セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2006年02月19日

攻めない相手じゃ強化にならん

<国際親善試合:日本2−0フィンランド>◇18日◇静岡スタジアム

 日本が勝ったとはいえ、攻めてこない、シュートを打たない、スキルもない質の低い相手じゃ、強化にはならないよ。その程度のフィンランドに対して、2-0では、日本の攻めも相変わらずレベルが低いままだった。ワンサイドのスコアにならなければいけなかったが、決定的なシーンもそれほどなかった。負けても米国戦は、良いシミュレーションになったが、今回は参考にもならない。米国戦の嫌なムードを振り払ったが、これでいいんだという錯覚はしないで欲しい。厳しく言えば、入場料を払って見せる試合じゃなかった。せいぜい、レベルは練習試合だな。

 プレスのない、ボールを自由に持たせてくれる相手に対しては、それなりにゲームを支配できるが、その中で、自分たちの攻めの形、連係プレーができたのか? はなはだ疑問だね。激しく、厳しいプレスを受ける中でプレーしてこそ、強化になるんだ。

 忘れちゃいけないが、W杯にはこの程度のチームは出てこないんだ。W杯まで強化? 試合がいくつかあるが、本当に強化になるような試合をしないと、本番で泣くことになる。負けてもいいから、質の高い相手にもまれないと強くならない。(日刊スポーツ評論家)

February 19, 2006 11:53 AM