セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2006年02月23日

6点どころか10点取れた

<アジア杯予選:日本6-0インド>◇22日◇日産ス

 6点取って、何とか帳尻を合わせようとした感じだが、10点取ってもおかしくない相手だったからな。W杯を考えるのなら、参考外の結果であり、内容だった。シミュレーションにすらならない。フィンランドや、インドのように、日本に対して、引いて守る相手はW杯にはいない。攻めてくる相手に対して、どのように守り、つなぎ、得点するかというのが日本の課題だ。米国戦で完敗した守りの改善をどのように考えているのか知りたかった。

 インド戦も特に、前半は物足りなかった。引いて守る相手に対して、何ら効果的な攻め方ができなかったのが情けない。学習能力欠如と言われても仕方ないだろ。守りの「練習」ができないのなら、攻めの約束事、多様性を見たかった。相手をゴールエリアから引きずり出す方法や、高さで圧倒するとか、狭い地域での正確無比なパス交換とか、攻めの課題もたくさんあったはずだが、どれも中途半端だった。シュートの弱さ、相変わらずの決定力不足が目に付いただけだ。リードした終盤、やっと生きたボールが回り始めた。

 ボスニア・ヘルツェゴビナには、きちんとしたメンバーをそろえてくれることを願うよ。海外組が加わって、攻守の課題を克服する日本を見せてもらいたい。(日刊スポーツ評論家)

February 23, 2006 10:24 AM