Hangin' Around The NBA Wit Kaoru

プロフィル

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★真田薫(さなだ・かおる)
 埼玉県出身、NY在住。故障のため、バスケットボールを断念。R&Bシンガー「Cheyenne」として97年デビュー。アルバムリリースやライブ活動のかたわら、ラジオ番組のMCも手がける。00年からNBAを精力的に取材。

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2005年11月30日

おとぼけ記者珍道中&New Faces

さて、シーズンが開幕して約1カ月がたったけれど、真田記者は相変わらずのボケぶりである。

つい先ごろは、<真田流インタビューの仕方>などを偉そうに語っていたわたくし(笑い)だが、いやはや、やはりインタビューというのは、そう簡単なものではない。囲み取材でさまざまな記者の質問を聞いていると、だれのどんなところがうまいのか、勉強になる。

まず<うまいインタビュアー>というのは、実に<うま味>のある質問を作り出してくる。聞いている内容は同じでも、使う言い回しや声の調子などで、思わず選手がしゃべりまくってしまうようなムードを生み出せる。そして、これだけのスキルがある人は大抵、1回目の質問でイマイチの答えしか引き出せなかったとき、実は同じ内容の質問を違う言い回しでもう1回出し、最終的にはその選手のイキイキしたコメントを引き出せる能力もあるのだ。

思うに、こういう<敏腕記者>たちは、聞く対象のキャラやそのときの機嫌などを心得ていて、機転が利けば、心理を読むのもうまく、ズバッ! とツボに切り込んでいける技もある。例を挙げるならば、元AP通信の記者で現在、ESPNコムのクリス・シェリダンは素晴らしい、熟練の聞き手だ(クリス、ホメてるよ! 日本語読めれば、いいのにな(笑い))。

そういった<敏腕記者>たちが、私が思いきって繰り出した質問を聞いて、選手が答える前に一斉にレコーダーを引いていく、あのこっぱずかしさ…とほほ。前に書いたように、1on1に持っていくためにわざわざそういう質問をはさんだ! という時は計算通りだからもちろんいいのだが、これが実は<自分的には素晴らしく気張ったつもり>の質問だったりすると、がっくり(泣)。「あれ、私の質問、そんなにくだらない!?…」てな感じで。

その他、ちょっとした勘違いからとんちんかんな質問をしてしまうこともあるし、はたまた大事なインタビューが、レコーダーの不調により録音されていなかった、という大泣き!? の事態も経験した。

この間は、トロント時代からあれだけ何回もインタビューしていて、データを知り尽くしているはず、のビンちゃん(ビンス・カーター)相手にちょっとした計算違い。「今回はビッグインタビューだから、私もプロフェッショナル、って感じでいきたいものだわ!」と気張って、「さてビンスさん、キャリア7年目を迎えたあなたですが…」と気分はFox Newsのお姉さん!?クールに切り出したつもりだったが、私がいつになく気張ってカッコつけてることも分かっておかしかったのもあるのだろう、「8年目、8年目だよ、ぷっ」とご本人に笑われる始末・…。

<真田記者のNBA珍道中>、まだまだ続くようだ(笑い)。

さてそんな中、今回は我がニックスの話題のニューフェイスをちょっと紹介しときましょう。

身長5.9(175センチ)。小さな体に大きなハート、この体格でビッグマンの頭越しにダンクを決められるので有名なルーキー、ネイト・ロビンソンだ。

先日のニックス-シクサーズ戦では、アレン(アイバーソン)とマッチアップして良いディフェンスを見せ、更にはアレンのクラッチジャンパーであわやセカンドOTか!? と思われたその直後に、奇跡のブザービーターを沈め、タフで有名なマジソン・スクエア・ガーデンのクラウドを総立ちにさせ、割れんばかりの歓声を浴びた。

このネイト、本当にNBAプレーヤーとしては小柄だが、ロッカールームなどでの態度を見てると実にデカい(笑い)。カワイイ顔立ちだが、その面構えは相当不敵。根性の座った<ガキ大将>的表情だ。

と思ったら、やっぱり兄弟でいちばん上の<お兄ちゃん>。少し前には、チームメートのジェローム・ジェイムスと練習中にケンカになり、「チーム一ののっぽとちびのケンカ」として、コミカルに報道されたばかりである。

「ああ、あのガキは、いいゲームを持ってるよ。たまに俺の位置を取ろうとするくらいにね(笑い)。情熱的で、いいと思う」とはポン吉のネイト評。

「いやー、あのブザービーターは気分が良かったよ。ロッカールームでは、チャニングとかが俺のものを隠しちゃったりしてふざけるくらい、みんな喜んでくれたしね。俺も次のルーキーが入ってきたら、同じことをしてやろうっと(笑い)」。

ルーキーらしくない、いい意味でのふてぶてしさと、このような<まだまだコドモ>と微笑ましくなる部分も持ち合わせている<リトル・ネイト>。小柄な体がゴムまりのように跳ねていく姿とタフなメンタルは、既にニューヨーカーのお気に入りになりつつある。みんなもぜひ、機会があったらチェックしてみてね。日本人選手とサイズ的には全然変わらないから、参考にもなるはず(並外れたリーピング能力は別として)。私としては、このネイトとT.J.フォードが、今季のオールスター・ダンク・コンテストに出れば面白いのにな、と期待してるんだけど…。

