2008年01月07日

宮沢とともに:長島一浩

 今季札幌入りするU-19日本代表のFW宮沢裕樹の姿をもっと見ていたかった。全国に名前を売ってほしかった。室蘭大谷は全国高校サッカー選手権の2回戦藤枝東戦(2日)に敗れ、北の怪物は選手権からあっけなく姿を消しました。厳しいマークに苦しめられ、持ち味は消されました。2試合連続の不発。普段はクールで感情を出さない男が試合後、大粒の涙を流していたのは印象的でした。この悔しさがきっと今後の糧になると思います。

 ここまで成長するとは思いませんでした。初めて取材したのは入社1年目の05年秋の高校選手権北海道大会。1年生ながら主力として活躍している姿がありました。先輩記者から「将来性がある。今後が楽しみ」と言われましたが、さほど気にしていませんでした。06年7月、U-17(17歳以下)日本代表に選出され、話を聞いたときもそうでした。どん欲な性格ではなく、これといったものを感じ取ることはできませんでした。

 私が初めて本気で魅力を感じたのは2年時の高校選手権道大会でした。その時は記者とカメラマンを兼ねていました。何が驚いたかというと、彼の空中戦の1対1の強さとジャンプ力でした。確実に競り勝つのです。そして、私の技術不足もありますが、彼の空中戦の写真はフレームアウトしてしまうときが何度もあり、戸惑いました。J2札幌の写真も撮っていましたが、そのようなことは、あまりありませんでした。181センチのジャンプ力は相手より頭1つ分抜け出ており、想定外のバネがありました。

 「今後が楽しみ」と私も今は自信を持って言えるような気がします。宮沢は12年のロンドン世代の一員ではありますが、今年8月の北京五輪も目指してもらいたいです。札幌でもレギュラーを奪取してほしいと期待しています。こう言うのはおこがましいですが、宮沢とともに自分自身も成長していきたいと思います。

January 7, 2008 03:36 PM 投稿者:長島一浩

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