしてる私を面白そうに見てたっけ」と。

もちろんこの日も、我が弱小ニックスをこてんぱんにやっつけてくれたダディ。ゲームの間中、「誰か、ダディを止めてよ・・・」と力なくつぶやいていた私だった。

<豪傑>という言葉がある。今のダディはまさにそれだ。

リーグの誰かが苦境に陥っていると(犬猿の仲のコービを除いて)、すぐさま助け舟のコメントなどを出して救ってあげるダディ。フロリダではダディの向かいに住んでいるという、いじめられっこの我がネッツのビンの介も、いつも助けられている。

ユーモアがあって、豪快で、余裕のよの字をぶっこきまくりのダディが大好きな私だが、今や彼を嫌いな記者なんて、聞いたことがない。なんというか、器が大きい、<真のスター>なのね。自らがおどけてみせ、皆を笑わす、ということを難なくやってのけ、しかも決して卑屈ではない。誰もが彼の言葉に、なんだか納得し、感心てしまう-名実ともに<プレジデント>な、優しき大男なんである。

March 22, 2006 04:22 PM | コメント (8) | トラックバック (0)

2006年03月15日

NBA史上最短記録

PCはやはりもうダメのようで、現在新しいものを探しています(泣き)。なんせ、原稿地獄をまずは生き抜くことがプライオリティだったため…この現代に、パソコンなしの生活って本当に大変なことだったのね。

さて、オリンピックで話題のアレン(・アイバーソン)は、なんとその後頑張りすぎたのか、ケガしてしまったね。数ゲーム、休まなくてはならないようだ。皆さんからもいろいろ意見いただいた、ありがとう。

チームUSの最初の上陸地は、北海道だ。私ももちろん、取材に行きたく思っているが、さいたまでのファイナルだけになっちゃうかな…まあ、スーパードームは我が実家からは10分のホームタウンであるからして。みんなもチケット、お忘れなく!!

こちら怒涛のNY、昨日はナゲッツがやってきた。

オリンピック代表候補にも選ばれているメロちゃん(カーメロ・アンソニー)は、相変わらずのアイドルっぷりで、話を聞きにくる記者が後を絶たない。しかしメロっちは、なんかあるとすぐ、脱ぐ(シャツをだよ、上半身だけ)。カラダ自慢!? であるらしい。まあ、アイドル顔のカワイサなので許すが、ちょいナル(シスト)で名高いメロちゃんだ。

かたや、いまだNYでは大人気のキャンビーも、相変わらずの歓迎されぶりで、楽しそうであった。ネッツ・ファンの心から離れないK-Mart(ケニオン・マーティン)は、ケガしてしまって途中からプレーできず。ルーキー教育係で、NBAプレーヤーみんなの母であるクリスティンさんに慰めてもらっていた。そういえば、メロもシラキュース大だし、ナゲッツってNYと関連のある選手が意外に多いのだな。

そして、いつものように、ニックスは負けたが、いくつかの新らしい話題が。
オールスター以来、ずっとインアクティブ・リストに入っていたネイト(・ロビンソン)が、昨日はアクティブ。ゲームに登場するたびに、観客から大きな声援が巻き起こっていた。ネイトのやつ、ゲーム前には「ハ~イ、あれ、今日はポニーテイルなの~?」と言って私の結び髪を引っ張って遊ぶという、「んもう、小学校1年生かいな~(苦笑)」というイタズラをやらかしていたが、ご機嫌のワケはこれだったのか(笑い)。

ご機嫌のルーキーを尻目に、こちらは不機嫌絶好調のフランチャイズ・プレーヤー:ポン吉。

「俺ぁもう、<俺でない>プレイはやめた。また<俺らしく>、プレイする。<スターブリー>らしく、な」。

ブラウン・コーチの言う通りのスタイルでプレイしようと懸命に努力しても勝てず、ときにはそれでも非難の言葉がラリーさんの口から漏れるのに業を煮やしたポンは、思わずこういう発言をしてしまい、またまた地元紙からたたかれまくったのである。「高校生ではないのだから…」と。

そういえば、ちょうどアレンちゃんもおんなじセリフを、ラリーさんには何万回も言い放ってたっけなあ(笑い)。

記者たちの注目は、果たしてポンが<スターブリーらしく>プレイするのかどうか、に集まっていたが、ゲーム後の囲み取材。番記者の1人がまず口火を切り、「Did you プ…」までを言い終わった段階で、ポンのすばやいセリフが飛んだ。

「ノー・コメント」。

思わず静まりかえる、ロッカールームの1角。その後2,3問であっけなくセッションは終わり、ポンがその場を離れたとたん、番記者たちは騒然!!

