2006年09月28日

万波佳奈 − 書いちゃおカナ −

危険な!?「ネット対局」

 囲碁界はまさに今インターネット対局の時代だ。通称「ネット対局」というものだが、ありがたいことに幾つものネット対局サイトがあり、私も日本棋院の「幽玄の間」などで対局や観戦をしている。

 しかしこのネット対局、実は相当危険な代物かもしれない。理由は、はまってしまうからである!

 たとえば観戦。いったん見始めるともう危ない。たとえ仕事をしようとも家事をこなそうとも進行具合が気になって10分おきには見てしまう。盤に向かって勉強をしていても「パチッ」と着手音が聞こえるとすぐさま振り返ってチェック。解説の棋士が作成した参考図も逐一見てしまうし、観戦者が繰り広げているチャットも興味深く眺めてしまう。もう何も手が付けられないのである。

 また対局をするのも要注意。ネット対局だと気合が先行するのか、かなり激しい碁になることが多い。そんな激しい対局に敗れてしまうと、相当熱くなる。ある女流棋士が「ネット対局は熱くなるから、夜眠れなくなるよね!」と言っていたが、まったく同感である。

 まさに危険。でもやめられないのである。囲碁中毒の皆さま、ネット対局でさらに囲碁にはまってみるのはいかがでしょうか。

September 28, 2006 01:47 PM 投稿者:万波佳奈 − 書いちゃおカナ − | トラックバック (4)

2006年09月21日

矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 −

「55年組」は良きライバル!!

 女流将棋界には「55年組」と呼ばれている3人娘(もう娘って年じゃないけど…)がいます。千葉涼子女流王将、石橋幸緒4段、私、みんな昭和55年生まれです。私たちが追いかける先には清水市代女流2冠、中井広恵6段がいます。このお2人の間には、長い期間タイトルを争い続けてきた、独特のピリピリした緊張感が漂っています。対する私たちはその2人の強敵を倒す同志でもあり、連帯感のようなものがあります。それが良いのか悪いのかは、分かりませんが。

 先日は石橋さんと倉敷藤花戦の対局がありました。いくら連帯感がある、といっても盤を挟めば話は別。彼女は女流王位戦の挑戦権も獲得し絶好調。こういう相手に負けてはいけない。勝負の鉄則です。ということで、まずは女流王位戦に専念してもらいましょう(笑い)。

 いつも勝ったり負けたりでたまに激しくへこむときもあるけれど、でも、こんなに本気になれるライバルがいること、そしてまた、大きな目標となって前を走ってくれる先輩がいることはとても幸せです。

 早く「55年組」でのタイトル戦が実現するように頑張ります!

September 21, 2006 12:24 PM 投稿者:矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 − | トラックバック (4)

2006年09月14日

万波佳奈 − 書いちゃおカナ −

棋界のハンカチ王子!?

 世間では甲子園をにぎわせた斎藤投手の青いハンカチに人気が殺到しているが、囲碁界では昔からハンカチが浸透している。

 まずは女流棋士。日本棋院には、日本の古き良き文化である和室の対局室が多くある。私も畳に正座するのは大好きだが、女性の場合スカートをはいていると少々ひざ元が気になる。このときに登場するのがハンカチである! 皆、広げたハンカチをひざに乗せ、憂いをなくして対局に集中する。また、おしゃれな人が多いので、ハンカチも服装に合わせるなど女流棋士のひざは華やかである。ひざ用のハンカチと手ふき用のハンカチ、2つ持ってきている棋士もいる。

 趙治勲十段のハンカチも有名である。皆さま、趙十段がハンカチをくわえたまま、鬼のような形相で盤をにらんでいる写真をご覧になったことがあるだろうか。私は初めてこの写真を見たときはあまりの迫力に食い入るように見つめてしまった。きっと趙十段は対局に集中するあまり、そのほとばしる気迫を無意識のうちにかんだハンカチに込めているのだろう。

 そんな趙十段にあこがれて私もハンカチをくわえてみたことがあった。しかし実力も気迫も伴わない私ではお間抜けな姿にしかならなかった…。合掌。

September 14, 2006 01:30 PM 投稿者:万波佳奈 − 書いちゃおカナ − | トラックバック (3)

2006年09月07日

矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 −

礼に始まり、礼に終わる美しさ

 先日、「JTこども将棋大会」に出席してきました。この大会は参加者が多く、とても熱気があります。普通の大会と違うのは「将棋で遊ぼう」というコーナーがあること。子供の大会には必ずご父兄、また参加者の兄弟といった「応援団」がいます。そういった人たち(特に子供たち)に将棋のルールが分からなくても「挟み将棋」や「回り将棋」「山崩し」などで親しんでもらおうというコーナーで、もちろん、プロ棋士がお相手します。棋士と一緒に遊んでみませんか♪

 またもう一つの特徴は大会の開会式後にある「模範対局」です。プロ棋士が対局開始から終了までの流れを舞台で実際に行い、子供たちに学んでもらいます。当日いきなり私がその進行役だと説明を受け、実はちょっと焦りましたが、普段の対局を思い出し説明させていただきました。一礼して駒箱を開け、お互い丁寧に駒を並べる。「お願いします」とあいさつをして対局開始。対局中は姿勢よく。また対局が終わったら「ありがとうございました」と一礼。本当に将棋は「礼に始まり礼で終わる」美しいものだと実感しました。私もしっかり実践していかなくてはとあらためて思いました。

September 7, 2006 03:30 PM 投稿者:矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 − | トラックバック (1)