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<title>健康連載</title>
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<modified>2007-08-05T00:41:01Z</modified>
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<title>「健康連載」移行のお知らせ</title>
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<summary type="text/plain">「健康連載」をご愛読いただきありがとうございました。 ６日（月）より「健康連載」...</summary>
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<![CDATA[<p>「健康連載」をご愛読いただきありがとうございました。<br />
６日（月）より「健康連載」はＳＮＳサイト「ニッカンスポーツ・スクエア」（エヌスク）に掲載します。月額３１５円（税込）の有料ゾーンに移行しますが、「健康連載」のほかにも日刊スポーツ紙面の連載、記者や外部ライターのコミュニティなどもご覧いただけます。これからもよろしくお願いいたします。</p>]]>

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<title>【第１７１回】「しわが消える」人気の肌細胞補充療法</title>
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<modified>2007-08-04T03:08:09Z</modified>
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<summary type="text/plain">【第１７１回】「しわが消える」人気の肌細胞補充療法 　肌の再生医療（３） 　過去...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>【第１７１回】「しわが消える」人気の肌細胞補充療法</p>

<p>　肌の再生医療（３）</p>

<p>　過去のそうであったろう自分自身の肌をよみがえらせる「肌細胞補充（ＲＡＣＳ）療法」。しわ、たるみが消えると人気の療法が、実際、どのように行われるか紹介しよう。</p>]]>
<![CDATA[<p>　「治療に入る前に、ＲＡＣＳ療法について十分に説明し、納得いただいた後、血液検査を行います。ここまでが第１日目です」と説明するのは、ＲＡＣＳ療法を日本で最初に始めたＲＤクリニック三田（東京都港区）の北條元治院長（東海大学医学部講師）。</p>

<p>　２日目に来院すると、皮膚採取が行われる。患者の耳の後ろから１ミリ×３ミリ程度の微小な皮膚を採る。採取した部分は全く縫合の必要はない。「採取した当日に、髪を洗っていただいても全く問題ありません」。皮膚の小片は無菌的状態で試験管に静置。専門施設で採った小片から患者自身の「真皮線維芽細胞」（真皮を構成するコラーゲンなどを作り出す細胞）の中でも、より活性度の高いもののみを抽出する。</p>

<p>　「特殊な顕微鏡下の作業になります。選択された細胞を増殖培養します。この作業に１カ月から１カ月半くらいかかります」。</p>

<p>　患者が３日目に来院すると、このときには患者自身の増殖培養された真皮線維芽細胞が肌に注入される。しわを消したい部分に局所麻酔が行われる。「両目の下のしわを消すときは、真皮線維芽細胞を入れた注射針で、目の下の部分１００カ所くらいに針を刺して注入します。髪の毛ほどの針ですし、麻酔もかかっていますのでほとんど痛みはありません」。</p>

<p>　両目の下あたりを治療するには、２００回針を刺すので、治療時間は１時間くらいになる。これを１～２週間後にもう１度行う。「当日から化粧をしても構いません。ただ、１５人に１人くらい治療部分が腫れるケースがみられます。その場合も２日程度で治ります」。</p>

<p>　その後、１カ月後、３カ月後、６カ月後に治療部をチェック。「紫外線、加齢などによって減少していた真皮線維芽細胞がどっと増加しますので、これがコラーゲンなど真皮を構成する細胞を作り出し、数年前のご自身の肌のはりをよみがえらせるのです」。数年、もしくは十数年前の肌になり、その後は、その時間差のまま周囲の細胞とともに老化していくことになる。これが今日の最前線で行われている「しわやたるみを改善する」肌の再生医療である。</p>

<p>　（おわり）</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆肌の再生医療の名医<br />
　▼ＲＤクリニック三田（東京都港区）北條元治院長<br />
　▼銀座リプロボーテ（東京都中央区）杉本佳香院長</p>]]>
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<title>【第１７０回】表皮、真皮、皮下脂肪の３層</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/08/post_675.html" />
<modified>2007-08-02T23:31:37Z</modified>
<issued>2007-08-03T01:00:00Z</issued>
<id>tag:blog.nikkansports.com,2007:/life/health//14.42319</id>
<created>2007-08-03T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　肌の再生医療（２） 　「肌細胞補充（ＲＡＣＳ）療法」をご存じだろうか。「過去そ...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　肌の再生医療（２）</p>