「キミ、プ、までしか言ってないよな、<ステフ、君は、プ>、これだけだろ!? そこで、ノーコメント、と来るとは!?」

…PRは記者たちにクレームを受けて大変。

「ああ、またウチのポンちゃんがやってくれた(泣き)」という感じで、私はそんな騒ぎを見ながら思わず口がポカン、と開いたままになっていた。「Did you play like Starbury?-スターブリーらしく、プレイできたのかい?」という質問を見越して、また<NO.1PG発言>のときのようにイヤミを言われ、からかわれるのが、心底嫌だったのだろうことは、わかるけれども…。

その後、さすがに悪いと思ったのか、照れ笑いを浮かべたポンが、廊下でその<Did you プ>の記者の肩を抱いて「エヘヘ、ごめんよ、だって、どうせ、<その>質問だったんだろ!? 俺って、鋭いからぁ~」などと冗談交じりに謝っていたが、それを聞いていたまた別の記者が、
「さっきの<ノーコメント>を繰り出したクイックさは、NBA史上最短記録だぜ、ステフォン。コングラチュレーション!!」と一発皮肉をかましていた。

さすがNYの敏腕記者。その文面と同じように、スパイスの効いた皮肉ぶりは超一流だ…などと変なことに感心してボー、と立ち尽くしてしまった私の頭を、後ろからコツンとどつくポン吉。あのなあ、キミのことをみな心配してるのだよ、あの記者たちだって、あれでも…と思わず言いそうになった、ワタクシでした。

昨日はNYにお泊りだったナゲッツの面々と街に繰り出したのだろうけれど(特に、パーティー好きのメロっちは、NYでよくクラビングしているよ)、もうホント、なんでもいいから、<よく遊んでよく学び>、レギュラーシーズンあと残り20試合、少しは勝ってくださいね、もう、ニックス(泣き)。

March 15, 2006 09:59 AM | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年03月10日

まっくらMy Heart&アレン心

更新遅くなってごめんなさい!

なんと、我がPCに水がかかってしまったの(泣き)・・・て、すっとこどっこいな私のこと、自分の不注意で、かけちゃったんだけどね。その瞬間にまっくらになった画面と同様、まっくらな私の心。

そして、夜が明けてすぐにリペア・ストアに電話して症状を伝えると、「あああ、そりゃ~危険ですねぇ~、おそらくおだぶつでしょう、買い替えですねえ」との、非情なコメント・・・(号泣)。焦ってなんとか立ち上がらないか、とジタバタ試したせいで、完全にショートした模様だという。がっくり肩を落として、友人やら市中のネットカフェ(しかもこちらでは日本語を使えるとこを探し回らなければならない)を走り回っていたんです(もうフラフラ)。折りしも原稿地獄の真っ最中。そんな私の<びっくりがっくり・アクシデント>が何らかの刺激と変化を与えたのか!? なんとニックスが勝った(驚き)。

なんだかもう、負けるのが当たり前になっているニックスが、立て続けに2勝したのだ。そんな中、昨日は毎年恒例の<ニックス・ボウル>、これは、お金持ちのファン(チケットは1枚500ドルくらいするから、まあほとんどのお客さんはシーズンチケット・ホルダーね)が、ニックスの選手たちやニックス・ダンサーズ、モデルさんたちなどと一緒に、ボウリングをできるというもの。一緒に写真も撮ってもらえるし、サインももらい放題、選手に話しかけ放題の抱きつき放題!? という、ファンにとっては夢のようなイベントだろう。

しかし、選手たちにとっても、キレイどころのモデルさんたちに大モテモテ! で、電話番号をねだられたりなどた~いへん、鼻の下下がってる率多しである。ちなみに昨日も、某ルーキーくん、モテてましたぞ。私も毎年取材&フリードリンク目当て!? で行っているので、ボウリング上手な選手に驚いたり、ポン吉が己の下手さ加減を見せたくないために、「ふん、俺様はボウリングなんてしねえのよ」とふんぞり返ってかっこつけてる様子に噴き出すのも恒例だ。俺様スターブリーは、モデルさんにもデレデレだが、相変わらずお子様たちに大人気で、「ポン吉お兄ちゃん!!」と囲まれては楽しそうにサインをしてあげていた。

ボウリングのあと、選手たちはさらに遊びに繰り出した模様。というのも、今朝、元祖ケロ(スティービー)のインタビュー・アポがあり、ニックスの練習施設まで行ってきたのだが、いつもの大きな目がトロン、と半分くらいになってて、あくびをこらえながら「ごめんね」と謝り、昨晩、皆で遊んだことを白状してくれたのだ。ま、弱いとはいえ新しいメンツの多いニックス、親睦を図る!? ためチームメート同士ハングアウトすることも必要だろう。

さてさて、ところで。

皆さんからもかなり反響のあった、この夏の日本での世界選手権、さらには08年のオリンピックにつながる代表メンバーの候補の発表がこのほどあったけれど、やっぱりアレンは入らなかった。私もがっかりだし、それになんとも腑に落ちない思いだ。

こちらUSのメディアにも同じ感想の人がたくさんいるらしく、先日のシクサーズ戦を放映したabcの実況&解説者たちも「要は、リーボックやアディダスの選手はいない、ってわけだね」と皮肉を言っていた。今、ちまたに流れているうわさは、「このたびのスポンサーがナイキなので、代表になればかなりのリーボック・ジ・アンサー・ギアを売り上げることになるだろうアイバーソンは選ばれなかったのだ」というもの。どこまでが真相なのかは不明だし、断言は避けたいが、もしもこれが本当なら憤慨ものだ。少なくともこんなうわさが流れるくらい、多くの人々がアイバーソンの代表候補漏れに疑問を抱いているということは事実といえる。

