セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2007年07月17日

また失点…守備に不安残る

<アジア杯:日本4-1ベトナム>◇16日◇1次リーグ◇B組◇ハノイ

 当たり前の順当な結果に落ち着いた。体力、組織力でベトナムより明らかに上回っていたので、もっと差が開いて勝たなければいけなかった。3連覇するためにより良い1位通過という条件はクリアしたが、これからが本当の戦いになる。

 決勝トーナメントに進出したチームは準々決勝で対戦するオーストラリアをはじめ、日本と実力に差がないから、失点が命取りになることを忘れてはいけない。その意味でベトナム戦でも1失点し、3試合すべて失点していることは、勝ち抜いていく上では守備に不安が残ったままだな。守りの連係を厳しくしないと勝つのが難しくなる。攻撃面でも、中村俊や遠藤がFWに近いポジションで自由に動ける保証はない。

 守りは同じメンバーで戦ってきたが、アクシデントがあった時に新しい選手を起用してうまく順応できるのか? 攻撃では交代で出場した選手が得点していないし、絡んでもいない。先発メンバーとの差も気になる。リードされた場合に、追い付くための交代の切り札的な選手が見つからないし、監督以下、ベンチを含めての総力戦で戦うにしては選手層が薄いことをあらためて感じた。

 (日刊スポーツ評論家)

July 17, 2007 12:02 PM