2006年12月18日
連戦と時差か…キレなし
<クラブW杯:インテルナシオナル(ブラジル)1-0バルセロナ(スペイン)>◇17日◇決勝◇横浜国際
インテルナシオナルの方が、バルセロナの強さを認めた上で、守りの強さを基盤にしてカウンターでゴールを狙うという意思がはっきり出ていた。加えて、世界一になるというモチベーションは南米の方が強い。もともと守りがいいチームだが、それを武器にバルセロナの力を発揮させなかった。特にロナウジーニョにスペースを与えず、左サイドで孤立するように守っていたのが功を奏した。
ロナウジーニョもブラジル人には勝てなかったということになるかな。体にキレがなかった。普段なら、もっとピッチを広く使って、動き回っているが、連戦の疲れと時差の影響が出たんだろうな。ヨーロッパのスケジュールを考えると仕方ない部分もあるが、来日後最初の試合はともかく、2試合目は疲労や時差で、コンディションが落ちるものなんだ。1試合だったら、バルセロナが勝っていたかも知れない。逆にインテルの方は、早めに来日して、疲労のピーク時だった準決勝で苦しんだ分、決勝は体が動いていた。昨年のサンパウロとリバプールも同じだった。
ヨーロッパと南米の決勝ではトヨタ杯と同じ。クラブW杯という名前は早すぎたね。各大陸にチャンスを与えるという趣旨での「W杯」だが、各大陸代表が勝てる戦力を整え、もっとプライドを持って戦わない限り、ギャラをもらって帰るという繰り返しになる。それぞれの試合が興行的に成功しなければ、経済的な負担も大きくなるだろう。(日刊スポーツ評論家)
December 18, 2006 12:33 PM