年齢? チャウンシーだって同じ年だ。プレー・スタイル? 確かにアレンちゃんはインターナショナル・バスケスタイルのプレーヤーではないが、ここ1、2年の彼の完成度の高まりは素晴らしく、いまやすべてにバランスの取れたコンプリート・プレーヤーであって、オリンピックを戦い抜くのに強力な戦力となれると私は思う。そして何よりも、多くのスター選手が辞退している中、もう最初から「金メダルが欲しい、選ばれたら絶対に出る」と意欲を見せていたただ1人のスーパースターではないか。
そんな彼がはずされるというのは、どう考えても誤ったチョイスではなかったか、と私は思っているが・・・。

アレンの選手寿命は、もうあまり長くないだろう。08年のオリンピックが、最後のチャンスだったはずだ。残念でならないよ。

March 10, 2006 11:09 AM | コメント (9) | トラックバック (1)

2006年03月01日

???ニックス&USバスケットボール

みんな、オールスターはそれぞれ楽しんだようだね! 良かった、良かった。
ほんとに、サンデイ・ゲームは<デトロイト・バスケットボール>対ウエスト・オールスター、って感じで、私も思わずあの、「ディーートローーイ、ばすけっぼーーー!!」を何度も歌ってしまったよ。

それに、イースト&ウエストのあのダンスも、可愛かったよね! イーストのほうは、故障で欠場したジャーメインの代わりに結局スターターになったビンちゃんと、MVPレブロン、2人のダンス上手が張り切ってたし(ビンスはゲーム中も、タイムアウト時やなんかにちょっとご機嫌な曲が流れるといつでも踊り出すんだよ)、ウエストは、あのヤオヤオがウェ~~ブ! てのがもうなんとも、味あった~。

というわけで、オールスターの余韻にまだまだ浸っていたかったのに、帰ってくるなり早々、ヒューストンの酔いが一気に冷めた。

なぜならば、<お家騒動>の続くニックスがまたもや! 話題騒然、批判相次ぐ! ビッグ・トレードをやらかしたからだ。

ドウェイン・ケロケロよりも随分前に、私が「ケロっぴ」と勝手に名づけていたスティービー(フランシス)が、NYにやってきた! 気さくな性格のスティービー、私としても人間的にはとっても大好きな選手だけれど、このトレードには??? なんだってまた、ポン吉と同じようなタイプを? 地元紙をはじめNYのメディアも大騒ぎ。「ニックスは遂に気が狂ったのか!?茶番だ」とまで酷評する記者も続出。「来シーズン、マーブリーを放出する準備か」とも、ささやかれているし…。

トレード後のウィザーズ戦、スパーズ戦と、予想通り!? の連敗街道まっしぐらのニックスだが、スティービーのチームに対するアジャスト度は、まだ何とも言えない。基本的には、ポンが1番、元祖ケロが2番。しかしセットによっては、これをスウィッチ。ジェイレンも1番、2番と何でもこなせるから、現在のニックスは<ガード満載状態>、ダンク・チャンプに輝いたのもつかの間、ちびっこネイトがインアクティブ・リストに入れられている。

<元祖ケロ>スティービーは、実はお話好き。メディアへの対応も嫌いではないし、結構な目立ちたがりだから、NYには向いていなくもない。厳しい批評にもへこたれないしね。<スーツが基本>のニックスで、早速クリーム色のスーツに水色のマフラー&シャツを合わせて、とってもお洒落だったよ。

もう1つ、私の目&耳を疑わせた最近のニュース。

アレン・ザ・プリンスが、なんと次回のオリンピック・メンバーから漏れたというのだ!

アレン本人は、「俺はゴールド・メダルが欲しいんだ。選ばれたら、必ず参加する」とコメントしていたほどやる気を見せていたのに、結局選出されそうにないというのである。正式発表はまだだけど、アレンは既に「オリンピック参加に興味を示してくれて感謝します」という、いわば<君は惜しくも選に漏れました・やんわりノーティス」を受け取っていると言う。

どうして??? 納得できない。

アレンは今やプライムタイムの選手だし、2008年のオリンピックまではまだまだフル・エナジーでプレーできるはずだし、何といってもNo.1の人気を全世界で誇る選手。30歳になった今、言動にもなんら問題ないし、彼の恐ろしい<闘魂>と<負けず嫌い>は今更語るまでもなく周知のこと。金メダル奪回必須のUSにとって、彼のメンタル・タフネスも必要なはずだ。

私のように、周囲ががっかりするのもそうだが、本人はかなりがっかりしてるようだ。

「俺のことを考慮してくれて、ありがとよ。さあ、今からは、子供たちと十分にゆっくり過ごせる夏が来る、てことで」。

???の続く、ここ1週間のNBAでした。

March 1, 2006 12:46 PM | コメント (16) | トラックバック (1)