そうそう、日本人選手といえば、現在アメリカでNBAを目指している人がたくさんいると思うけれど、先日、ABAのハーレム・ストロングドッグスに所属する中川和之選手のプレーを見てきたよ。

彼は昨季は同じABAのロングビーチ・ジャムでプレーしていたので、NYは少しばかり寒い! のだそうだ。専修大学を初の日本一に導き、大学一のポイントガードとして名を馳せていた中川君。ボールハンドリングやクロスオーバーのキレもいいし、ジャンパーもなかなか。そしてこれはきちんと基礎を積んだ日本人選手のいいところだと思うけれども、彼もきちんとディフェンスができる。この日は、ゲームメークと自らの攻撃のバランスもよく、アメリカ人選手たちの中において、互角の存在感を放っていた。ジャパニーズボーラーの躍進も、期待したいね!!

November 30, 2005 10:17 AM | コメント (4) | トラックバック (0)

2005年11月23日

NBAプレーヤーの憂鬱

今週のNY、いやアメリカ全体は<サンクスギビング・ホリデー>一色。日本語で言うと、<感謝祭の休日>ね。感謝祭当日は木曜日なんだけど、アメリカではクリスマス、ニューイヤーに続いていくビッグなホリデー。家族の元へ帰って、ママやおばあちゃんが料理したターキーを食べるのが<お決まり>。いつもは年中無休をうたう店も、この日はお休みだ。

アメリカ中が休んでしまうビッグなホリデーも<仕事>しているのが、NBAプレーヤーたち。当日24日も、キャブス-ペーサーズ、ソニックス-レーカーズの皆さんは<お仕事>だ。ゲームだけでなく、この時期はコミュニティー活動もしなければならない。ネッツのビッグ3、ビンス&RJ&J.Kiddは先週ブルックリンで(数年後にブルックリンに移転することを見越してのことだろう)、ニックスのジャマール&マリク・ローズ&JYDらもハーレムで、食べ物が必要な家族たちに<感謝祭ミール>の提供、サーブを行った。

日頃ユニホーム姿の彼らが、私服にエプロンをつけて、ぎこちない手つきで食べ物をよそってあげているのは何ともキュート! タフな環境にいる子供たちにとっても、夢のようにうれしい一日になったことだろう。だって、あこがれのNBAプレーヤーたちが、ターキー・ディナーをよそってくれたんだもの。アメリカのプロスポーツ・リーグは、本当にこういった活動が徹底している。日本も見習うべき部分だろう。

「前日にはまたロードに出てるけど、サンクスギビング当日にはどうするのか、って? 家に帰って、家族たちに<食べさす>。当たり前だろ!?」--ちょっと不機嫌な顔でこう言い放ったのは、我らがポン吉。実はここのところずっと、<ラリー・ブラウンとうまくいってない騒動>でローカル新聞をドカン! と飾る日が続いている。

事の発端はロード6連戦中、11月16日の対レーカーズ戦。コービーに42点を奪われるなど、めちゃくちゃにやられた試合後に「コーチ・ブラウンのシステムでは、自分の思うようにアグレッシブになれない」とポンが発言したという。その後ラリーさんに、自分を1番でなくて2番(シューティングガード)にコンバートしてくれと頼んだが、ラリーさんが「今は難しい。ニックスのポイントガードとして、君は依然としてアグレッシブになれるし、チームメートをもっとうまく生かさなければならない」と答えた、というものだ。

それ! とばかりにメディアが飛びつき、やれ<やはりブラウンとマーブリーは共存できない!>だの、<ステフォンはラリーが大っ嫌い!>だの、挙句の果てには<マーブリー、やはりトレードか!?>だのetcetc.…。それに対してポンが、「俺は、コーチの言うことに従うことに何の問題もない!ただ、それで勝てないのならハッピーでない、という意味だ」などと説明したけど、それが次の日には<ブラウンのシステムにハッピーでないマーブリー>ということに…はぁ。ポンちゃん、ラリーさん、ご苦労様…。

私も、一メディアである。それは間違いない。しかし、こういう<一語一句の揚げ足を取る><針の穴をつつくようなへ理屈をこねて、取るに足らない小さなことを面白おかしく騒ぎ立てる>という一部メディアの方法論には、あきれてしまうことも多い。

私の場合も、自分自身がプレーヤーだったとき、コーチと何度も衝突したものだ。でもそれは、お互いに<勝利>を目指すための衝突だった。ポンでなくたって、どのNBA選手でも、コーチと意見が合わないことなどいくらでもあるはず。チーム内部の日常茶飯事であるはずなのに、周囲が騒ぎ立てることによってより事態を深刻なものにしていないか?

