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2006年10月02日

市川雄介、ガーナを行く

 今回は10月4日に日本と戦うガーナについての話題である。本題に入る前に、私事で恐縮だが、前の代表戦の後、仕事がちょうどon the beachと業界で通称されるプロジェクトの端境期に入ったので、これ幸いと16日間の夏休みを頂いた。旅行の行き先をガーナと近隣の西アフリカの国々に決めた後に入った一報が、日本代表のガーナとのフレンドリーマッチである。

 あまりのタイミングの良さに自分でも驚いたが、旅行がてらいくつかガーナのサッカーに触れる機会があったので、そのことについて今回はお伝えしたい。特に、ガーナ・サッカー協会にインタビューの機会を頂いたので、こちらについても一問一答形式で僕の英語翻訳力を尽くしてご紹介したいと思う。この所ずっと、日本代表の試合について、僕を含めて大多数のファンの方が日本代表戦に触れるメディアであろうテレビ観戦を主に念頭に置きつつ、こんな見方はどうだろうか、と自分の思うところを書き連ねてきたが、このseries of 日本代表ネタは今回はひと休みである。

★ガーナにおけるサッカーの浸透

 ガーナに着いてから中部以南の4都市に滞在したが、ガーナの民間レベルでのサッカーの浸透は恐るべきものがあった。まずビーチに行けば、ビーチでボールを蹴っているグループがいる。100人、200人といった小さな村でも、必ずハーフコート位の大きさ以上のサッカーコートがあり、あり合わせの木で作ったゴールマウスを前に子供達が裸足でボールを蹴っていた。少し大きい町や学校の付属コートになると、このサッカーコートは芝なのか他の草なのかは確認しなかったが、クレーのコートではなく、グリーンのコートのことが多かった。別にきれいな芝生でなくても、土と芝では全然サッカーをプレーする幅、面白さが変わってくる。日本では、Jリーグ100年構想の中で芝生のコートの普及が1つのテーマになり、Mr.ピッチという妖怪ぬりかべ級の存在感があるキャラクターを作ったほどだが、残念ながら高校レベルでもクレーのコートが普通なのが日本の現状である。

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 このように隅々までサッカーコートがあるのがガーナであり、子供はサッカーボールとともに生きている、というのが率直な感想だ。この若年層が街角で目に付くというのが、ガーナの大きな特徴で、ブラジルでも広場があればサッカーが行われていたが、ブラジルでは大人がプレーしている事も多かった。ブラジルでは人生にサッカーが浸透し、ガーナでは子供のアクティビティとしてサッカーが浸透している、そんな印象を受けた。

 また、同じアフリカでも東と西ではずい分と事情が異なる。東アフリカはタンザニアしか行ったことがないが、タンザニアではこのようにサッカーが浸透しているという印象はまったく受けなかった。同じアフリカでも、西の人は東のことをまったく知らない。日本人に同じアジアだからと、中東のことを聞くようなものである。西アフリカでは、カメルーンのエトー、コートジボアールのドログバ、そしてガーナのエシアンとスターを輩出しているが、東からは、なかなかこのクラスのプレーヤーが出てこない。そんなことが東西アフリカにおけるサッカーの浸透度に影響を与えているのかもしれない。ガーナの民間サッカーに子供が目に付くのは、ガーナが近年スターをエシアン、アピアーと輩出し、それによって急速にスターに憧れる子供たちの間にサッカーが広まったという可能性もある。ブラジルは昔からサッカーが強かったので、昔ボールを蹴っていた子供が大人になっても同じようにサッカーを人生の友にしていると考えれば整合性がある。アフリカの中では比較的昔から強くなったカメルーンあたりに行って、どんな世代がボールを蹴っているか見てみれば、この仮説の確からしさをもう少し検証できるだろう。

