セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2005年12月11日

厳しい組、初戦が決勝戦

<W杯ドイツ大会1次リーグ組み合わせ決定>

 厳しい組み合わせになったな。98年フランス大会と同じと思えば分かりやすいだろう。アルゼンチンの代わりにブラジル、ジャマイカよりは強いと思われるオーストラリア、そしてクロアチア。当時、1勝1分け1敗と皮算用して浮かれていたが、終わってみれば1点しか取れずに3敗だったことを思い出してほしい。今回も日本に勝ち進んでもらいたいが、常識的に考えれば難しい。

 初戦のオーストラリア戦が日本にとっての決勝戦だよ。ここで勝って初めて、1次リーグ突破の可能性が出てくるんで、引き分け以下だと、終わりだ。帰り支度が必要になる。オーストラリアは高さはあるし、ヒディンク監督の手腕も怖い。何より、南米とのプレーオフという厳しい状況を乗り越えて出場しているだけに、甘いアジアの中で勝ってきた日本よりは上だろう。

 今年のコンフェデ杯でブラジルと引き分けたとか、02年日本でのW杯の成績は忘れた方がいい。アウエーのW杯で、勝ったことがないんだからね。

 オーストラリアは次回からアジアの中で戦わなければいけない相手になるだけに、日本としてはどうしても勝っておきたい相手ではある。フランス大会から日本が本当に成長しているのかどうかを確かめるには、いい組み合わせと言えるかもしれない。

 今回4・5枠あったアジア枠が、少なくならないようにアジアのチームには頑張ってもらいたいものだ。(日刊スポーツ評論家)

December 11, 2005 12:26 PM

2005年12月04日

“混戦”ではなくレベル低い“だんご”

<J1:G大阪4-2川崎F>◇最終節◇3日◇等々力

 G大阪の優勝は質の高い外国人選手が年間通して活躍したことに尽きる。特にアラウージョ、フェルナンジーニョがフルにチームに貢献していた。最後にアラウージョがダメ押しゴールを決めたが、今年のG大阪の勝利を象徴している。逆に、C大阪は有利な立場にいながら、最後に守りの中心の外国人選手を欠いたために逃げ切れなかった。例年になく3人の外国人選手の出来不出来が勝ち負けを左右してきた。大阪から初の優勝だが、来年も強さが継続できるかどうかで、今年の真価が問われる。

 全体的にはチーム数を多くするにしたがってチームとリーグのレベルは落ちてきている。下位チームの底上げがあっての混戦ではなく、上位チームのレベルが低くなってきた状態でのだんごレースだったことを忘れてはいけない。リーグの優勝争いは最後の最後まで面白かったが、はたしてそれでよかったのかな。レベルの高い中での接戦だったらもっと興奮しただろうに。

 来年、G大阪はアジアチャンピオンズリーグを戦うわけだが、アラウージョはいない。日本勢にとっては今季同様、厳しい戦いになるだろう。各チームともにリーグ優勝の先にトヨタ杯を狙うという高い理想が欠けているような気がするのが、残念でならない。(日刊スポーツ評論家)

December 4, 2005 11:39 AM