「2つのタブロイド紙リポーターが、ただ<ストーリー>が欲しかったみたいだな。俺は、コーチのためにプレーすることを愛している」。ポンはこう言って、おおげさな新聞たちを批判している。でもこれって、ほんとだと思う。彼らは何か、<話題>が欲しいのだ。そして、時に1つのトピックを自分たちの好きなように、読者にウケると思う方向に<こじつける>。彼らだって、それが<仕事>なのだろうけれど…。幸いにも、私自身はメディアとはいってもこのようなことを強制的にやらされなければならない立場にないから、自分の好きなように、書かせてもらえる。

私は、プレーヤーたちの素晴らしいプレーを分析したり、彼らの<いい話>を聞きだしたりして<いいストーリー>を書きたいとは思っているが、毒々しい<悪口>や、無理やりな<ゴシップ>を立ち上げたくはない。そんな品のない記事を書くくらいなら、むしろ全くそれに触れたくないのだ。

<プレーヤーに対するリスペクト>を忘れたくないと思う。プレーヤーたちとコミュニケートし、彼らを理解しようと努め、<ホメて>伸ばそうとするコーチのことを<プレーヤーズ・コーチ>というが、それでは私が目指したいのは<プレーヤーズ・メディア>であろうか? 「そんなのただ、プレーヤーたちにおもねっているだけではないか」などと批判する輩もいるかもしれないが、それは誤解だ。<冷静な批評>なら、何度も書いてきたつもりである。

今、<ポン&ラリーの衝突>を騒いでいるメディアの中には、昨シーズンの騒動の1つ、<ポンが「俺がリーグNo.1のPGだ」発言をした>ということまで、またまた担ぎ出しているところもある。ふぅ…。だからさあ、ポン吉はさぁ、<NY出身のブラック・メン>なの! NYはブルックリンの果て、コニーアイランドのプロジェクト(低所得者用住宅)で育ったの! そういう彼らのカルチャー、バックグラウンドでは、どんなに実力がない者だって、「俺さまがいちばん!!」くらい強気な心を持ち、ハッタリかまさないと、サバイブできないの! だから、これはそんなにビッグディールじゃないんだってば!! 

こういう問題が起こったとき、ほんとに一番騒ぐのは、彼らのことを何も<知らない>リポーター、ライターたちだ。私だって、育った環境は彼らとは違うし、<日本人>だ。彼らのことを<真に理解している>とは、言えないかもしれない。でも少なくとも、いろいろ見て回り、聞き、知ろう、理解しようとはしている。「そうは言っても、彼らは今、<NBAプレーヤー>なのだ。彼らのほうが、こういう問題、騒動を起こさない<自覚><社会性>を身に着けるべきだ」という意見も、もちろん分かる。でもそれって、どこまで努力すればいいの? いつも思うのは、何か<Too much>に要求されてないか? ってこと。私は、彼らには、いくらNBAプレーヤーになって成功した今でも、根本的にはやっぱり<リアル>でいて欲しい。取るに足らないことでアホみたいに騒ぐ周囲を気にして、Too muchに仮面をかぶったコメントなど、ウソだ。彼らは、そういう一部の<小姑>たちのために「自分の言葉で語れないこと」にウンザリしているよ。

ホーム初勝利を得たポートランド戦のゲーム前、ニックスのロッカールームに入っていったら、メディアがだれもおらず、ポンと2、3人の選手がくつろいでいた。ポン吉が立ち上がり、こちらに歩いてきたので「Hi」とあいさつすると、彼も笑顔で「How are you doin’、ma?」と返してくれた。さすがのポン吉も、オフィシャルではなかなか出さない、くだけたストリート的話し方。周囲に他のメディアもおらず、私は地元メディアで、だいたいどんなことを書いているか彼も知っているので、リラックスしていたのだろう。

「本当は、こういうしゃべりかたが<ポン>なのにな。ビジネスとはいえ、自身が長いこと慣れている話し方も変え、さらには内容にも細心の注意を払わなくてはならないのは、ほんとに疲れることだろう…」。NBAプレーヤーの多くが<ブラック・メン>であり、プライベートでの<ブラック的話し方>などは当然前から知っていたが、こんな現況にいるポンの短いあいさつが、あらためて私にいろいろなことを考えさせた。誤解のないようにもう一度言っておくが、「だからオフィシャルでも<こういうしゃべり方>でしゃべっていいと思う」という単純なことを言っているわけではない。ただなんというか、もう少しバランスを取れないものか、世間の一部は、過剰で不必要な要求を彼らにしてやしないか、といったたぐいのことを思ったのだ。

この日のゲーム、ポンはラリーさんに言われた通り、アンセルフィッシュにプレーし、しかも16試投数で27得点をもたたき出し、チームの<ホーム初勝利>に貢献した。もう勝利が確定した4クオーター終盤にベンチに下がるときには、クラウドから盛大なオベーションを受けた。

「俺は、NYがどんなに<勝利>を愛しているか、知ってる。そのNY出身の俺にとって、<勝てないことへの欲求不満>を説明すること、俺に可能なやり方でプレーしないこと、というのは、とてもタフだ。俺はこの街を愛してる。この街も俺を愛してくれてるのを知ってる。俺としては、<コートへ出て行って、自分にできるすべてのことをそこに置いてこれない>というのは、グッドフィーリングではないんだ」。

このポン吉の言葉は<リアル>で、私は好きだ。<ラリー・システム>と<ポン吉ウェイ>が素晴らしいケミストリーを見せることを、願ってやまないよ。

November 23, 2005 01:56 PM | コメント (16) | トラックバック (0)

2005年11月16日

君はSkipを見たか!?

