セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2006年03月31日

攻めない相手に1点止まりじゃ×

<親善試合:日本1-0エクアドル>◇30日◇九石ド
 攻める意思のないエクアドル相手に1点止まりじゃ、攻撃陣には厳しい査定をつけないと仕方ないだろうな。久保は明らかにキレがなかった。玉田はサイドで頑張っても、得点できないんじゃダメだ。逆に、途中出場した佐藤が短い時間でゴールを決めたのはメンバー入りにアピールできただろうが、先発させて欲しかった。それこそが、テストだった。ただし、ジーコ監督の頭の中には23人が固定されているんだろうから、難しいかもしれないな。

 攻めてこない相手を0点で抑えたからといって、守りが万全だったとはいえない。W杯では今回のエクアドルのように攻めてこないチームはあり得ない。W杯に出るといってもベストメンバーではなく、長旅でコンディションも悪かった。遠い日本まできて、ケガをせずに負けなければいいという試合運びだった。ギャラをもらって帰るだけのチームに興奮する内容はなかった。メンバーが決まる前の大事なテストだったはずだが、つまらない練習試合を見てしまったという印象だ。

 勝つことは素晴らしいが、W杯に希望が出てくるような勝ち方ではなかったのも事実だ。(日刊スポーツ評論家)

March 31, 2006 11:30 AM

2006年03月05日

両チームに攻めの選択欲しかった

<J1:G大阪1-1浦和>◇第1節◇4日◇万博

 最後は、両チームともに「勝ちたいけど、負けたくない」という意識になっていたな。アウエーの浦和の交代はワシントンから永井、ポンテから内舘と、攻めより守りを考えてのものだった。アウエーだから理解はできるが、ワシントンと永井の2トップにして少ない時間でゴールを奪いに行く姿勢を見たかった。G大阪もフェルナンジーニョに代えて播戸では、プラスマイナスゼロでしかない。ホームだからこそプラスアルファ、攻めの選択がほしかった。

 ゼロックス杯では浦和が完勝したが、今回は2列目から小野、ポンテ、長谷部らの攻撃参加が機能しなかった。個々のコンディションが良くなかったようだ。小野もポンテも体のキレがなかった。早い時間に先取点を取ってしまったので全体的に引き気味になっていたのが結局、同点に追いつかれてしまった要因だろう。

 浦和にとってワシントンの得点能力は大きいが、三都主が加地にかわされてゴールを奪われたのは、日本代表と同じように不安だろうな。G大阪は前線でマグノ・アウベスの能力が全開するには時間がかかりそう。宮本がベンチ要員だったのも分からないな。(日刊スポーツ評論家)

March 5, 2006 10:19 AM

2006年03月01日

三都主サイドの「穴」露呈

<国際親善試合:日本2-2ボスニア・ヘルツェゴビナ>◇2月28日◇ドイツ・ドルトムント

 最後に同点に追い付いたが、相手はDFを1人欠いて10人だったからな。負けなくて良かったなんて思っていたら、反省点が見えなくなるよ。W杯に出られないボスニア・ヘルツェゴビナ、それもベストメンバーではなかった相手に、本気を出されると手も足も出ない状態だった。向こうにもっと精度があったら、ボコボコに負けていたね。むしろ、大敗した方が、良かったんじゃないかと思うよ。

 日本の両サイドは攻めていなかったが、逆に攻められ続けていた。特に三都主のサイドはフリーパスだった。米国戦もそうだったが、今回で日本の弱点は世界的になってしまった。1対1でダメなら、裏にカバーする選手を置くシステムにしないと、必ず失点に結び付いてしまうだろう。修正する時間があるかどうか? 90分間耐えられなければ、W杯での勝利は望めないな。

 日本の攻めも、久保は完全に消えていたし、2列目からの攻撃参加も少ない、サイド攻撃もないでは、得点の可能性は少なくなる一方だ。終盤には中村、中田英に厳しく当たってきた。パスの出所を抑えられることになったら、それこそ万事休すだな。守れない、耐えられない、攻めることができない、ではW杯は戦えない。(日刊スポーツ評論家)

March 1, 2006 10:16 AM