2006年09月18日
夏バテ防止に活躍したドラム缶:押谷謙爾
大分は夏に強くなった。今季、暑さの厳しい7、8月の9試合で負けたのは1度だけ。特に8月下旬、11日間で4試合という過酷な日程を無敗で乗り切った。「この時期はいかにフィジカル面を維持するかが大切。それが不足すると試合の結果に影響を与えますから」。こう語るシャムスカ監督は夏場の戦いに備え、しっかり「助っ人」を加入させていた。
身長90センチ、胸囲、ウエスト、ヒップとも60センチ。緑色の体をした貴重な2人? の戦力が今夏、フル稼働した。ドラム缶である。その中身はキンキンに冷えた氷水。連日、ピッチのそばに特製の水風呂として登場した。
トレーニングを終えた選手が順番に腰までつかる。長い選手で5分ほど。直前まで息を上げて走っている選手がすぐさま、ザブンとやる。見ていると体に負担がかかりそうで心配になるのだが、これが疲労回復に効果抜群というのだ。
トレーニング後は筋温が上昇しており、火照った体のまま放置するとトレーニング後もエネルギーが消耗され続け、疲れがなかなか取れない。だから氷水で筋温を常温に戻すのだという。「乳酸の発生が抑えられるんです」と斉藤トレーナーが説明する。GK西川は「すごく冷たくてしびれて体の感覚がなくなるんです。でも疲れにくい気がする。家に戻ってから、あまり疲れが残らない」と効果を感じている様子。顔をこわばらせ、ゆっくりとドラム缶に沈んでいく選手もいて、見ていても楽しい。
9月16日のG大阪戦で8試合ぶりに黒星を味わった。ただし、好調なチームへの評価は変わらない。7、8月に未勝利だった昨年と比較すると、確実にタフになった。それを支える、地元企業から寄付された2つのドラム缶。こんな形のスポンサードもあるんだとほほえましくなった。
September 18, 2006 03:37 PM 投稿者:押谷謙爾
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