 また、ガーナはクラブに密着した新聞というのがあって、週に2、3回クラブに関する様々な情報を発信している。少なくとも、アフリカ・チャンピオンシップに出場していたアサンテ・コトコとアクラ・ハーツ・オブ・オークの新聞は、どこの新聞売り場でも必ず売られていた。これ以外にサッカー専門、あるいはサッカー中心のスポーツ新聞というのがいくつもあり、目に止まっただけでも“Exciting Sports FILA”“Soccer EXPRESS”“Africa Sports”と3紙はあった。この新聞とテレビのスーパースポーツというのが、ガーナにおける2大サッカーメディアと言えるだろう。記事の内容は、日本と似たようなもので、注目選手のインタビューから、ガーナ代表は10月4日の日本代表戦と8日の韓国代表戦の東アジアツアーで合計40万ドル(約4600万円)の出場料を稼いだ、というような憶測ゴシップ記事まで幅広く取り扱っている。

★アサンテ・コトコ

 ガーナでは途中、クマシ(Kumasi)という内陸の町に滞在した。ここは、ガーナのアシャンティ文化と呼ばれる黒人王朝の文化の中心地で、現在でもそこそこ大きな都市である。このクマシをホームにするサッカーチームがアサンテ・コトコで、このチームはアフリカン・チャンピオンシップに出場している。これは、ヨーロッパにおける欧州CLに相当するもので、優勝チームは師走の日本で世界クラブ選手権に出場する権利を得ることが出来る。ちょうど僕が滞在していた時にグループリーグの最終戦が行われたので、それを見た感想をお伝えしたい。

 相手は、チュニジアのCSSチュニスというチームである。日韓W杯で日本はグループリーグでチュニジアと当たったが、あまりチュニジアは日本のファンに対して、強い記憶を残せなかった。はて、どんなサッカーをする国だったか? と思いだそうとしても、中田の珍しいヘディングゴールとか、日本代表のゴールシーンは鮮明に覚えているのだが、チュニジアのサッカーについては印象に乏しい。一方のアサンテ・コトコについてもほとんど何も知らず、前のW杯でのガーナ代表の迫力ある中盤のビルドアップ、個人技が印象に残る程度である。

 という訳で何の先入観もなく、ゲームを見たのだが、非常に質の高いサッカーをするホームチームCSSチュニスに比べて、アウエーのアサンテ・コトコのパフォーマンスは余り良くなかった。CSSチュニスは、スピードがあり、ピッチをワイドに使う。余りドリブルは使わず、ペナルティーエリア前での動きながらのショートパスと、もう少し下がり目からのクロスボールを使い分け、時には思い切ってミドルシュートを打ってくる。あえて他の国のカラーに当てはまると、アルゼンチンに近いだろうか。ブラジルのように余りボールをこねくり回さず、短い手数でボールを大きく動かし、確実にシュートで攻撃を終える、そんなチームだった。これに対して、アサンテ・コトコは単発的に中盤の選手がドリブルで攻め上がるのが目立つ程度で、パスの精度を欠いたこともあり、ほとんどの時間守勢に回っていた。面白いのは攻めるのも守るのもクロスボールが不得意らしく、サイドをえぐってのクロスが全くない上に、CSSチュニスがクロスを上げると、真ん中のFWのマークを外している事が多く、よくフリーでシュートを打たれていた。

 ゲーム自体は、実力通りCSSチュニスが2-1で押し切って終わったのだが、このゲームをもって直感的な判断をすると、CSSチュニスのレベルはJ1でもかなり上位、ヨーロッパでもフランスやオランダリーグならUEFA杯には出られる順位に来るほどで、アサンテ・コトコはJ2でも下の方という感じだろうか。これは1試合をもって非常に乱暴な判断をしているので、欠けている選手などが復帰したり、ホームゲームだったりするとぐっと良くなる可能性がある、という前提で読んでいただきたい。ただ、CSSチュニスが今後アフリカ・チャンピオンになるなら、世界クラブ選手権でも結構いい戦いをするのではないかと思う。

 ちなみに、こういった途上国のスポーツを見る時、どうしても資金の面が気になってしまうのだが、アサンテ・コトコのメインスポンサーは、areebaというガーナの携帯電話会社であった。この会社はガーナのあちこちに看板を出し、GPRSでパケット通信が出来るとアピールしており、相当ガーナではメジャーな会社である。工業に見るべき大企業に乏しいガーナでは、こういったインフラ系で、かつ最も消費者に近い企業がスポーツへの主な支援者になるのだろう。少しサッカーの話から脱線するが、僕はこのareebaの看板を見て、自分のVodafoneから普通にメールを送ったり、Webを見られたりするのかな、と期待したのだが、ローミング先はareebaで無くガーナ・テレコムで、こちらはGPRSには対応しておらず、かろうじてSMSが使える程度だった。