はぁ~、良かった。開幕以来、悪夢の5連敗を続けていた我がNYニックス、負け続けたままウエストコースト・ロードトリップ6連戦に出て、何とも心配していたところだったが、サクラメントにやっと1勝、そして今日のユタ戦は、なんと62得点に抑えるというディフェンスぶりで2連勝! ポン吉、今日はノーターンオーバー。昨夜の勝利では、マイ・メン・コーチ、ラリーさんも、飛び上がって喜ぶニックス・ボーラーたちに囲まれて、さすがに相好を崩していたね。このまま勝ってくれい…!

前回は、NBAをカバーする記者としての様子、心境、体験等を書いた。プロフェッショナルに徹するべき場面では客観的であるようにトライしているが、一個人に帰るとやっぱり、地元チームや地元出身ボーラーたちを応援したくなってしまう。そんな私の気持ちの中にいる1人が、NYはクイーンズ出身、ストリートボールのメッカのこの場所において、NBA入りした今もそのストリートボール界のカリスマとして君臨するSkip To My Louだ。

昨季まではラプターズでプレーしていたが、今季の開幕直前にロケッツへ電撃トレード。
本名:レイファー・オルストン
Skip~のニックネームは、弾むように軽い身のこなし、まさにスキップしながらやすやすと演じてしまう脅威のボールハンドリングから名づけられた。

彼の一大功績は、かの<And1・ミックステープ>。そういえば、ミックステープツアー、2度目の来日が実現したばかりだよね! 見に行った人、いるかな? 今では各地のビッグアリーナをソールドアウトにするビジネスに成長したこのツアーも、最初は一ハイスクールのコーチがホームビデオ程度のロウクオリティで録画した1本のテープだったのだ。このビデオテープに映し出されたやせっぽちで小柄な、だが恐るべきクイックネスとキラー・クロスオーバーを繰り出すポイントガードの少年こそが、<Skip>だった。

このSkipのビデオにインスパイアされたAnd1が「ビジネスにできないか」と考えたのが、ミックステープ。Skipのマジックのようなボールハンドリング、足さばきは、NBAルールではダブルドリブルやトラベリングといったバイオレーションを取られてしまうかもしれないが、「とにかくエキサイティングならいい!」というストリートボール・シーンのクラウドたちを大興奮させて、ミックステープツアーの人気を盛り上げる原動力となったのだ。そしてNY、いや全米中のプレーグラウンドの聖地として知られるハーレムのラッカーパークを、熱く沸かせ続けた。

古くはマニゴールトなど、オールドスクール・ストリートボール・レジェンドも数多くいるけど、あなたがもし今、NY、いやアメリカに遊びにやってきて、ストリートで出会う人々に「ストリートボール・スターは誰?」と聞いてみたとするなら、まず90%の人々は、このSkipの名前を挙げるだろう。それぐらい、有名なんだよ、彼って。

一昨年の春、既にプレーオフ戦線から離脱していたラプターズがNYにやってきたとき、このラプターズの優しいPR、ジムに「トロントのストリートボールシーンって、どうなの?」と聞いてみたことがある。そのときの彼の言葉が、いまだに忘れられない。

 「今のところは全然だね。でも、これからは分からないよ。なんたってトロントには、<Skip>がやってきたんだからね」

 --ジムはそう言って、ウインクしてみせたのだ。

Skipの生い立ちも、決して楽ではなかった。彼はオーガナイズド・バスケットボールをあまり体験することなく、ミックステープに拾われた。強豪有名カレッジ出のボーラーたちと違って、強力なエージェントもつけられず、最終ゴールだったNBA入りを果たすまで、苦労と努力をし続けたのである。

98年、バックスに2巡目でドラフトされたが、その後1度、CBAに落ちた。あらためてバックスと契約し、ウォリアーズともFAでサインしたが、すぐにカットされた。ラプターズと10日間契約を結んだ後、ヒート入り。ここで何とかやっと実力を示すことができ、ラプターズと2度目の契約を果たし、ビンスがいる間についにスターターにまでのし上がったのだった。

昨季、NJにトレードされた直後のビンスが、「トロントでは必ずしも毎晩、ベストを尽くしていたとは言えないかもしれない」という発言をして大問題となったとき、ラプターズの面々の中で一番怒りをあらわにしたのが、このSkipだった。「純粋にストリートボールから出てきて、努力の末にNBAのスターターの座を手に入れたボーラー」としてリスペクトされているSkipにとっては、ずっと正統派なスター街道を歩いてきたビンスのこんな発言が、許せなかったのだろう。

