2006年07月27日

矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 −

千葉さん、うらやましすぎ~

 20日、日刊スポーツ新聞社主催の第28期女流王将戦表彰式に出席してきました。今回は、千葉涼子女流王将が1勝2敗と追い込まれてから2連勝で逆転防衛という手に汗握る展開で素晴らしいシリーズした。千葉王将とは同じ80年(昭和55年)生まれ。対戦するときは絶対に負けたくない相手だけれど、今回は応援団の一員です。最終局の日は連盟に行くことができなかったので、1日家でソワソワしていました。そしてネットの速報で結果を知り、「よく乗り切ったな~」と思いました。

 彼女との出会いは小学校高学年のころだったと思います。将棋会館の道場で対戦が組まれたのです。とても緊張しました。だって、当時の彼女は怖かったから(笑い)。視線は鋭く、子ども特有の早指しで、勝っても負けても感想戦はなく、無言でサッと席を立ってしまう。正直おびえていました(笑い)。

 でも、その出会いから数年後、奨励会に同期入会し、切磋琢磨(せっさたくま)して、今ではとても仲良くなりました。彼女はとても正直な人…そんな印象です。そして、表彰式であいさつしている彼女を誰よりも優しい視線で見守っていたご主人の千葉幸生5段。ちょっとうらやましすぎるぞ! 本当におめでとう!!

July 27, 2006 11:43 AM 投稿者:矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 − | トラックバック (0)

2006年07月20日

万波佳奈 − 書いちゃおカナ −

棋士のブームは早碁です

 棋士の間にもブームがある。棋士の性格上、皆相当熱しやすく、あることにはまるとそれを極めるまでとことん追求する。

 昔はボウリングがブームだった。皆すごい勢いでボウリング場に通い、アベレージ200にまでなった人がざらにいたという。ほかにゴルフ、テニス、カラオケなどもブームになった。

 私もひところはフットサルにはまった。週に1回は必ず棋士が集まり、チーム分けをしてボールをけり合った。しかも最下位のチームは皆のお昼ご飯をおごるという罰ゲーム付きである。あまりにも楽しく、予約を延長し延々と4時間以上走り回っていたときもある。

 そして今のブームは早碁対局である。もちろん棋士は普段から早碁をよく打つが、今の早碁の打ち方は尋常ではない。日本棋院に着いた途端、碁盤を用意してさっそく打ちだす。至る所で打っているので控室は「ピッピッ」と時計の音が鳴り響き、うるさいくらいである。ご飯を食べに行っても、食べ終わったらすぐに戻ってきて、また早碁タイム。気迫はすごいものがある。

 さぁ、早碁ブームの次はいったい何のブームが来るのか、ちょっと楽しみである。

July 20, 2006 12:39 PM 投稿者:万波佳奈 − 書いちゃおカナ − | トラックバック (0)

2006年07月14日

矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 −

自宅で勉強中の誘惑

 将棋の対局は基本的に千駄ケ谷にある将棋会館で行われています。自分の対局がないときでも、研究会があったり、ほかの対局を検討するために将棋会館に行く棋士が多いようです。ってひとごとのように書いていますが、えぇ、実は私、対局以外ではほとんど将棋会館に行かない人なんです。でもその代わりに自宅で日々勉強に励んでいます!

 と、声を大にして言いたいところですが果たして実情はどうなんでしょう? 一人孤独に勉強しているとですね、休憩時間が長くなってしまうんですね、私の場合(笑い)。

 「あ~疲れた…。休憩の間に、ちょっとここを片付けようかな」から始まり、そのうち何年か前の将棋世界(将棋連盟発行の月刊誌)なんてものを見つけたら最後、「うわ~懐かしい~。フムフム、このころはこの形がはやっていたのか~。おっ! この人、若~い!!」。そんなことをしていると、あっという間に時間がたってしまいます。

 外出するとつい遊びたくなってしまいそう、と思っていたけれど、家の中にもいろんな誘惑が、いろんなところに転がっているようです。

July 14, 2006 02:47 PM 投稿者:矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 − | トラックバック (0)

