セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2006年08月17日

何も変わらぬセットプレーから2得点

<アジア杯予選:日本2-0イエメン>◇16日◇新潟ス

 ホームでの公式戦、なんとか勝ったことは良かったけど、これほど苦しまなくても楽に勝たなければいけない相手だった。「走りながら考える」というキャッチフレーズだが、選手は走れていないし、頭も使っていなかった。単純に同じような攻め方をしていてはゴールをこじあけるのは難しい。セットプレーからの得点は以前と何ら変わっていない。

 オシム監督に代わって、急に日本代表がうまくなったというのは錯覚だったことが分かったはずだ。監督が代わろうが、選手が新しくなろうが、引いて守るというアジアの格下の相手にジーコ監督時代と同じように苦労している。日本のレベルは決して上がっていないことを認識できたのが収穫になるのかな。

 オシム監督が起用した先発の11人だが、何もボランチを4人も起用することはなかった。先発メンバーの選択ミスだ。どのような意図で勝ちに結び付けるのかが分からなかった。後半からスピードのある羽生、佐藤兄弟を入れたのがその証拠だろう。ベンチから多くの指示を出しても選手に伝わっていなかった。

 オシム監督が日本サッカーの救世主のようなムードがあるが、きちんと結果を出してから、評価しても遅くない。(日刊スポーツ評論家)

August 17, 2006 09:06 AM