セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2008年01月31日

レベル低いボスニア相手 リスク冒してせめなきゃ

<国際親善試合・キリンチャレンジ杯:日本3-0ボスニア・ヘルツェゴビナ>◇30日◇国立

 正直、練習試合にもならなかった。ボスニア・ヘルツェゴビナは何しに日本にやってきたのか。ボールはつながらないし、プレスは全くなかった。高さはあるが、遅い。カウンターもないし、戦う意志が感じられない低レベルのチームだった。日本の良さや足りない部分を引き出してくれなかった。オシム氏も母国のサッカーにガッカリしたことだろう。

 日本が3点を取って、形の上では快勝に見えるが、プレッシャーのかからない相手だったんだから、自分たちがもっとリスク冒して前半から攻めていかなければな。6、7点の差がつかなければおかしい。日本が目指そうとしているボールを細かくつないで、相手エリア近くで崩して得点したわけではない。相手のミスから、セットプレーからの得点だったから、選手や岡田監督も納得していなかったようだ。

 次のタイはボスニアとは比べものにならないくらいプレスをかけてくるよ。もちろん、引いて守ってカウンター狙いのサッカーだ。実力的には日本が上だろうから、ホームだし、勝つのは当たり前、何点差をつけられるかだ。そう意味では高原、巻のケガが心配になってくる。(日刊スポーツ評論家)

January 31, 2008 11:18 AM

2008年01月27日

次こそ“開幕戦”もっと色を

<国際親善試合・キリンチャレンジ杯:日本0-0チリ>◇26日◇国立

 寒~い(内容)、低~い(レベル)試合だった。岡田監督に期待し過ぎていたのかもしれないが、考えてみれば、メンバーも内田以外はオシム監督時代と同じ。監督が代わってもサッカーは変わらなかったようだ。監督が代わっても強くならないのは当然といえば当然か。休み明けの選手のコンディションは良くなかった。高原も本調子にはほど遠かった。

 特に前半はひどすぎた。あれじゃ、アジア杯でも簡単に負けていたね。ゲームの組み立てもサイド攻撃もなく、後ろからの押し上げもなく、2トップだけでは孤立するのも当たり前。後半、チリは交代選手なしで、日本が交代し、相手が疲れている中、DF陣の裏を突きチャンスをつくったが、相変わらずの決定力不足。この課題は岡田監督やオシム監督の責任ではなく、日本サッカー界の永遠の宿題だ。

 次が岡田監督の開幕戦と思って期待したいね。メンバー的には変わらないが、選手の組み合わせ、戦い方で岡田色を出してほしい。チリ戦と同じようでは、W杯予選のホームでのタイ戦も本当に心配になってくるよ。岡田監督で大丈夫という試合内容を期待するしかない。
 (日刊スポーツ評論家)

January 27, 2008 03:41 PM

2008年01月15日

サッカー界の先細りに目を向けろ

<高校サッカー:流通経大柏4-0藤枝東>◇決勝◇14日◇国立

 流通経大柏と藤枝東にはチームとして体力差があった。ボールの奪い合いでも柏の方が支配していた。大前がJリーグに行くようだが、レギュラーを奪えるかどうか? 大活躍しても、これから先が本当に試される時間となってくる。頑張って欲しいね。

 決勝を戦ったメンバーでJリーグに行くのは1人だけらしいが、寂しい。今年だけではなく、しばらく谷間の世代が続いているのは事実だろう。この世代で世界に飛び出して行くような選手が出てこないと日本サッカー界の先行きは明るくない。

 この状態を打開するには、本当に強いチーム同士が競い合ってレベルを高めていく必要がある。地域差や学校、クラブの枠を超えたところで真剣に考え直す時期にきている。サッカー関係者は誰も現状維持派のようで、観客は集めることができても、サッカーのレベルが全体的に先細ってきているのを先送りして知らんぷりしている。
(日刊スポーツ評論家)

January 15, 2008 12:22 PM

2008年01月03日

08年は結果を出せ!

 08年はスケジュール的には活気づく年にならなければいけない。北京五輪には全力でメダルを取りに行ってもらいたい。五輪の結果が、その後の日本サッカーに影響する。応援している人たちも、もう参加するだけでは満足できない。北京料理を食べてくるだけでなく、お土産(結果)を求められていることを意識しなければならない。

 予選をやっとクリアしたが、本大会ではオーバーエージを含めてベストチームを編成し、組み合わせが決まり次第、強化と情報収集を綿密にして結果を出さなければ駄目だ。五輪代表メンバーと結果が、今後の日本サッカー界を左右するといっても過言ではない。この五輪メンバーから日本代表に何人も上がっていかなければ、日本サッカーの将来に不安が出てくる。

 五輪の次は日本代表だ。W杯3次予選は、相手から考えても通過しなければいけないだろう。甘く考えてはいけないが、ここらで落ちては、日本サッカーに明日はないよ。最終予選クリアも義務付けられている。日本がW杯出場の常連国になって、アジアをリードしていく立場をキープしていかなければ。日本サッカーが先進国に追いつくためにも絶対に必要な条件だ。

 クラブチームも今年はACLに3チームも出場できるんだから、日本勢の連覇を目指せ。浦和は世界と戦って得た厳しさと喜びを知っただけに、連覇し、世界へ再チャレンジするシーンを見てみたいものだ。

 日本を世界への道へ引き上げたJリーグの実力を再度あげて欲しいね。ぬるま湯状態のような現状から、外国人枠を撤廃するような厳しい状況をつくり出して、日本人選手に危機意識を持たせ、実力をアップさせなければ駄目だ。Jリーグからスポンサーが何社か撤退したが、関係者は危機感を持っているのかな。入ってくる金額に変更ないだろうが、一気にサッカー熱が冷めてしまう恐れだってある。冷め切ってからでは遅い。現状を分析、反省し、将来に生かすべきだ。
 (日刊スポーツ評論家)

January 3, 2008 06:01 PM