2006年07月18日
王監督に学ぶもの:村田義治
プロ野球ソフトバンク王監督の病気離脱は、J福岡イレブンにも衝撃的な出来事だった。7月4日、両チームの総合交流の第1弾として、川勝監督以下、選手9人とチームスタッフが福岡ヤフードームを訪問。試合前に王監督と対談した。その翌日。緊急入院を自ら発表する姿に、誰もが言葉にならなかったという。
時間にして10分にも満たなかった今回の対談。それでも、福岡の都筑社長にとっては、願ってもない時間だった。最後は負けの許されないトーナメント方式のWBCを勝ち抜いた経験談を、下位に低迷するチームの起爆剤につなげたい。今回の対談には、そういった思いも込めていた。
「本当は、選手全員の前で講話を開いてもらいたかったが、お互いにシーズン中でもあったし…」と都筑社長。だが、西武との首位攻防戦の試合前に、その第1歩が実現した。今、振り返ると、その時すでに、王監督は自らの病気のことを胸の奥に潜めていた。川勝監督が就任後、選手に一番求めてきた「プロ意識を高さ」を、あらためて王監督の姿に思い知らされた。
19日。博多の森球技場での東京戦で、2カ月の中断を終えた福岡の戦いが再開する。当面の目標は降格圏からの脱出だが「ひとケタ順位を目標に」と、川勝監督は強きの姿勢を崩さない。総合交流の会見でも王監督は「プロは勝つことが求められる」と口にした。福岡の戦いと歩調を合わせるように「病気に勝つ」ための王監督の戦いが始まる。「負けないチーム」から「勝つチーム」へ選手の意識改革を進めてきた新生・福岡。「互いに協力し、競う合うことでレベルアップできれば」と“共闘”を宣言してくれた王監督のためにも、勝ち進むしかない。
July 18, 2006 09:20 AM 投稿者:村田義治
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