<p>　「肌細胞補充（ＲＡＣＳ）療法」をご存じだろうか。「過去そうであったであろう自分自身を、細胞レベルで再生する『再生医療』です」というのは、日本で最初にＲＡＣＳ療法を行ったＲＤクリニック三田（東京都港区）の北條元治院長（東海大学医学部講師）。顔のしわやたるみを、患者自身の「真皮線維芽細胞」を使って、みずみずしい肌をよみがえらせる医療である。</p>]]>
<![CDATA[<p>　その療法を理解するために、皮膚のメカニズムを紹介しよう。皮膚は表皮、真皮、皮下脂肪の３層になっているが、普通に皮膚というときは、表皮と真皮を指す。「自動車の塗装と鉄板の関係です。皮膚の弾力や強度を保っているのが真皮で、表皮は塗装部分です。表皮は６０～１００ミクロンという薄さで、真皮は２～３ミリあります。真皮は９０％がコラーゲン線維でできており、そのほかにエラスチン、ヒアルロン酸などで構成されています。それを作り出しているのが真皮にある真皮線維芽細胞です」。</p>

<p>　この真皮線維芽細胞がダメージを受けると、長い時間のうちに肌は薄くなる。「それがしわです」。真皮線維芽細胞にダメージを与えるのは「紫外線」「フリーラジカルや血流障害」「自然減少（老化）」など。</p>

<p>　＜１＞紫外線　紫外線のＵＶＢは真皮にまで達し、肌細胞にダメージを与えて、コラーゲンを作り出す能力を奪う。</p>

<p>　＜２＞フリーラジカルや血流障害　たばこ、ストレスなどもフリーラジカルを発生させて肌細胞にダメージを与える。また、たばこ、ストレスが血管を収縮させ、その点でも肌細胞にダメージを与えてしまう。</p>

<p>　＜３＞自然減少（老化）　加齢に伴い、人体は細胞を保持する能力を失っていく。<br />
　２０歳にピークを迎えた肌細胞は、これらが影響して８０歳では３０～２０％に低下。その減少ラインは肌の手入れ、生活の予防で個人差がある。「個人差はあるものの、患者さんの耳の後ろの皮膚をマッチ棒の先程度採り、それを培養して肌に注入すると、しわが消え、数年前の肌が再現されるのです」。</p>

<p>　事実、しわは消える。もちろん、美容形成ではなく、最先端医療の「再生医療」である。</p>

<p>　◆フリーラジカル　身体をさびつかせる活性酸素。「フリーラジカル」＝「活性酸素」ではないものの、一般的にはイコールと思って問題はない。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆肌の再生医療の名医<br />
　▼ＲＤクリニック三田（東京都港区）北條元治院長<br />
　▼銀座リプロボーテ（東京都中央区）杉本佳香院長<br />
</p>]]>
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<title>【第１６９回】真皮線維芽細胞を用いたＲＡＣＳ</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/08/post_674.html" />
<modified>2007-08-02T02:13:26Z</modified>
<issued>2007-08-02T01:00:00Z</issued>
<id>tag:blog.nikkansports.com,2007:/life/health//14.42318</id>
<created>2007-08-02T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　肌の再生医療（１） 　年を取ると、顔の「しわ」や「たるみ」が気になる。「ボツリ...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　肌の再生医療（１）</p>