このSkipが先週の土曜日、ロケッツのメンバーとしてNJにやってきた。ラプターズでは「僕はやっぱり、このリーグには向いていないのかもしれない」などとコメントして騒がれたが、ロッカールームを訪れた私が目撃したのは、いつものように明るいSkipだった。夏の間、ストリートボール取材もしている私にとって、Skipはプレーグラウンドでもいつも出会うボーラー。そんな私を覚えてくれていたのか、「Here she is! ほーら、彼女がまた、やってきたよ」と言ったり、明るくウインクしたりして、いつでも気さくにあいさつしてくれるのだ。今でも<Down To Earth>-気取らず、庶民的、という意味のイディオムだけれど、そんな言葉がぴったりの姿勢で接してくれるナイスガイ。

「Hey、Skip,新しいチームはどう?」
「What’s up、girl? もちろん、ご機嫌だよ! トロント時代とは、明らかに役割も違うけれどね。エンジョイしてる」
「夏前は、この夏はストリートボール・シーンに戻るかわかんねえ、なーんて言ってたけど、結局数個所であなたのプレーを見れたものね」
「えへへ。ストリートボールは、僕の故郷のようなものだからね…」

--そんなことを話していると、横から他の選手のチャチャが入る。「アーイ、なんたって俺たちには今、<ラッカー・(パーク)ガードがいるからねえ。ニューヨーカーにも、一目置かれるだろうね!」

それを聞いて、うれしそうなSkipに、日本のファンへのシャウトアウトをお願いした。

「みんな、元気かい? 応援ありがとう。いつの日か、ジャパンに行くからね! そして、ジャパンのプレーグラウンドで、ストリートボールもしたいな!」

Skipの武器の1つは、その脅威のクイックネス。特に1歩目のストライドの大きさと速さは、アイバーソンをもしのぐかもと思えるほどだ。目の前で見ると、まるで風を切って疾走していく音が聞こえるようだよ。今季、ロケッツでどのように活躍できるかにも注目、でも、私からみんなへのリコメンドは、
Skipのプレーの魅力をひしひしと把握するためには、やはりストリートボール・シーンでの彼のプレイも併せてチェックしてほしい、ってこと。

プレーグラウンドでは、その伝説のムーブをどんどん繰り出してくれるし、その上でまたNBAでの彼のゲームを見ると、いかに適応能力があり、底力もあるのかが、よーく分かると思う。そして、プレーグラウンドでは「Skip~!!」って叫んでみてもいいかもよ。気さくな彼は、聞こえさえすればきっと笑顔で、応えてくれるはずだから。

November 16, 2005 11:47 AM | コメント (1) | トラックバック (0)

2005年11月09日

ザ・真田記者!

寝不足の日々が続いてます!・・・って人、私だけじゃないよね、きっと。ニックス、ネッツと2つの地元チーム、ほぼすべてのホームゲームにアテンドしている私。加えて最近は、取材の必要性から、朝にネッツの練習に通い、夜はゲーム取材、帰ってきたら他チームのゲームをTV観戦、とまあ1日中NBA、NBA。さすがに、「今、何日の何曜日?」って感じになってきてる真田です。

しかし! 昨日のビンちゃん(ビンス・カーター)、そしてケロっちドウェイン(・ウェイド)のプレー、なんだありゃ~! やっぱり魅せますね、2人は。ビンスはビハインド・ドリブルでガードを交わして、彼らしいダイナミックな振りのワンハンドダンクをZo(アロンゾ・モーニング)の頭越しにたたき込んだ!! どこのどなたでしたっけな、2年前に「もうダンクはしないんだ」とぼそっとつぶやいてたお方は…そしてケロの、滞空360度スピン&バックレイアップ!! 本当に、素晴らしいボディーコントロールのお2人だ。

方やプレーヤー・オブ・ザ・ウイーク。ウエストのコービー(・ブライアント)はまあ、驚きもしないが、イーストは今うわさのT.J.フォード! ほーらね、やっぱり…とうなずいた私。開幕から強烈な印象を残し続けているもの。このままいけば、MIPかも(ってほんとにまだ、始まったばっかりだよね)。

さて、ゲームについてはホント、皆さんもそれぞれお気に入りチームや選手、在米の方は地元チームやらのゲームを日々楽しんでると思うんだけど、今回は少し、<メディアつれづれ>な話。今季もあらためて<NBAメディア現場の勝手>を再認識しているとこなので--。

私の場合は、職業柄ミュージシャンなどのアーティストをインタビューすることも多いんだけど、そんなとき、いつも実感するのが、NBAでのアスリート取材の難しさ。何がアーティストたちと違うのかというと:

1、シーズン中の82試合、追い続けないと的確な質問ができない

2、アーティスト取材の場合、事前にインタビューのリクエストを出して、それが通れば敢行するので、きちんとしたセットアップの元、ゆっくり行える場合が多いが、NBA取材の場合、特にスーパースター級選手の場合は至難の技。となると、囲み取材(TVで見た事あると思うけど、各メディアがいっせいにマイクやレコーダーを向けて、質問開始ってやつね)から何とかタイミングを見つけていくのが常道

3、「よし、今日はインタビューの準備万端!」と思って気張って行っても、お目当ての選手のチームが負けたり、個人の成績が振るわなかったりすると、やはり機嫌が悪いのでなかなかいいコメントを引き出せない

