2007年01月01日
有能指導者の後釜不足
<全国高校選手権>◇12月31日◇駒場ほか
作陽と久留米の試合は、先制した作陽が選手層の厚さと積極的な選手交代で何とか逃げ切った。久留米は学校の統廃合で3年生だけのチーム。ケガ人も出場させなくてはいけない状況だったようで、最後には足が動かなかった。これで3年連続で東京代表が2チームともに1回戦敗退という結果。日本勢が出ない世界クラブ選手権のようで、地元勢が早々に姿を消してしまうのは寂しい限りだ。2チーム出せるのに勝てないのは、大都会の少子化の影響もあるんだろうが、一時代を築き上げた良い指導者が少なくなってきたのも事実だろう。
小嶺監督が熱烈指導していたころの常勝・国見も負け、城監督が退いた四日市中央工も負け、古沼監督が指導していた名門・帝京は選手権にも出られない状況だ。一握りの熱心な指導者の後を継ぐ人材が、あまり見当たらないように思う。名門チームが消えて行くのは残念だ。人に集まる高校サッカー界の将来は、決して前途洋々とはいえない。今大会の目玉選手、次世代のスター候補伊藤翔のいる中京大中京も、伊藤翔自身もゴールも奪えずチームも勝ち上がれなかった。新たな年で熱い戦い、ヒーローの出現を待ちたい。 (日刊スポーツ評論家)
January 1, 2007 03:01 PM