<p>　年を取ると、顔の「しわ」や「たるみ」が気になる。「ボツリヌス毒療法」や「コラーゲン注入療法」を美容形成外科で受ける人も多い。が、効果が一過性で半年もすると元に戻ってしまう。そのような方法とは全く異なり、患者自身の「真皮線維芽細胞」を用いた肌の再生医療「肌細胞補充（ＲＡＣＳ）療法」が登場し、みずみずしい肌をよみがえらせたいと願う人々から大いに注目されている。</p>]]>
<![CDATA[<p>　「コラーゲン注入療法などとの違いをよく患者さんから質問されます。しわというのは、さまざまな原因で皮膚が薄くなったために起こるへこみなのです。コラーゲン注入療法はへこみの下にコラーゲンを注入して浮き上がらせる治療です。私どもの行っているＲＡＣＳ療法は薄くなった肌を、一定部分再生するものです」と、美容形成外科の行う治療との違いを話すのは、日本で最初にＲＡＣＳ療法を行ったＲＤクリニック三田（東京都港区）の北條元治院長。そして続ける。「熱傷の再生医療と同じです」と。</p>

<p>　再生医療は１９７５年、当時、マサチューセッツ工科大学のハワード・グリーン教授が「表皮培養技術」を実験的に確立したことから始まった。そして一般に認識されたのは８３年。米国で全身の９５％以上の皮膚が炎で失われた２人の少年に、脇の下の無傷で残っていた皮膚を採り、初めての培養皮膚による再生医療が行われた。２人は一命をとりとめた。</p>

<p>　この後、日本では札幌医大でソ連のコンスタンチン君も同じように救われた。そして、茨城県東海村で起こった臨界事故で熱傷を負った２人への培養皮膚の作成は、北條院長らの東海大学「再生医療チーム」が担当した。「美容形成はメスや人工物を用い、最終目的地点を修正・改造した自分とは違う人、つまり『別人』に設定します。再生医療は本人の細胞を用いるので最終目的地点は過去にそうであったであろう自分自身、つまり『本人』なのです」。</p>

<p>　美容形成での治療とは根本的に出発点や考え方が異なる「しわ治療」なのである。</p>

<p>　◆真皮線維芽細胞　皮膚は表皮と真皮からできている。真皮が皮膚の大部分を占めており、その真皮の９０％がコラーゲン線維で、それを作り出す細胞が真皮線維芽細胞である。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆肌の再生医療の名医<br />
　▼ＲＤクリニック三田（東京都港区）北條元治院長<br />
　▼銀座リプロボーテ（東京都中央区）杉本佳香院長</p>]]>
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<title>【第１６８回】造血幹細胞移植で生存率改善</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/08/post_673.html" />
<modified>2007-08-01T00:22:39Z</modified>
<issued>2007-08-01T01:00:00Z</issued>
<id>tag:blog.nikkansports.com,2007:/life/health//14.42111</id>
<created>2007-08-01T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　白血病（４） 　白血病の中で、日本人の成人に最も多いのが「急性骨髄性白血病（Ａ...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　白血病（４）</p>

<p>　白血病の中で、日本人の成人に最も多いのが「急性骨髄性白血病（ＡＭＬ）」。これは治療前に行われる染色体検査等で病型分類がなされ、「予後良好」「中間」「予後不良」の３群にも分けられる。</p>]]>
<![CDATA[<p>　完全寛解を目指す「寛解導入療法」で７０～８０％以上の方が完全寛解に至る。が、予後不良群では－。「化学療法での寛解導入療法のみでは予後不良群の方は約７０～８０％の方々が再発します。そこで、再発を減らすためには『造血幹細胞移植』が必要となります」と、東京医科歯科大学医学部付属病院（東京都文京区）血液内科の三浦修教授は言う。</p>

<p>　ＡＭＬの治療で一般的に行われる、他人からの同種造血幹細胞移植は、幹細胞の由来により「骨髄移植」「末梢血（まっしょうけつ）幹細胞移植」「臍帯血（さいたいけつ）移植」に分けられる。「予後不良群は長期生存率１０～２０％程度とされていましたが、造血幹細胞移植療法により生存率の改善が期待されることが、比較試験の結果より示されています」。</p>