2006年07月05日

万波佳奈 − 書いちゃおカナ −

妹・奈穂と対局しないワケ

 「妹さんとも家で碁を打つの?」とよく聞かれる。
 私の妹(奈穂と申します。どうぞよろしくお願いいたします)も4月からプロになることができ、よく打ちそうだが、申し訳ないぐらい妹とは対局しない。
 なぜか。答えは単純。けんかになるからである。
 勝負たるものそこには必ず勝ち負けがある。たとえ見損じで必勝の碁を落としても負けは負け。しかも姉妹だから勝者に敗者をいたわる気持ちはこれっぽっちもない。勝者は高笑いである。
 年齢や碁歴からいっても姉である私の方が勝ちそうだが、実は妹にはかなりの確率でボコボコにされる。姉の私が言うのもなんだが、妹はまぁ強いと思う(この「まぁ」が精いっぱいの虚勢)。
 家では打たなくても、不思議に外ではときどき対局する。これも答えは単純。第3者の目があるからけんかにならないのである。
 もちろん負けた方は不愉快極まりない。帰宅したら負けたことでからかわれるのは目に見えているし、何より悔しい。でも友人たちが周りにいるから、ただひたすら引きつり笑いである。
 しかし一番はやはり対局をしないに限る。これが姉妹仲良しの秘訣(ひけつ)である。

July 5, 2006 04:36 PM 投稿者:万波佳奈 − 書いちゃおカナ − | トラックバック (0)

2006年07月05日

矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 −

将棋まつり、解説会は充実、でも…

 先日4泊5日の日程で、青森県八戸市、そして愛知県豊田市に行かせていただきました。八戸市は今回で30回を迎えた将棋まつりです。ひとつの行事をこれだけ長く続けられるのは大変なこと。とてもアットホームで棋士とファンとの距離がとても近いこの将棋まつり、これからも頑張って続けてください。お魚やウニ、とてもおいしかったです。ごちそうさまでした。ってことで2泊3日。
 続いては棋聖戦第2局の大盤解説会で豊田市へ。梅雨の合間に顔を見せた太陽の光を浴びて、木々の緑がキラキラ。そんな景色が一望できる、広い対局室。さすがタイトル戦です。大盤解説会も、平日にもかかわらず満員御礼、たくさんの方々に来ていただきました。対局もとても面白い内容で、もう、おなかいっぱい。ってことで2泊3日。あぁ、充実♪
 そうそう、前回14日の対局結果。ちゃんと書かないといけません。残念ながら、女流名人は敗れ去りました。いつもそこそこ、いい勝負にはなるんですけどねぇ。勝つ人と負ける人。そこにある差は一体何なのでしょう? それが分かれば、また強くなれそうな気がするのですが…。将棋は深いですね。

July 5, 2006 03:58 PM 投稿者:矢内理絵子 − ヤッピー!内輪話 − | トラックバック (1)

2006年07月05日

万波佳奈 − 書いちゃおカナ −

研究会、休憩中も検討会

 囲碁界にはいくつもの研究会があるが、男女、先輩後輩関係なく皆でわいわい行っている。1人でコツコツと勉強するのも大事だが、大勢の意見を聞ける研究会は棋士にとって欠かせない大切な勉強の場だ。
 研究会の間中、延々と碁盤ばかり見つめていても疲れがたまってくる。そんなときは休憩を取り、お菓子をつまんだり、たわいのない話をして楽しく過ごす。また個人のお宅で行う研究会だと休憩がテレビゲーム大会になることもあり、皆大変盛り上がる。
 でも悲しいかな、どんなに盛り上がっていても誰かが「そういえばこの間の碁どうだったの?」と碁の話を言い出すとゲームそっちのけで検討が始まる。検討が一段落しホッと一息ついても、また誰かが詰碁を並べだすと皆碁盤の前に集まってくる。「周りが集まるから仕方なく」ではなく、いつも碁のことが気になって仕方ないので体が自然と碁盤の前に行ってしまう、そんな感じである。
 おかげで休憩時間といってもさほど休めるわけではなく、研究会後はもうくたくた。でも一日中碁の勉強ができたことに幸せを感じ、また研究会がある日は意気揚々と出かけるのである。

July 5, 2006 03:55 PM 投稿者:万波佳奈 − 書いちゃおカナ − | トラックバック (1)