2007年12月24日
「満足」とは程遠い契約更改:長島一浩
コンサドーレ札幌の契約更改交渉が大詰めを迎えています。一発でサインをする選手もいれば、保留する選手も。ただ今季にかんしては、保留する選手の気持ちがとてもよく分かります。昨季はクラブの緊縮予算のため、年俸はほぼ一律で約25%減らされました。6年ぶりのJ1昇格を果たした今季、選手は大幅アップを期待していました。「今回が勝負」と思っている選手は多かったような気がしました。
サッカーは30歳前後で現役を終える人が多いです。引退後の進路が保証されているような選手は、ごくわずかです。多くの選手が結果を残したときには、少しでも評価してもらいたいというのが本音でしょう。チーム最年長のDF西沢が「毎年、今やっている契約更改が最後かもしれないと思っている」と話すよう、切実な思いで臨んでいます。クラブ側の意図もあり、双方が円満という訳にいかないケースも多いでしょうが、来季もいいプレーができるよう、最後は気持ちよくサインするような話し合いを持って欲しいなと思ってます。
ただこの時期は、どうしても「寂しいな、厳しいな」と感じてしまうことが多いです。拍車をかけるのが契約更改交渉に臨む場所です。札幌の事務所の隣には、プロ野球日本ハムの事務所があります。横からは「●●●●万円アップ、●億円突破」と景気のいい話が聞こえてきます。札幌の日本人選手で2000万円以上をもらっている選手はいないようです。Jリーグとプロ野球を一概には比較できませんが、違いは一目瞭然(りょうぜん)です。
今季日本ハムの選手で保留した選手は1人もいませんでした。札幌もそうなってほしいなと切に願います。そのためにはまずJ1に定着することでしょう。J1の安定勢力になり、収入面も安定する。クラブの提示が、選手の思い通りの金額になり、全員一発サインの年がくることを待ち望んでいます。
December 24, 2007 04:05 PM 投稿者:長島一浩
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