2007年07月12日
日本アマチュアゴルフ選手権
どーもです。
少々時間が経ってしまいましたが、石川遼くんで盛り上がり史上初のTV中継まで行われた日本アマチュアゴルフ選手権は、小林伸太郎選手(東北福祉大3年)と田村尚之選手(加茂CC)で決勝が行われ、10時間10分エキストラホール41Hにおよぶ死闘の末小林伸太郎選手が日本アマ初制覇を成し遂げました。
僕は04~06年までの3年間、日本アマには毎年取材で関わっていました。地方アマの有力選手を取材して事前特集を作っていたので、今大会に参加している選手にも知った顔が大勢いました。中でも田村さんは、取材に行くたびに食事までご一緒させてもらっただけに、応援にも力が入りました。(写真=今春ナショナルチーム合宿中の田村さん)
日本アマチュアゴルフ選手権は、文字通りアマチュアゴルファー日本一を決める大会です。各地方アマの予選を勝ちあがってきた選手は、5日間の長丁場を戦います。2日間の予選ラウンドはストロークプレーを行い、上位32人が決勝に出場。決勝はマッチプレーで行われます。過去の優勝者には、かの有名な中部銀次郎を始め、中島常幸、倉本昌弘や宮本勝昌、川岸良兼、若手では星野英正、宮里優作など蒼々たる名前が連なっています。僕が初めて取材に言った04年は、現在プロで活躍するドンファンが優勝しました。
死闘を繰り広げる田村さんをTVで見ていて、正直僕も熱くなりました。そんな中、TVは途中で中継終了。Webで確認しても『終了次第結果をアップします』って、「一体どんな状況なの?」って感じでした。我家はケーブルTV見られないので・・・。で、翌日日刊スポーツで確認すると、なんとなんとの大激戦ではないですか! 僕は思わず田村さんに電話していました(笑) で、このブログの話もして、田村さんに日本アマを振り返ってもらいました。
田村「今年は予選からダボもあったのですが、四苦八苦している感じではなかったですね。目標はベスト8だったのですが、前田くんも永野くんも予選から調子良いのが分かっていたので、『こりゃ~苦労するな』って覚悟ができてました(笑)。実際、永野くんとは23Hでしたからね。途中16番で2ダウンでしたけど、諦めずに自分のゴルフをしていました。17番でパーセーブを心がけていたら、永野くんが3パット。18番のティーショットがラフにいっていたのは分かっていたし、打球を見てフライヤー気味だったのも分かりました。自分が苦しいときに相手がミスしてくれたので、助かった感じですね」
そして、戦いは死闘へと続く。日本アマ決勝は36Hマッチプレーで争われる。
田村「27Hから3ホール連続で落としたけど、続く4ホール連続で取り返せた。で、36H目(ロングで)小林くんがセカンドを外していたのを見て、どこか安心してしまったのかもしれないですね。あそこから乗せてくるとは思っていなかったので、正直面食らってしまった。残り13mくらいのパットだったんですけど、それを1ピンくらいオーバーしてきて、返しを入れてきましたからね。それでまた面食らっちゃいまして、入れれば優勝のパーパットを外してしまって・・・。今にして思えば、人のゴルフは見ないで、自分のゴルフに集中しておけばよかったんですよね。でも、その後はさばさばしていました。最初から『38Hでも40Hでも行く』って宣言していましたからね(笑)。最後41H目はね・・・。最初小林くんのティーショットがOBに行くのが見えたんですよ。でも、結果セーフだった。セカンド地点に行くまでに『木に2回当たって、カート道に当たって出てきた』って聞いちゃったんですよ。で、なんか嫌な予感がしたんですよね。小林くんのセカンドがグリーン手前のラフだったんですね。僕はグリーン左奥だったんですけど。小林くんが打ったときは強いと思ったんだけど、ポンポンってカップインしちゃいましたからね。あれが彼の執念だったんでしょうね」
結果は、準優勝。悲願の日本アマ制覇は、あと1歩のところでその手から逃げていった。
田村「ゴルフの神様が、『また来年やり直せ』って言ってるんでしょうね。日本アマを獲っていたらゴルフをやめちゃったかもしれないから。そういう意味では、来年も戦うモチベーションができました」
石川遼選手の台頭で、「同世代のモチベーションが上がって、みんな目の色が変わっていた」という07年日本アマ。そんな中で、43歳のオジサン田村尚之が大きな壁として立ちはだかった。田村さんの活躍は、世のオジサンを熱くさせたんじゃないかと思う。少なくとも、僕は熱くなった!