★ガーナサッカー協会インタビュー

 ガーナに滞在中、首都アクラのNorth Ridgeという閑静な住宅街に位置するガーナ・サッカー・アソシエーションを訪問して、インタビューをする機会を得た。インタビューに応じて頂いたのは、サッカー協会のGeneral SecretaryのKofi Nsiah氏である。General Secretaryというのは、直訳すると「総書記」「総務」といった意味だが、Kofi氏はマッチメイクやファイナンスなど、実務面を幅広く担当し、企業で言う所のCOOのようなポジションを務めている方である。忙しい中時間を割いて頂き、この場を借りてお礼申し上げたい。

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○ガーナ・サッカー協会インタビュー

話し手:Kofi Nsiah (Genaral Secretary)
聞き手:市川 雄介

[市川]
 はじめまして。お会いできて光栄です。ガーナのサッカーは、前のW杯で世界を驚嘆させましたが、日本のファンは、W杯のゲーム以外のガーナのサッカーをあまり知らないというのが実情です。今日は、直接のお言葉をいただいて、これを日本のサッカー・ファンに伝えて、理解を深められればと思います。
 まず、W杯から数カ月が経ちましたが、日本と同様、ガーナも監督がフランス人に代わりましたね。新監督であるClaude Le Roy氏に代わって、ガーナのサッカーに何か変化はありますか?

[Kofi]
 それは少し誤解があります。Le Royは、10月からチームにジョインします。10月に入って、10月4日のゲームは指揮できません。実際には、Assistant Coach(副監督)が指揮することになり、Le Royはゲームを見るだけです。このゲームが、Le Royにとって、初めてガーナのチームに触れる機会になるでしょう。

[市川]
 そうでしたか。Assistant Coachの方は、W杯のチームには入っていましたか?

[Kofi]
 ええ、入っていました。

[市川]
 その観点では、チームはW杯とキープコンセプトだと考えて良いのでしょうか。

[Kofi]
 その通りです。

[市川]
 なるほど。では、視点を対戦相手に移しますが、日本チーム、そして10月8日に対戦する韓国チームの印象というのは何かありますでしょうか。

[Kofi]
 FIFAランキングでは現在ガーナの方が上に来ていますが、かつては日本の方が上でした。W杯に出場しているし、スピーディーで良いチームだと思っています。良いイメージを持っていなければ、マッチメイクはしないですよ。韓国も同じですね。韓国とはW杯前に親善試合をしているから、より良く分かっています。日本とも2年前にキリン・チャレンジ杯に来ないかという誘いがあり、我々も真剣に検討しましたが、良い選手がその期日では集められず、断念した経緯があります。なので、今度戦うのは非常に楽しみです。

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[市川]
 誰か注目している日本人選手はいらっしゃいますか?

[Kofi]
 日本人の名前の発音は難しくて、今この場では思い出せません(笑)。もちろん何人も知っていますよ。

[市川]
 それは残念です。日本チームは、W杯後に監督が、かつてユーゴスラビアを率いたイビチャ・オシムに代わり、選手も大分入れ替わっています。よって、ご存知の選手が今回出てこないかも知れないので、その場合はまた新しい名前を記憶する必要がありますね(笑)。逆にガーナ人選手では誰に注目すべきですか?

[Kofi]
 それはエシアン(チェルシー)でしょう。また、アピアー(フェネルバチェ)も依然としていい選手だと思います。

[市川]
 アピアーはユベントスからフェネルバチェに移ったのですね。フェネルバチェの監督は前に日本代表を率いたジーコです。日本とガーナの友好のために、彼がアピアーとうまくやっていることを祈ります。
 さて、日本人プレーヤーも、ガーナ人プレーヤーと同様、何人かは欧州のクラブでプレーするようになり、海外組と国内組の融合というのが、日本代表の難しい課題としてここ何年かクローズアップされています。ガーナでも同様の問題は存在しますか?また、存在する場合には、どう対処されてますでしょうか?

