セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2005年03月25日

イラン戦、負ければ後引くぞ

 大事なイラン戦、負けてはいけない。4チーム中2チームが突破できる最終予選、しかも最強のライバルとのアウエー戦だから、負けても星勘定の上では大きな影響はないとも言える。6試合のうち1試合を落としたところで、2位以内が危うくなるものでもない。しかし、今回の負けは単なる1敗にはならない。だから、負けちゃだめなんだ。

 今回は欧州組を加えて、戦い方も変更した。仮に負ければチームのムードは一気に悪くなる。ジーコ監督の采配問題も噴出し、周囲からのプレッシャーはさらに増すはずだ。次のバーレーン戦まで日もなく、立て直すことが難しくなる。ただの1敗に終わらず、それがこの後の戦いにまで影響する。

 日本は辛抱強く守って少ないチャンスを生かす戦い方をするべき。ジーコ監督は攻撃の化身のような選手だったが、実際の代表は粘り強い守備で勝ち抜くのが得意だ。決してイケイケにならずに、慎重に戦うことだ。得点をとろうと前がかりになったら、相手の思うツボ。今の日本は、人数をかけて堅実なプレーをすれば、失点はしないサッカーができる。まあ、ツイているジーコ監督のこと、ハラハラドキドキの展開でも我々の期待を裏切らず、きっと勝つのだろうけれど。(日刊スポーツ評論家)

March 25, 2005 03:02 PM