セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい

プロフィル

 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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2005年03月15日

中田の代表復帰は当然

 中田英が招集されたことは別にニュースではないだろう。ケガ以外の理由で招集されなかったとしたらニュースになるけどね。フィオレンティーナでゲームに出場、不出場のレベルの選手じゃないよ。経験と実力は違うはずだ。イラン側から考えてみればいい。ヨーロッパで活躍している選手が相手チームにいるといないとでは大違いだろう。中田英がそうだし、中村や小野、高原だってそうだろう。彼らがピッチにいないとなれば、イランも戦いやすくなるのは間違いない。

 それ以上に不安な点は、不動のGKとDF2人が抜けることだろう。全く新しいチームをつくる必要に迫られている。W杯最終予選突破にもっとも大事だと思われる試合、しかも絶対的アウエーという厳しい状況の中で、代わりの選手がうまく機能できるのかが気掛かりだ。ハラハラドキドキしても、最低引き分けに持ち込めればいいけどね。

 海外で戦っている選手には、国内組よりは厳しい中での戦いの経験値は高いものがある。それらを最初から捨てる手はない。合宿で判断すればいい。どう使うかは監督の裁量になる。まあ、その裁量が多少心配ではあるけどな。ツキだけで続けて勝てるほどW杯予選は甘くはないはずだ。(日刊スポーツ評論家)

March 15, 2005 12:00 AM