セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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(株)パスインターナショナル「セルジオ越後」ページ

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2006年07月22日

監督より組織変えるのが先

 オシム監督には正直、期待したいと思う。期待していた前の監督が結果を出せなかった反動みたいなものだな。ただし、期待し過ぎてもいけない。何を求められているのか分からないが、代表監督は結果を出すことしかないはずだ。勝つことだけだ。我々も厳しい目を持って、勝つことをバックアップすることだ。組織に対して発言する監督にもなってもらいたいとも思う。ただし、結果を出せなかったら、早い決断も必要だ。

 代表監督には勝つことだけを求めればいい。日本のサッカーの底上げまでもオシム監督に押し付けるのは筋違いだろう。何のための強化委員会であり、協会首脳なんだ。自分たちの仕事をしないで、責任を押しつけるなら、今の仕事を辞めてもらいたいな。協会の人事の日に、新監督就任は、組織・体制から目をそらそうという意図さえ感じる。

 惨敗したW杯の検証はきちんとやり終えたのだろうか? 結果を分析して、今後の日本の方向性を考慮した上で監督選びをするのが道筋だったはずだが、反省しない組織が性急に監督を決めてしまった。監督を決めるよりは、組織を変えることの方が大事であり、先だったとは思うが、日本じゃ無理なんだろうな。(日刊スポーツ評論家)

July 22, 2006 12:39 PM

2006年07月16日

W杯惨敗直後のユル~イお祭り騒ぎ

<2006JOMOオールスターサッカー:J-EAST4-1J-WEST>◇15日◇カシマ

 「慰めのお祭り」で終わってしまった。W杯で惨敗した直後に興行優先の試合で、果たしてよかったのかな? 大いに疑問が残った。

 もっと若い選手を起用し、外国人選手と交ぜてレベルアップを図るような試合にして欲しかった。お祭りは観客動員はできるが、それだけで終わってしまう。FKをDFやGKが蹴ることはファン感謝デーにはふさわしいが、強化につながるように考えなければダメだ。

 激しいタックルがない状態、自由にボールが持てる状況の緩い展開だったにもかかわらず、ラストパスの精度の低さには目を覆いたくなった。厳しさ、激しさの中で正確なプレーができるかが日本の課題だったが、プレッシャーのない状況でもゴール前でのスリリングなプレーができないようでは、とてもオールスターゲームとは呼べないよ。W杯で惨敗したのは当然だったということを再認識させられた。再開するJリーグでは、厳しさ、激しさの中でレベルアップしたプレーを期待したい。(日刊スポーツ評論家)

July 16, 2006 11:39 AM

2006年07月11日

チャンピオンズリーグの方が上だ

sergio060711.gif

 守りのサッカーが勝ち上がり、ストライカーがいなかった。ジダン、フィーゴ、カンナバロらベテランが頑張ったことは認めるが、そのベテランをねじ伏せる次代のスターがいなかったのは残念だった。メッシやロナウジーニョの大会になるかと思ったが、期待は裏切られた。

 警備や大会運営などは素晴らしかったが、ピッチレベルではチャンピオンズリーグの方が上だろう。攻撃的サッカー、創造力、スリル、スピードなどクラブが国を上回っているのが現状だ。ナショナリズムだけが、W杯に残されたものになってしまうのは寂しい。日本や韓国などアジア勢、アフリカ諸国の実力が欧州に近づかなければ欧州と格差が開く一方になる。

 ロナウジーニョ、ロナウドはじめブラジルにはガッカリ。GK、DF陣は選ぶことができるが、FWは本当に人材不足だな。(日刊スポーツ評論家)

July 11, 2006 11:37 AM

2006年07月04日

中田潔い決断…海外へ進出、功績・産業化

 W杯の時に「辞めるかもしれない」と言っていたが、冗談だと思っていた。自分の中では前から決めていたんだろうな。ブラジル戦後、芝生の上で大の字になっていた時間は、過去を振り返り、今後を考えていたのだろう。惜しい気がするが、サッカーだけが人生ではないと考えていた男の価値基準からすれば当然なんだろう。潔い決断だ。

 中田の功績は海外で成功し、後に続く者が出てきたこと、マスコミを巻き込みサッカーを大きな産業にしたことだ。自分の意思を明確に自分の言葉で表現し、大きな夢に向かって努力し、実現させたことは、今後に続く選手の手本となるに違いない。

 引退は「雇われるのは嫌だ」という意思表示なのだろう。以前、ニューヨークからビジネスで発信したいと話していた。第2の人生も明確なビジョンを持ち、後に続く者の手本になってほしい。期待して見守りたい。(日刊スポーツ評論家)

July 4, 2006 11:37 AM

2006年07月03日

日本戦の2発で周囲もロナウド復活と勘違い!?

<準々決勝:フランス1-0ブラジル>◇1日◇フランクフルト

 ブラジルのパレイラ監督は、ロナウドと心中してしまった。外す勇気があれば状況は変わっていただろうが、とにかくブラジルらしい攻めのサッカーが全く見られなかったのが残念だ。前半なんか、枠に飛んだシュートはなかったんじゃないかな。優勝候補、本命といわれていたが、実力が備わっていなかったんだ。前回よりも楽に勝ち進んだために、自信ではなく、過信していたのだろう。

 ロナウジーニョも調子が上がらず、何もできないまま終わってしまった。エトーがいればロナウジーニョの良さも出たんだろうが、動けないロナウドじゃな。ロナウドは守備もできなきゃ、鋭さもなかった。日本戦で復活したと錯覚したのであれば、日本も罪なことをしたもんだ。

 フランスは苦しみながら勝ち進んでくることによって、チーム全体の調子が上向きになってきた。落ちてきたブラジルとの差が、はっきりと出た。1-0というスコア以上の差があったよ。勝ちたいというモチベーションがプレーに表れていた。復活という言葉はジダンに与えられるべきだろう。ボールさばき、状況判断ともに素晴らしかった。 (日刊スポーツ評論家)

July 3, 2006 11:36 AM