<p>　◎骨髄移植　兄弟やそれ以外のドナーの骨髄から造血幹細胞を採って患者に移植する。</p>

<p>　◎末梢血幹細胞移植　Ｇ－ＣＳＦという薬を注射した後にドナーの末梢の血管から造血幹細胞を採り、患者に移植する。</p>

<p>　◎臍帯血移植　造血幹細胞が多く含まれている新生児の臍帯から造血幹細胞を採って患者に移植する。</p>

<p>　「移植は白血球の型の合ったドナーから行われます。移植の前処置として、患者の体に残っている白血病細胞をなるべく消滅させるために、大量の化学療法や放射線治療を行います。そして、ドナーからの造血幹細胞を移植します。患者さんの体に負担も大きいのです。いわゆるミニ移植は高齢者や体力の低下した人など、普通の移植のできない患者さんに行われています」。</p>

<p>　◎ミニ移植　事前に行う化学療法（抗がん剤）の量を少なく治療する。そして、ドナーのリンパ球で白血病細胞をたたくのを期待する方法。</p>

<p>　選択は主治医と十分に話し合って行うのが重要である。</p>

<p>　◆白血球の型　血液型といわれているのは赤血球の型を示している。それと同じく白血球にも「ＨＬＡ型」がある。兄弟間で一致する確率は２５％。一般ドナーではその確率は極めて低い。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆白血病の名医<br />
　▼大阪府立成人病センター（大阪市東成区）血液・化学療法科・平岡諦部長<br />
　▼岡山大学医学部・歯学部付属病院（岡山市）血液・腫瘍・呼吸器内科・谷本光音教授<br />
　▼倉敷中央病院（岡山県倉敷市）血液内科・上田恭典主任部長</p>]]>
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<title>【第１６７回】日本では最も多い急性骨髄性</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/07/post_669.html" />
<modified>2007-07-31T00:31:19Z</modified>
<issued>2007-07-31T01:00:00Z</issued>
<id>tag:blog.nikkansports.com,2007:/life/health//14.42107</id>
<created>2007-07-31T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">白血病（１） 　白血病と聞くと、「不治の病」と思う人が多い。女優の夏目雅子さんや...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>白血病（１）</p>

<p>　白血病と聞くと、「不治の病」と思う人が多い。女優の夏目雅子さんや歌手の本田美奈子さんたちの白血病での急逝が強く印象に残っているからだろう。が、治療法が進み、治る患者は増えている。俳優の渡辺謙さん、歌舞伎の市川団十郎さんたちがそうである。事実、高齢化によって高齢者の白血病患者が増え、患者数は増えているものの、死亡者数は０５年が７２８３人で、ここ数年、横ばい状態である。</p>]]>
<![CDATA[<p>　「血液のがん」といわれる白血病を知るには、血液を知る必要がある。血液は骨髄で作られており、血液のもとになっているのが造血幹細胞。血液は液体である血漿（けっしょう）成分と血球で構成されている。血球には赤血球、白血球、血小板などがあり、造血幹細胞が分裂して分化成熟しながら、最終的にそれらの血液細胞となって血管へ流れていく。</p>

<p>　「『がん化』によって増殖してくる白血病細胞の分化成熟段階と種類によって、主に分類されて診断がつけられます。だから、大きく分けると『急性骨髄性白血病（ＡＭＬ）』『急性リンパ性白血病（ＡＬＬ）』『慢性骨髄性白血病（ＣＭＬ）』『慢性リンパ性白血病（ＣＬＬ）』の４つになります」と、東京医科歯科大学医学部付属病院（東京都文京区）血液内科の三浦修教授は言う。</p>

<p>　白血病の頻度としては、日本ではＡＭＬが最も多い。「それは成人の場合です。小児の場合はＡＬＬが圧倒的に多いのです」。慢性ではＣＬＬが日本人には非常に少なく、白人に多い。そして、ＣＭＬはＣＬＬの１０倍患者が多いという。</p>

<p>　「高齢化に伴い、骨髄異形成症候群が増えています。これはある意味でＡＭＬの前段階とも言える病態です」。前段階ではあっても、骨髄異形成症候群の人が全員、ＡＭＬになるのではないが、数十％は進行してしまう。</p>