…といったようなことがある。まさに<タイミングを見計らう>ことが非常にキモになってくるわけです。

囲み取材では、まずいい場所を<陣取る>ことから開始。せっかくいい場所をキープしていたのに、後から入ってきた私の2倍くらい大きいTVカメラのおじさんに、「お前の頭や手が映るから、のけ、のけ」みたいに手で払いのけられそうになって、ケンカになったこともたくさんある。私らは彼らの目には<アジア人の小娘>に映っているので、「おとなしくて何も言えないし」とナメられていることが多いのだ。そこで「なんだようテメエ、あたしが先にここにいたんだい!」とにらむと、結構ビックリされるんである(笑い)。

この陣取りに成功した後は、今度はいかに自分が質問するタイミングをつかむか。とは言っても私の場合は、毎回毎回何か聞かなくてはいけないわけでもないのだが、ときには「今日はどーーーーしてもこれを聞かないと原稿が書けん!」と、ドキドキ、ギラギラしながら待ち構えることもある。

スター級の選手たちは大抵、いつまでも残っていると際限なくメディアにつかまってしまうので、囲み取材時に一瞬でも質問が途切れると、そこで終了! とササッと素早く場を離れてしまう。なので、何か聞きたい場合には、だれかの質問が終わったら間髪入れずに自分の質問をぶつけなければならない。

ときには他の記者と、言葉頭が重なることもある。そうなった場合、どっちが勝つのかというと、だれか1人、ときには2、3人と重なっていようがいまいが、強引に自分の質問を続けた人が勝つ。つまりこれは、<押しの強さ、図太さ勝負>

こういった状況が私に起こった場合、歴戦のアメリカ人おじさん記者たちにつたない英語で勝てるわけもなく、たいていシュルーッ…とフェードアウトで引き下がるはめになり、悔しい思いをするの。でも、アメリカ人女性記者の中には、ベテラン男性記者たちとかなり張り合える強気な人もいて、カッコいいんだ! そういえば、先日のFox Newsのお姉さんも頑張っていた。次から次へとてきぱき質問をぶつけ、ときにポン吉(ステフォン・マーブリー)に「今の質問、意味わかんねえ」などと言われてもめげず、任務をばりばり遂行していたよ。

先日も仕事仲間と話してたんだけど、「この仕事を始めたころの方が、何も分からないから<バカ>をやったね。だんだん様子が分かってくると、逆に何も言えなくなってくるよね」と。そうなんです、私の場合もまさにそうだった。このコラムの初回にも書いたけど、ホラ、<ミスタ・あいばーそん>なんて呼んでみたり、とんちんかんなところでとんちんかんな質問をしてみたり…今ではだいぶ勝手が分かってきたので、逆に恥ずかしくなったのである。

ゲーム前後のロッカールームや記者会見など、いくら質問が許されているといっても、やっぱりT.P.O.というのがあるんだよね。ゲーム後や記者会見では、やはりその日のゲーム、バスケットボール、リーグの旬のニュース事項などがふさわしい質問で、いくら自分のインタビュー記事用に、<なになに選手の好きな色>や<乗ってる車は何?>なんてことを聞きたいと思ってても、それはちと難しいし、強引に質問したら白い目にさらされることになる。なので、そういった質問をしたいときは、練習時の囲み取材などで、更に<最終的には1on1になる>という図に持っていくのがベスト。囲み取材というのは、別にみんながみんな最後まで一緒に残っていなくてもいいわけだから、だんだんに1人、2人とひけていくわけね。

ここで私の技を話しちゃうと、周囲の重鎮おじさんたちにバカにされないよう、ひいては選手にもバカにされないよう、まずはバスケ関連の質問から始めるの(やっぱり、バスケのことを知らないと--私みたいに<小娘>だと特に、「こいつ、バスケのことなんて知ってんのか?」と思われていることも多いので、「私だって分かるんだから!」というのをまずは示してみせるのだ)。たとえ、本当はその質問は自分にとってそのとき必要なものでないにしても。それで、2、3問目にはもう周囲を撃退したいわけなので、なんだか既に聞き古されているようなものを混ぜる。ここでみんなが引いていってくれたらシメた! というわけで、自分なりのオリジナルな質問、またはとてもカジュアルなオフコート関連の質問、はたまた選手の人生に迫るディープな質問等、初めて出せるわけ。だから、たとえ本当に聞き出したいことは1つでも、それを聞き出すためにいくつか他のものも用意していくんです。しかも、不自然にならないよう、質問の順番、種類などを結構吟味して、<スムーズな流れ>を考えていくの…

と偉そうなウンチクをたれましたが(笑い)、実際にこれが成功するのは、そうだなー、10回中3回くらい。あとの7回は、まず最初の質問で切り込んでいく段階で「今、質問途切れたの、今かな、今、いいかな!?」なんてちゅうちょした一瞬の間に、終わったと思って選手が去ってっちゃったり、つかんだ! と思っても、肝心の本命質問をぶつける前に「もー今日は、時間だよ~」ってなことでPRに選手を連れ去られちゃったり…。私はほんとはかなりの照れ屋さんなので、ちょっとテンションが下がっていたり、疲れてぼーっとしてたりするときなど、もじもじして言い出せなくて、結局ムダ足だった、なんてこともしょっちゅうなのだ、実は(笑い)。