[Kofi]
 ガーナも全く同じ問題を抱えています。14人のプレーヤーが現在海外でプレーしており、先発メンバーがほとんど海外組というのも珍しくありません。従って、統一した戦術を浸透させるのは非常に難しい課題です。W杯の後も2名の選手がガーナのクラブから欧州のチームに入りました。この問題は、常に存在し続けるでしょう。

[市川]
 いま戦術の話が出ましたね。W杯を見る限り、ロングボールを使わず、ショートパスとドリブルというのが印象に残りましたが、ガーナの戦術的な特徴というのは何になるのでしょうか?

[Kofi]
 それは当たっていると思います。ガーナの最大の特徴は中盤の構成力ですね。伝統的に中盤にはいい選手を輩出しています。ただし、FWにはなかなかいい選手が生まれない。あなたは身長が高いが、ガーナ人というのは背が低いので、あまり良いFWになりません。だからロングパスを出してもゴールはなかなか出来ないのです。従って、中盤の優れた選手がショートパスやドリブルでゲームを組み立てるというシーンが多くなります。

[市川]
 “ケッテイリョクブソク”という言葉が日本にありますが、それはおっしゃったことと全く同じことを意味します。日本と同じような特徴を持っているのかも知れません。隣国コートジボアールのドログバがガーナに生まれなかったのが残念ですね。

[Kofi]
 もし、ドログバやカメルーンのエトーがガーナに生まれていたら、我々はいとも簡単にW杯を取っていたでしょう。

[市川]
 それは確かにドリームチームですね。ちょっとこれは批判めいてしまうのですが、代表チームの優れたパフォーマンスと比べて、クラブレベルではアフリカ・チャンピオンシップでもガーナの2チームは敗退してしまいましたし、あまり良いパフォーマンスではありません。この差はどこから生まれて来るのでしょうか?

[Kofi]
 ガーナのクラブチームには今Adventureが不足しています。ガーナは2008年にアフリカンゲーム(アジアにおけるアジア大会に該当する)のホスト国になっている為、アクラもクマシもスタジアムを改装しています。これらのスタジアムは3万人とか4万人を収容できますが、今改装中ゆえにチャンピオンシップに出たクマシのアサンテ・コトコもアクラのハーツ・オブ・オークも数千人しか収容できないグラウンドで試合をしています。これは当然クラブの財政にも影響していて、チケット売上が低下したために、良い選手が集められず、いい強化試合も組めません。Adventureと言ったのはそういう意味です。2008年になったら、きっと世界クラブ選手権に出られると思いますよ。

[市川]
 最後に、ガーナは非常に育成システムに優れていると聞きます。近年ビッククラブでプレーする優れた選手を輩出しているのも、この育成システムの賜物であるとされています。この育成システムについて、概略をお聞かせ願えませんでしょうか。

[Kofi]
 ガーナの育成システムは、公的なものと私的なものに分かれます。公的なものというのは学校です。中学、高校のクラブでの活動というのがまず基本になります。実際、ガーナではサッカーがとても盛んなので、運動能力に秀でた選手は、まず学校のサッカークラブに入り、そこで才能が見出されることになります。私的なものというのはクラブです。ガーナには、プレミアリーグと呼ばれる1部の下に更に2つの下位リーグがあり、地域にサッカーが浸透しています。ガーナはまだまだ貧しい国で、高校などの上位の学校には行けない子供たちが居ます。こういった子供たちはクラブが目を光らせて発掘することになります。今の代表にも、何人もストリートでサッカーをしていた子がクラブに見出された選手がいますよ。

[市川]
 それは、ロナウジーニョのサクセスストーリーのようなお話ですね。かつて日本ではフランス人の監督が居て、若い世代も代表も両方指揮していた事が有りましたが、ガーナではどの様なシステムになっているんでしょうか。

