2007年07月19日
カーヌスティの悲劇
どーもです。
今週末、全英オープンが開催されますが、今年の舞台は99年に悲劇の舞台となったカーヌスティです。ゴルフをやる前はゴルフ放送も見ることは無かったのですが、実際に始めると興味を引かれるもんです。ちょうどそのころに開催されたのが、このカーヌスティを舞台に争われた99年全英オープンでした。
99年全英オープン。最終日の18番ホールまでメジャータイトルに一番近い位置にいたのは、フランスのほぼ無名の選手ジャン・バンデベデでした。バンデベルデは、欧州ツアー1勝の伏兵。そのバンデベルデが、最終日17番終了時で2位に3打差でした。普通にみれば、よほどのことが無ければ優勝は間違いない状況です。
ところが、そうは行かないのがゴルフです。『ゴルフ史上最大の悲劇』が幕を開けます。18番はバリーバーンと呼ばれるクリークがコースを横切って両サイドに流れるホールレイアウトで、左サイドはOBです。通常パー5ですが、全英オープンではパー4となっているようですね。ティショットにドライバーを持ったバンデベルデは、優勝の重圧からか、OBを意識したからか、ティショットを大きく右に曲げてしまいます。そこから、果敢(無謀?)に2オンに挑みますが、第2打は無情にも右にすっぽ抜け、客席スタンドに当たって跳ね返ったボールは膝まである深いラフへと消えました。深いラフからの3打目は、バリーバーンへ・・・。靴と靴下を脱ぎ、クリークに入るバンデベルでの姿が、今でも目に焼きついています。結局クリークから打つことは諦めるのですが、ペナルティを払って放った第5打目はグリーン手前のガードバンカーに入ります。このバンカーショットをねじ込めば、全英オープン優勝! そんなバンデベルデの目前で、同じくバンカーに入れていたクレイグ・パリーが、なんとチップイン! 皮肉なもんです。バンデベルでの6打目は、1ピンは外れていました。それでも、7打目を1パットで沈め、プレーオフへと夢をつなぎます。しかし、そのプレーオフを制したのは、ポール・ローリーでした。
ゴルフというカテゴリーを取っ払った全スポーツでもみても、屈指の悲劇ではないかと思っています。
今年の全英オープンは、そのカーヌスティを舞台に行われます。悲劇の主人公ジャン・バンデベルでは体調不良で参加しないそうですが、また歴史は繰り返されるのか? また、眠れない夜が続きそうですね。
日本人選手にも頑張って欲しいのですが、今回僕が注目したいのは谷口徹プロです。ウッドワンオープン広島、セガサミーカップと2週連続優勝していますよね。ですが、ウッドワンオープン広島とセガサミーカップの間で、谷口プロがドライバーをヤマハ「新インプレスX425V」にを変えているって知ってました? 僕もつい2日前まで知らなかったのですが、テーラーメイドとの契約はどうやら更新されず、フリーになっていたようです。僕の聞いたうわさ話では、ボール使用も契約条件に入れたかったメーカーの思惑と谷口プロの思惑がかみ合わなかったようです。とはいえ、普通選手はシーズン中にクラブを変えることは無いですよね。それが、ポンっと変えて、しかもいきなり優勝ですからね。よほど調子が良いのと、クラブがあっていたのではないかと思われます。
ヤマハといえば藤田寛之プロですが、なんでも谷口プロにヤマハのドライバーを勧めたのは他でもない藤田プロらしいです。敵に塩を送るというか・・・、良い人なんですね(笑)。って、実は僕はまだ藤田プロがチャレンジツアーに出ていた頃、後楽園カップで取材したことがあります。当時ゴルフのことも良く分かっていないのに取材に行って、すげ~初心者な質問にも真面目に答えてくれて「いい人だな~」なんて思っていたら、その年のサントリーオープンでジャンボに競り勝って優勝しちゃいましたからね。「藤田ってあの藤田?」なんて驚いたのを覚えています(笑)。で、話を戻すと、谷口プロはセガサミーカップの練習ランドで3球打つと「今週、これ使うわ!」っていきなり使ったようです。それで優勝ですよ・・・。すげ~。谷口プロらしい毒舌も絶好調。
「こんないいクラブ使っているのに、藤田君はなんで勝てないんだろうね?」
谷口プロ流の叱咤激励でしょうが、藤田プロの苦笑いが眼に浮かびますね。
ヤマハって、実はいいクラブ作ってるんですよね(笑)。新インプレスX425Vは、僕も打ってみていいイメージを持っています。このモデルはかなり人気にはなっていますが、このポテンシャルをして考えれば、谷口プロ風に言うと「何でこんな良いクラブなのに売れないんでしょうね?」って感じですかね・・・。
いずれにせよ、谷口プロが好調なのは間違いないでしょう。このカーヌスティにも、ニュードライバーを持ち込んでいるようです。実力がありしかも好調な選手が、このメジャーでどれだけ通用するのか? 単純に興味があります。僕は、谷口プロに注目して、全英オープンを見てみようと思います。
July 19, 2007 12:00 AM
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コメント
あれからもう8年になりますか・・・。「この人一体いくつ叩くんだろう・・・」と思っていました。何か攻め方が凄くちぐはぐだったの覚えています。
ヤマハ、良いクラブ作りますよね。前作のアイアンなんか買う寸前までいきました。ストロングロフトで軟鉄等々・・・、設定が気にいったのですが・・・。
ヤマハとコブラ、いつも買う寸前まで行くのですが最終決定に至らない・・・。戦略が悪いのか、迷っている時に、どこのお店の店員さんも最後の一押しがないんですよね~。
もっとも、周りのゴルフを始めた友人は僕が紹介することもあり「コブラ」だらけですが・・・。
やっぱり最後は「安くて良い品」がポイントですね。
投稿者 まんぼう : 2007年07月19日 10:50
初めまして。突然ですが、バンデベルデに関して一言。
最終ホールでの悪夢で優勝を逃してしまいましたが、同じ頃に飛行機事故で亡くなったケネディー家の1人のことを引き合いに出し、「たかがゴルフではないか。世の中にはもっと不幸な人がいる」と言ったそうです。
投稿者 舩津 和宏 : 2007年07月19日 12:49
まんぼうさん
『カーヌスティの悲劇』は、僕はまだゴルフを始めたころの事件でしたが、「ゴルフってこわいんだな!」なんて思いました。
ヤマハはホントいいクラブ作ってると思うんですよね。実際、今回のインプレスX425Vは、他メーカーが苦戦する中売れてましたからね。でも、実際に僕が打って見た感覚から言えば、あのポテンシャルがあるならもっと売れても良いと思うんですよね。最後は『値段』なんですかね・・・。
ちなみに、バンデベルでって、コブラのバイザーかかぶってましたよね・・・確か。
舩津和宏さん
コメントありがとうございます。
この発言、知りませんでした。でも、色んな意味に取れて、意味深ですよね。僕には精一杯の強がりにも聞こえてしまいますが・・・
投稿者 KAZ : 2007年07月19日 16:27
どうしたんだ、カーヌスティ?
ラフがないじゃないか・・・
投稿者 KAZ : 2007年07月20日 00:29