…と、長々とメディア話を語ってしまったけど、そんな感じで今季も日々、重鎮おじさん記者たちと格闘している。大変なことも多いNBA取材だけれども、私にとってやってよかったと思える理由の1つは、「他人の気持ちを考えられるようになった」こと。

NBA取材を始める前の自分は、決していじわるな子ではないけれど、ずっとお山の大将だったし、単純で鈍いがゆえに、女にしてはかなり人の気持ちにうといというか、読めないほうであったように思う。それが、「今は負けた直後だから、こんな質問は嫌だろうな」とか、「今はすごくシュート練習に行きたそうだから、引き止めないほうがいいかな」とか、「こんな話題から入ってこう持っていったら、気持ちがほぐれてフランクに話してくれるんじゃ?」とか、「この人はぶす、っとしているけど、なんだか心の中はいい人みたい」なんて、いいインタビューがとれるように彼らの気持ちを一生懸命考えてみることで、だいぶ成長したように思うのだ(といっても、まだまだと思うけど…)。

決してご機嫌とりをする必要はないけれど、NBAプレーヤーも人間。人間としての彼らのいい話を聞きたかったら、記者側にもやはり、<思いやり>は必要なのだ。

そんなことを思いながら---今季もまた少しでも、記者として成長できればいいなと、思っている。

November 9, 2005 10:46 AM | コメント (7) | トラックバック (1)

2005年11月04日

開幕!

開幕しました、2005-2006年シーズン!!
現場取材の後も、家でもTVにくぎ付け。ほんと、体がいくつもあったら、すべてゲームを取材に行きたい! という感じだ。

ドレスコードで揺れたここ最近のNBAだけれども、皆さんからもほんとにさまざまなコメントいただきました、ありがとう! これについてはまた、おいおい、私自身もコメントしたいと思うんだけど、あまりにも話題が沸騰したために、コミッショナーも軟化したね。それで実際にフタを開けてみたら--どうだったのか!?

1番注目が集まったのは、やっぱりアレンちゃん。ブラウン系のコーディネートで、シャツスーツを着てきたね。アレンのこういう姿を見るのは、私は実は2回目。これが結構イケている。でもやっぱり私は、ヒップホップ・ファッションのアレンがいいな。<アレン・アイバーソン>という人の個性とスピリットを体現しているスタイルで、内側から<ハマって>いるから。

対して、クリス・ウェバーのスーツ姿は、とても素敵! クリスはガタイもいいし、スーツの趣味も良く、着こなしもほんとにうまい。彼自身のコメント、「僕だってカニエだってスーツを着られるよ」というのにも、うなずける。ヒップホップ・スタイルをリーグに持ち込んだ立役者:ファブ・ファイブ出身の彼だけど、クリス自身の人柄は、いまだストリート的ヒップさも持ち合わせながら、とってもジェントルマン、紳士的なのだから、スーツが似合って当たり前なんだね。

そのシクサーズは1日の開幕戦、2日のピストンズ戦としょっぱなから2連敗。イタタタ・・・初日の対バックス戦はOTに突入、アレンとクリスのケミストリーがかなり良くなったように見え、負けたとはいえいいゲームだったけれども、今日のピストンズ戦では、やはりチームとしてはまだまだか、というところ。

しかし、多くのチームが、熱い開幕戦を繰り広げてくれて大満足だ。
サンズ-マブスはしょっぱなからダブルOT!! アマレを欠いているサンズだけれども、今季も期待できそうな気がする。スティーブ・ナッシュも、やっぱ前年MVP!というのを見せ付けてくれたように思う。J.キッドの調子がイマイチな昨今、現在のところリーグNo.1PGは、やはりナッシュではないのか(って、まだ始まったばっかりだけどね)。

そのリーグNo.1PGを昨シーズン自認した我らがニックスのポン吉はというと、ボストン相手に大健闘!! ちなみに、プレシーズン戦でもそうだったんだけど、今のところポンはまだまだ、1番(PG)でプレーすることが多いようだ。ジャマール、ネイト・ロビンソン、ペニー1番、ポン2番、なんてラインナップも出てるけど、なんとなくまだ2番には慣れてない様子のポン吉。ニックスもOTに突入する大接戦を繰り広げたが、惜しくも黒星。マンガ系!?の多いニックスにしては久々のデルモ系正統派いい男:マット・バーンズがなかなかいい活躍を見せている。

さきほど終了したレーカーズ-ナゲッツは、注目のカーメロっち&コービ対決! こちらは、レギュレーション最後にめろちゃんが痛恨の早すぎショット(この時点でタイだったので、ポゼッションのあるナゲッツ側はぎりぎりまでクロックを使うべきだった。しかしなぜだか!? めろっちが早ウチしてしまったのだ!)。そしてボールを持ったレーカーズ、コービがブザーとともに放ったジャンパーは決まらず。こちらもOTに突入した。ちなみに、強い印象を残しているレーカーズのスムッシュ・パーカーは、ストリートボール出身。NYはハーレム、全米のボーラーがあこがれるプレーグラウンド:ラッカーパークで名を馳せてたんだけど、この夏にレーカーズとサインしたと思ったら、みるみる頭角を表している。リーグ入りする前を見ている者としては、こういうのってなんか、うれしいんだよね。ガンバレ!

