セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2006年10月05日

今のJのレベルじゃ世界に通用しない

<国際親善試合・キリンチャレンジ杯:ガーナ1-0日本>◇4日◇日産スタジアム

 強いガーナ相手に対して惜しかった場面も確かにあったが、サッカーのレベルは違っていたね。攻めているように見えても、得点できなかったのは、ガーナの守備陣がミスをしても、あわてずに、きちんと対応していたからだ。選手個々の差もあった。ベストコンディションではなかっただろうが、ホームゲームのように自信を持ってゲームを支配していた。残念ながら日本は、現時点でJリーグで活躍し、結果を出している選手を起用しても、世界では通用しないことをあらためて知らされたということだ。

 Jリーグが世界と比べると、程遠いレベルになっているから、Jのトップ選手を起用しても、通用しないんだ。Jの選手は日本ではトップだが、保護されている中での一流に過ぎない。何度も指摘しているが、クラブレベルではアジアでも勝てなくなっているのが現状だ。低いレベルでの競争意識では、世界レベルのガーナのようにランク上のチームには勝てない。日本代表での強化ではなく、もっとも大事なJリーグで、強い外国人選手との厳しい競争の中で選手の強化をしなければ、世界との差はどんどん離れていくばかりだ。(日刊スポーツ評論家)

October 5, 2006 08:31 AM