2007年05月31日

矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 −

もっともっとタイトル戦で和服を着たい

 女流棋士を目指した小5のときから「タイトル戦に出たい」という夢を持っていました。中2でプロになり、高1で初のタイトル戦。1つ目の夢がかないました。そして、番勝負の経験を重ねるごとに「タイトル戦で和服を着たい」と思うようになりました。

 和室で和服に身を包み、日本の伝統文化である将棋の対局をする。男性棋士のタイトル戦の写真を見るたびに思う「かっこよさ」。女性が同じことをしたら、そこに華やかさも加わり、絶対にステキなはず。そう思い、女流王将戦に挑戦(01年)したときに和服デビューを果たしました。

 今ではすっかり慣れ、和服の枚数もずいぶん増えました。これから先は、どのくらい増やしていけるのでしょう? 盤上、盤外ともに「魅せる」ことも大切ですよね♪

 この1年、1つのトーナメントで優勝、女流名人位も防衛することができ、大満足でしたが、タイトル戦に挑戦することができませんでした。初めて作った着物を見ながら、そのころの自分を思い出し、これからも無心で戦っていきたいと思う今日このごろです。

 あっという間でしたが、1年間お付き合いいただきありがとうございました☆(終わり)

May 31, 2007 10:18 AM 投稿者:矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 − | トラックバック (3)

2007年05月24日

万波佳奈 − 書いちゃおカナ −

対局で自分さらけ出すから棋士は仲良し

 囲碁界は先輩後輩、男女問わず、とにかく仲がいい。きっと将棋界も同じだと思う。勝ち負けがはっきりしているこの世界。皆がライバルであるのに不思議なことだ。もちろん、負けた後は多少なりとも不機嫌になる。でも、それは自分に怒っているから。相手に怒ることは、まずない。

 対局で自分をさらけ出しているのも仲良しの秘訣(ひけつ)だろう。対局中は相手の手に反発したり、挑発して戦いに持っていき、相手も真っ向から受けて立つなど、その応酬はとにかくすごい! でも、それはあくまで対局中の話。手に自分のすべてをさらけ出すおかげで、対局後はすっきりさわやかなのである。

 棋士夫婦が多く誕生しているのも、この辺りのことが関係していると私はにらんでいる。しかし、激しすぎる棋風の私。さらけ出しすぎて引かれてしまった過去も何度か…。少し大人になった私は、多少セーブすることも覚えた(笑い)。

 1年間、囲碁のことを思うがままに書かせていただいた。読者に、少しでも囲碁が身近に感じていただけたなら幸いです♪ 本当にありがとうございました。(終わり)

May 24, 2007 11:45 AM 投稿者:万波佳奈 − 書いちゃおカナ − | トラックバック (2)

2007年05月17日

矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 −

番組の司会で知った取材の難しさ

 女流棋士をしていると取材を受けることがあります。

 初めのころはとても緊張して、何をしゃべったらいいのか分からず、トンチンカンなことを言ってしまうこともよくありました。

 しかし、場をこなすに従い、相手の聞きたいことが分かるようになってきて、今では1聞かれたら3くらいは答えられるようになりました。時には話が横道にそれて余計なことまでしゃべっちゃったり(笑い)。終わってから「こう答えればよかったな~」なんて思うこともよくあります。

 そんな中で、新たな発見があったのはテレビ番組で司会をしたときのことでした。聞きたいことを引き出すこと、そして返事次第でそこから話を広げていくことの難しさを学びました。また、その返事の本意を取り違え、変な質問をしてしまい恥ずかしい思いをしたこともありました。

 取材を受けるとき、必ずしも相手が将棋を知っているとは限りません。自分では当たり前だと思っていることでも、話をするとき、聞くときに、相手に分かりやすく伝えられるよう、そしてそんなささいなことでも「相手を思いやる気持ち」につながるよう心がけていきたいと思います。

May 17, 2007 12:07 PM 投稿者:矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 − | トラックバック (0)

2007年05月10日

万波佳奈 − 書いちゃおカナ −

7年前ドキドキの初遠征…初心に帰るべし

 ガタンゴトンー。ただ今新幹線の中。今週は大阪で対局があるので、向かっている最中なのだ。

 あぁ、思い起こせば7年前、初めての遠征対局が大阪であった。ドキドキして眠れなかった出発前夜。まるで遠足に行くときの気分である。もっとも楽しさと言うよりも緊張のドキドキであったが…。

 そして対局当日。初めて行く場所なので、迷ってはいけないと早めに出発。しかし、開始1時間前には到着し、「早過ぎたぁ! 開始までどうする!? 私!」と頭を抱えていたあのころがほほえましい。

 昼食もどこで食べたらいいのか分からず、しばらく周りをうろうろしていた。完ぺきにお上りさんである。途中たこ焼き屋さんを発見し、遠征初昼食はたこ焼きになった(笑い)。

 てんやわんやではあったが、なんとか勝つことができ、ホッとした記憶がある。

 あのころは初々しかったなぁ。何もかも必死だったなぁ。初心に帰るべしとも言うし。よし! 明日の手合はあのころの気持ちで打とう!

 そういえばあのころは新幹線の中でも必死に詰め碁を解いていたなぁ。今手元には(お菓子の袋)…。そっとかばんから詰め碁の本を出す今日のよき日であった。

May 10, 2007 09:45 AM 投稿者:万波佳奈 − 書いちゃおカナ − | トラックバック (1)

2007年05月03日

矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 −

鎧つけ武者姿で「人間将棋」爆笑対局

 山形県天童市は将棋の街です。そこで毎年行われているのが「人間将棋」。戦国時代という設定で、武将同士の戦いが甲乙つけがたいため、将棋の対局で決着をつけよう! という物語になっています。

 先手が東軍、後手が西軍です。地元の方々がそれぞれの駒に扮して読み上げた符号通りに大きな盤上を動いてくれます。また動いた駒の種類ごとに和太鼓が鳴り響きます。そして対局者である棋士も鎧(よろい)をつけて武者姿です。刀を腰にさし凛々(りり)しい姿に変身! ですが中身は変わらないので、チャンバラごっこが始まっちゃったりして(笑い)。

 普段の対局と違うこと。 その1。駒が人なのでどんなことがあっても必ず1回はすべての駒を動かさないといけない。ただし不自然な動きは禁物!(笑い)。

 その2。おしゃべりしながらの対局! いつもは無言の対局もこのときばかりはとってもにぎやか。「どうだ、参ったか!」「う~む、これは参ったでござるよ!?」みたいな(笑い)。見にきてくださった皆さんも、普段なかなか見られない棋士の姿に大爆笑です。あ、もちろん、私もちゃんと任務は果たしましたよ! ぜひ、桜の季節になったら遊びにきてください。

May 3, 2007 12:33 PM 投稿者:矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 − | トラックバック (4)