ところで今日は、ネッツの開幕戦を取材してきたのだ。
ネッツについてはキャンプから取材を開始しているので、「うーん、いよいよ開幕かぁ!」という感慨も深い。昨日の練習では、いつもの5倍、いや、10倍!?くらいのメディアが集結し活気があったが、今日もたくさんのメディアが来ていて、ゲーム前に食べるメディア・ミールも、イスがないよ~状態。ちなみにこのメディア・ミールていうのはどこのチームでも出してくれるんだけど、お値段、内容はそれぞれ。ネッツはタダで出してくれて、ハーフタイムにホットドッグやポテトチップなんかのおやつも出るから嬉しい。しかしながら、ニックスはなんと、今まで5ドルだったのがいきなり8ドルに値上げ!!!ラリー・ブラウン・プライス!? 私たち日本人メディアは、しょうがないから手作り弁当にするか? なーんて言い合っている。既におにぎり作って持ってったりしたの。フランス人記者の子に、おにぎりあげたこともあるし(笑い)。こんなところでも、密かな文化交流なのだ。

それで、実は私は、ピストンズのメディア・ミールが1番好きなの。なぜなら、私のNBA記者デビューはパレス・アリーナ、初のメディア・ミールだったから思い出深いし、それになんといっても、ここはゲーム後に<お疲れビール>が出るのだ! そんなことを言っては、デトロイト在住の青木記者に笑われている真田・・・お、いつのまにか話が<食べ物>に。すいません。

ネッツのベンチをふと見やると、中央に近い側にいくつか、<ロカウェア>の、RWのロゴつきイスが。そうか、これは、ネッツの共同オーナーの1人、Jay-Z用のイスなのね! 今季から用意したんだって。ちなみに、選手の座るイスは普通のなの。案の定、Jayは来てたよ。ビヨンセはいなかった?みたいだけど。

さて、開幕戦前のネッツ・ロッカールームに話を戻すと、いつもはスニーカーに半そでシャツ、といったようなカジュアルな格好のデイリーニュースのオムも、今日はスーツ。記者にもドレスコード適用か(笑い)。ちなみに、ネッツの選手もほぼみな、<ビジネス・カジュアル>着用。シンプルめのヒップホップギアがなかなかかわいいビンスも今日はシャツスーツ、見るからにストリート風コワモテ!?でコーンロウのマキニスまでも、スーツだった。

あ、またまた話がズレるけれども、このマキニスとビンちゃんは、なかなか仲良し。同じノースカロライナ大出身、ていうのもあると思うけど、ビンちゃんて本人は良い子キャラなのになぜだか、ストリート系サグ風味の選手たちにもモテる!?のだ。アレンちゃんしかり、めろっちしかり、このマキニス、そして作シーズンはジャバリ兄貴とも仲が良かった。大人しいからグッド・マッチなんすかね(笑い)。でも、最近は凄く張り切っている。

さて、張り切っていたのは良かったが、今日のロビン(昨シーズン、ビンスは「キッドがバットマンで、僕はロビン。No.2でいいんだ。大学時代だってそうだったんだし」という、キュートなコメントを出して話題になった)はショットが決まらなかった。その日のシュートタッチって、ゲーム前のシュートアラウンドを見てると結構分かる。

でも、彼個人としてはディフェンスやアシストで貢献していた。ショットは決まらなかったものの、得意のスピン・ムーブでガードをかわしたり、アリウープなど、彼ならではの魅せるプレーは楽しめたんだけどね。そしてバットマンさんも、全然調子が出なかった。まだまだ、ケガもあるのだろうか。

かたやバックス、昨日シクサーズを破った勢いにも乗ってるんだろうけど、マイケル・レッド、41得点。昨日も30得点、バック・トゥ・バックでやってくれますねぇ。彼は地味ながらもオールスター選手、優れた得点能力のあるゴウ・トゥ・ガイである。そして、強い印象だったのはT.Jフォード。まだ22歳、2年目の選手だけど、身長6.0(183センチ)、おそろしいクイックネス、機動力! アレンちゃんとほぼ同じ体格、ひょっとするとより細いかもしれない。

レッドとこのT.J、そして期待のビッグマン、ボガートがリバウンドをバシバシもぎ取る中、RJとバックスのウィリアムスが、T.JのRJに対するファウルからあわや乱闘!?RJは初日から退場をくらうはめに!これがラシードなら分かるけど(笑い)、開幕戦からのRJ退場に、ネッツは揺れた。結局、前半のリードをひっくり返された形で、黒星。バックスは逆に、さいさき良し!ダークホース、登場!?

いやいやいや、まだまだゲームは他にもあったし、キリがないのだが・・・明日もネッツの練習に行く予定、もう寝なきゃ~。これから全82試合、初日から私もヒートアップ、早くも熱い!みんなも、楽しもうね。

November 4, 2005 10:27 AM | コメント (8) | トラックバック (2)