2005年12月04日
“混戦”ではなくレベル低い“だんご”
<J1:G大阪4-2川崎F>◇最終節◇3日◇等々力
G大阪の優勝は質の高い外国人選手が年間通して活躍したことに尽きる。特にアラウージョ、フェルナンジーニョがフルにチームに貢献していた。最後にアラウージョがダメ押しゴールを決めたが、今年のG大阪の勝利を象徴している。逆に、C大阪は有利な立場にいながら、最後に守りの中心の外国人選手を欠いたために逃げ切れなかった。例年になく3人の外国人選手の出来不出来が勝ち負けを左右してきた。大阪から初の優勝だが、来年も強さが継続できるかどうかで、今年の真価が問われる。
全体的にはチーム数を多くするにしたがってチームとリーグのレベルは落ちてきている。下位チームの底上げがあっての混戦ではなく、上位チームのレベルが低くなってきた状態でのだんごレースだったことを忘れてはいけない。リーグの優勝争いは最後の最後まで面白かったが、はたしてそれでよかったのかな。レベルの高い中での接戦だったらもっと興奮しただろうに。
来年、G大阪はアジアチャンピオンズリーグを戦うわけだが、アラウージョはいない。日本勢にとっては今季同様、厳しい戦いになるだろう。各チームともにリーグ優勝の先にトヨタ杯を狙うという高い理想が欠けているような気がするのが、残念でならない。(日刊スポーツ評論家)
December 4, 2005 11:39 AM