[Kofi]
 同じことを過去我々もトライしました。だが、やはり1人の人間が若い世代からフル代表まで見るのは負担が大きすぎて、今はフル代表と若い世代は分けて強化をしています。ただ、若い世代のことを定期的に代表監督はモニタリングをしていて、報告を受けています。

[市川]
 なるほど。中盤に特徴のあるチーム作りといい、代表と若い世代の話といい、日本と同じような試行錯誤をし、同じような特徴を持っているのではないか、という気がしてきました。今度のゲームは楽しみにしています。本日はありがとうございました。

[Kofi]
 こちらこそ、ありがとうございました。日本のファンによろしくお伝えください。

★来るガーナ戦に向けて

 10月4日が国際Aマッチデーでないことで、ガーナ代表のメンバーが揃うか懸念していたが、9月27日のガーナ・サッカー協会の発表では、MFエシアン(チェルシー)、MFアピアー(フェネルバチェ)、DFメンサー(レンヌ)、FWアサモア・ギャン(ウディネーゼ)等の中心選手は軒並み招集されて、日本に来る見込みである。バイエルンの屋台骨を支えたクフォーは来ないが、Kofi氏も指摘していたチームの特徴である中盤の構成力が存分に発揮できる布陣と言っていい。日本は伝統的に、アルゼンチンの様な中盤がしっかりとしていて、スピードがあるチームだとゲームが作れず、苦手としている。ガーナもチームのカラーでいくと苦手の部類に入るチームだと思う。オシムジャパンになって2カ月、大分プレーのスピードは上がった様に思うが、これがどこまで通用するか、1つの試金石となろう。

 最後に、ガーナの注目選手を2人挙げるとすると、1人はもちろん中盤のユーティリティプレーヤーであるエシアンであり、もう1人はアサモア・ギャンだろう。アサモア・ギャンは、今期からウディネーゼのレギュラーポジションを獲得しており、リーグ開始後4試合経過したがサンプドリアから1点取っている。W杯のチェコ戦での鮮やかなゴールは記憶に新しいが、スピードがあり、186センチと高さも兼ね備える20歳のプレーヤーである。ガーナに取っては待望久しい大型フォワードであり、闘莉王を欠く日本は相当手こずるのではないだろうか。

 今回のガーナの東アジアツアーは、4日の横浜、8日のソウルと日韓W杯の決勝戦から開幕戦の舞台へと逆戻りにたどるフレンドリーマッチではあるが、ガーナは新監督がチームを初めて総覧するという機会でもあり、メンバーは相当の気合で来る事が予想される。ガーナはFIFAランキング23位のチームだが(日本は9月現在47位)、フルメンバーが揃ったこのレベルのチームと日本がホームで親善試合を戦えるというのは珍しい機会でもあり、次のW杯を見据えた強化という観点ではインド戦よりも遥かに重要である。是非真剣勝負のいい試合を望みたい。

※写真は上から「ビーチでサッカーを楽しむ子供たち」「ガーナサッカー協会のkofi氏」「ガーナサッカー協会の入り口」(撮影・市川雄介)

市川雄介 科学的サッカーのススメ
市川雄介(いちかわ・ゆうすけ)
 1975年8月生まれ。サッカーどころ静岡に生まれ、幼少よりサッカーに親しむ。JSL1部でのヤマハ発動機優勝をきっかけにプロサッカーの面白さに目覚め、90年イタリアW杯で世界のレベルを知った。  大学卒業後は、ビジネスの世界で、M&A、経営コンサルティング、企業投資に携わる。仕事上、戦略的な資源配分や組織論について考えることが多く、かねてより集合としての人のパフォーマンスを最大化するという観点で、企業経営とモダンフットボールに多くの共通点が有ると考えていた。  また、最大の趣味は海外旅行であり、アマゾンの泥濘、アンデスの雲の上、キリマンジャロのサファリ等、各地でボールを蹴る人々を記憶に収めてきた。ルーマニアでは孤児院の子供達とプレイした経験もあり。  本コラムでは、アウトサイダーならではのサッカーに関する独自の視点を提供すると同時に、旅行に出ている際には現地のサッカー事情なども交えてお話し出来ればと考えている。

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