セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2005年10月13日

ゴール奪う積極性なかった

<国際親善試合:ウクライナ1-0日本>◇12日◇キエフ

 負けるべくして負けた試合だった。攻めなければ得点できないし、守っている時間が長ければ失点する可能性は極めて高いということだ。1人少ない状況ではなおさらだ。生半可な状態では勝てないということをあらためて知ったということが、何も得ることがなかった遠征での唯一の成果になるのかな。

 前半からゴールに向かう積極的な姿勢がなかったのは、残念というか情けなかった。雨でコンディションが良くなかったことを差し引いても悪すぎた。リスクがあったとしても、恐れていては何も生まれない。リスクを乗り越えてこそ次のステップに進めることを忘れている。

 ウクライナはシェフチェンコもいないし、ベストメンバーではなかった。日本が攻勢を続けなければいけなかったが、ボール回しのスピードを見ても差があったね。1対1でもほとんど勝てなかった。ボールの奪い合いでも負けている。パスミスも多かった。

 ジーコ監督が選手に指示を出すよりも審判に感情的になってしまった精神状態がもっとも心配だね。中田英の方がよほど監督らしかったよ。W杯まで8カ月しかないのに、こんなチームでは勝ち抜くどころか、参加するだけで終わってしまうよ。(日刊スポーツ評論家)

October 13, 2005 10:57 AM

2005年10月10日

球宴と代表日程もっとしっかり

<Jリーグ・オールスター戦:J-WEST3-2J-EAST>◇9日◇大分市大分総合競技場

 オールスターはゴールを狙うあまりどうしても大味なゲーム展開になってしまうが、5点も入って、まあまあ満足できたんじゃないかな。ただし、得点王のアラウージョが出ていなかったのは残念だ。現在のJリーグでもっとも活躍している選手を出さないで、本当のオールスターとはいえない。外国人選手枠を取り払って、ワクワクするようなプレーを見せてくれる選手を選ぶべきだ。

 今回はオールスターを優先したとはいえ、日本代表が遠征中という状況だった。スケジュールの調整はきちんとしなくてはダメだ。オールスターも、日本代表もベストメンバーじゃないのは、サッカーを応援している多くの人たちに申し訳が立たないだろう。

 世界のオールスターと戦うとか海外の強豪チームがきた時に、J-EASTやWESTが戦うようなことを考えてみたらどうだろう。もう1つ、生でJリーグを見ることができない地域に積極的にオールスターを持っていくことも必要だ。(日刊スポーツ評論家)

October 10, 2005 12:07 PM

2005年10月09日

収穫なし!意図伝わって来ない

<国際親善試合:日本2-2ラトビア>◇8日◇リガ

 内容も結果も伴わない遠征になってしまうような終わり方だった。何を意図して試合をしているのかが、全く伝わってこなかった。何をやろうとしたのか? 何を試そうと思ってできなかったのか? 結局、遠い所まで出掛けて、90分間の紅白戦をやったにすぎなかったんじゃないかな。収穫は探してもなかった。ゼロだね。ウクライナ戦は収穫があることを期待したいものだ。

 高原のロングシュートは確かに素晴らしかったが、その後がさっぱりダメ。継続して力を発揮しなければ、世界には通用しない。終わってみれば「まぐれ当たり」と言われてしまうのが関の山だ。攻撃についても、相手DF陣を崩してチャンスをつくり出すといったイメージがなかった。エリアの外からのロングシュートばかりでは、なかなか入らないよ。

 守りがズタズタだった9月のホンジュラス戦の反省がなかった。守りの面では危機感が感じられなかった。同じようなミスからの失点では、学習能力が欠如しているといわれても仕方ないな。ミスしたら代表から落とされるといったような厳しさがなければ、真剣勝負の中で世界の強豪と戦えるわけがない。監督も選手にも常に危機意識を持って戦ってほしい。(日刊スポーツ評論家)

October 9, 2005 10:08 AM