最後に田村さんは言った。
田村「人生の色んな場面で、僕はゴルフに助けられてきたと思っています。だから、自分の役目として、ゴルフ界に少しくらいは恩返しができたらうれしいですね。サラリーマンをやっていたら僕の代わりはいくらでもいるでしょうが(注:田村さんは元々マツダに勤務するサラリーマンでした)、ゴルフなら僕にしかできないこともあると思うんです。ナショナルチームで若い子達と一緒にもなるけど、球を打つだけじゃない人間としての部分を、彼らが悩んだときにでもふと思い出して感じてもらえればうれしいですね。また、頑張りますよ」
July 12, 2007 12:00 AM
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コメント
僕も、年齢が近い事もあり田村さんを応援していました。テレビ局の中継、石川君が決勝に残っていたら延長したのでしょうか・・・?何とも消化不良でした。
僕も、「今契約しても、間に合わないよな」という事で契約しませんでしたが、何度も電話に手がかかりました。素晴らしい決勝戦でしたよね。
しかし、田村さんも素晴らしい方ですね。KAZさんの文章読んでて、「僕にも出来るかな・・・?」と思ってしまった。「何が・・・?」って感じですが・・・。
僕もこれからもゴルフを通じて色々な方と知り合える幸せを感じ取れるように頑張りたいと思います。感動しました。
投稿者 まんぼう : 2007年07月12日 10:04
まんぼうさん
どーもです。
あの決勝は、最近のプロトーナメントより、よっぽど面白かったと思っています。
田村さんは、ホント人格者ですね。そんな田村さんでも、94年(だったと思います)日本オープンでローアマ獲ったときは天狗になってしまったそうです。で、ゴルフ仲間に酒の席でガツンと言われて我に返ったらしいです。確かに、日本オープンローアマを獲った後の数年は、確かに成績を残せていなかったんですよね。
以前広島に行った時は、わがまま言って地元のおいしいお好み焼き屋さんにご一緒させていただきましたし、そういうのもあったので、思わず田村さんにお電話してしまいました(笑)
石川遼くんのフジサンケイクラシック出場決定しましたが、日本アマ予選敗退の代償・・・な~んてね
投稿者 KAZ : 2007年07月12日 12:01
僕もゴルフネットワークで見てましたが、本当に白熱した試合でしたね。
田村さんの名前は知っていましたが、ゴルフを見るのは始めてでした。(スイングを見ていると、横尾プロに少し似ている気がしましたが…。)
今の若い世代とは違って業師のようなゴルフでしたけど、それが今の時代でも十分通用するというのはすごいですよね。
いい意味でほんとにアマチュアのお手本になるプレーだと思いました。
それと石川遼くんに関しては、彼を悪く言うつもりはないですが、アマチュアの間はもう少し自分自身のためにゴルフをして欲しいかなと。
お客さんに喜んでもらうようなゴルフはプロになってからでいいんじゃないかなと思いますね。
クラブ選択に関しても、アベレージゴルファーの私でさえ「それはちょっと無謀でしょ?」っていう場面が多々ありました。
プロも解説では同じようなことを言ってましたが、その後で「若いうちはそういうのもいい」って感じで、時の人なら何でもOKみたいな褒めちぎりぶりが少し不快でしたけどねw。
まあどっちにしても将来のゴルフ界を背負う人物には間違いないでしょうから、マスコミに翻弄されて自滅だけはしないで欲しいですね。
投稿者 通りすがり : 2007年07月12日 12:42
通りすがりさん
どーもです。
田村さんは「僕は不器用なのでスイングを変えるなんてできないんです。だから、このスイングで、100球打って100球思いの通りの打てるように練習するしかないんです」と、ご自身でおっしゃってました。
石川遼くんは、たしかにツアーに勝ったし、何か持っているような気はします。が、まだ原石だと思うんですよね。これから磨かれていくのでしょうから、まぁ見せるゴルフをしようというのも磨きの過程と思えばいいんじゃないですかね。近いうちに自分でも気付くんじゃないでしょうか。
投稿者 KAZ : 2007年07月12日 13:23
横尾プロをイメージしたのは私だけではなかったのですね(笑)
本当に日本のマスコミは、選手をダメにしてしまいますよね。
石川君は、あの年齢だと「天狗になるな」というのは無理ですよね・・・。彼、ダメにならないといいんだけれど・・・。
前例がいっぱいあるじゃないですか・・・。
テレビのコメントとか見てると明らかに彼無理していますね。
投稿者 まんぼう : 2007年07月12日 14:34
訂正出来ないかジタバタしたのですが・・・。
ごめんなさい。KAZさんもマスコミ関係の一人だった・・・。
あくまでも、テレビの事言いたかったのです。分かってくれていると思いますが・・・。
投稿者 まんぼう : 2007年07月12日 16:19
たしかに石川君自身は何も悪くない好青年なのに、見ているとこの先マスコミにどう料理されてしまうのか不安になっちゃいますね。
あの年齢でイチローばりの対応をしたらそれこそ今すぐにでも潰されそうですしね。
ただ、そういう図太さもこれから身に付けて行かないと本当の意味で強くなれないかも…。
まあいかなる道を歩むにしてもまだまだ先が長いっていうのが一番うらやましい部分ですね。
若いっていいなあ…シミジミw。
投稿者 通りすがり : 2007年07月12日 16:39
まんぼうさん
全然気にしてないですよ。
マスコミがアホなのは、もう誰でもわかっていることでしょう(笑)。でも、僕らでもテレビの横柄さには辟易しますけどね・・・
通りすがりさん
実際に取材しているわけではないので分かりませんが、なんか一生懸命期待に応えようとして無理しているようにも見えますね。本人が無理していなければいいんですけどね。
投稿者 KAZ : 2007年07月13日 00:26
