2005年08月03日
九州出身多いユニバ日本代表:押谷謙爾
東アジア選手権で日本男女が北朝鮮に敗れ、黒星スタートした。韓国から目が離せないが、10日からはトルコが熱くなる。2年ごとに開催される大学スポーツの祭典「ユニバーシアードイズミール大会」が始まる。
サッカーのユニバ男子代表は5日、日本を出発する。目標は大会3連覇。代表の乾監督は福岡大監督として九州ではおなじみだ。「歴代のユニバの中で最も経験を積んだチーム」と、昨年だけで国際試合を20試合こなした。九州のサッカー担当としては3連覇以外に楽しみがもう1つ。今回の代表20選手のうち半分の10選手が九州の高校出身なのだ。ポジション別に書き出すと…。
GK赤星拓(福岡大大濠→福岡大) 時久省吾(大津→早大)
DF徳永悠平(国見→早大) 登尾顕徳(鹿児島実→福岡大)
MF伊野波雅彦(鹿児島実→阪南大) 兵藤慎剛(国見→早大) 衛藤裕(東福岡→福岡大)
FW赤嶺真吾(鹿児島実→駒大) 巻佑樹(国見→駒大) 高橋大輔(柳川→福岡大)
徳永はワールドユース、五輪と各世代の代表で中核を務めた逸材だし、赤嶺とともに卒業後の進路を巡って大会後はJクラブの争奪戦が加熱しそうだ。
Jリーグ開幕当初、各クラブは有望な高卒の人材をかき集め、大学サッカーは一時、低迷を味わった。ユニバに関しては95年福岡大会での優勝以降、97年シシリー大会(イタリア)9位、99年マヨルカ大会(スペイン)13位と沈んだ。危機感を持った日本協会と全日本大学連盟は00年から強化プランを推進。年2回の国際大会参加など世界と戦う場を増やした。国際経験を通じた選手育成の面ではJや代表と同じような環境になってきた。高卒後、Jリーグに入る傾向はまだ強いようだが、大学で頭角を現す「遅咲き型」が増えているのも事実。高校では無名ながら大学で伸び、日本代表にまでなった黒部(C大阪)や坪井(浦和)がいい例だし、即戦力として獲得しているからデビューも早い。
今回のFW高橋もその1人。柳川高時代について本人は「まったく代表とか無関係の選手でした」と笑う。大学入学後、あきらめ知らずの運動量とDFの裏を狙い続ける動きがやがて定着。昨年4月に左ひざを痛め、じん帯の再腱手術を受けた。シーズンの1年近くを棒に振ったが、今年5月に全日本学生選抜に復帰した。今では数クラブが関心を示す。「もうサッカーができないかもと思った。今はプロ志望。今は精いっぱい、思い切ってやるだけです」。貴重なアピールの舞台を前に元気に誓った。
乾監督は「大学生のレベルが上がってきたと感じますよ」と手応えを持っている。予選グループはタイ、アイルランド、ロシアと同組で、上位2チームの計8チームが決勝トーナメントに進出する。決勝は20日。大学サッカーの世界一を決める、長い夏がいよいよ始まる。
【サッカー担当 押谷謙爾】
August 3, 2005 05:14 PM 投稿者:押谷謙爾
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