<p>　骨髄異形成症候群は高齢者に多いものの、基本的に白血病はどの年齢層にも発症し、多少男性に多い傾向がある。</p>

<p>　◆骨髄系とリンパ系　造血幹細胞が分裂して骨髄系とリンパ系になると、最終的に骨髄系血球としては顆粒球（かりゅうきゅう）、単球、赤血球、血小板などになり、リンパ系血球としてはＴ細胞、Ｂ細胞などになる。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆白血病の名医<br />
　▼札幌医科大学付属病院（札幌市中央区）第１内科・安達正晃准教授<br />
　▼日本医科大学付属病院（東京都文京区）血液内科・檀和夫教授<br />
　▼東京都立駒込病院（東京都文京区）血液内科・坂巻寿部長<br />
　▼東京大学医科学研究所付属病院（東京都港区）内科・東条有伸教授、高橋聡准教授</p>]]>
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<title>【第１６６回】ベサノイドと抗がん剤で完全寛解</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/07/post_671.html" />
<modified>2007-07-30T02:02:44Z</modified>
<issued>2007-07-30T01:00:00Z</issued>
<id>tag:blog.nikkansports.com,2007:/life/health//14.42109</id>
<created>2007-07-30T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　白血病（３） 　「血液のがん」といわれる白血病は、大きく以下の４つに分けられる...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　白血病（３）</p>

<p>　「血液のがん」といわれる白血病は、大きく以下の４つに分けられる。「急性骨髄性白血病」「急性リンパ性白血病」「慢性骨髄性白血病」「慢性リンパ性白血病」である。</p>]]>
<![CDATA[<p>　「日本人の成人に最も多いのは急性骨髄性白血病（ＡＭＬ）です。その場合も、治療前に行う『染色体検査』等で病型の分類がなされ、『予後良好』『中間』『予後不良』の３群にも分けられます。これらにより治療法が異なってくることもあります」と、東京医科歯科大学医学部付属病院（東京都文京区）血液内科の三浦修教授は言う。</p>

<p>　治療は、まずは「寛解導入療法」が行われる。完全寛解を目指す治療である。「貧血症状、出血症状、感染症症状など、さまざまな症状が出てくるときは、全身の白血病細胞は１兆個程度あるとされます。それが１０億個程度以下に減少すると、症状も消えて一般検査では白血病細胞も検出されない状態となり、完全寛解といいます」。</p>

<p>　完全寛解を目指す治療は、基本的には抗がん剤を使った化学療法。通常は２種類の抗がん剤が使われる。ただし、ＡＭＬの中の「急性前骨髄球性白血病」の場合は、ビタミンＡ誘導体のレチノイン酸、「ベサノイド」という内服薬を服用するだけで、多くが完全寛解になるという。「ＡＭＬは、十数年前までは多くの方が出血で亡くなり、予後が悪いタイプでした。ところが、ベサノイドによって、今では予後が最も良いタイプになりました」。</p>

<p>　ベサノイドだけでは再発も多く、実際にはベノサイドと抗がん剤で治療が行われ、患者の約９０％が完全寛解に－。「ＡＭＬでは６０歳以上の方々は予後が悪いのですが、急性前骨髄球性白血病では、高齢者であっても７０～８０％で長期生存が期待できる状況になっています」。ＡＭＬの他のタイプでは、高齢者の長期生存は１０～２０％の状況なので、いかに画期的かが分かる。</p>

<p>　完全寛解までいくと、さらにＡＭＬの予後良好群の場合は、抗がん剤を大量に使って、その上を目指す。「白血病細胞が遺伝子検査でも分からなくなる１００万個程度以下にします」。</p>

<p>　その後は、患者自身の免疫力も期待され、白血病細胞が絶滅して治癒することを目指す。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆白血病の名医<br />
　▼国立がんセンター中央病院（東京都中央区）薬物療法部・高上洋一部長<br />
　▼愛知県がんセンター中央病院（名古屋市千種区）血液・細胞療法部・森島泰雄副院長<br />
　▼名古屋大学医学部付属病院（名古屋市昭和区）血液内科・直江和樹教授<br />
</p>]]>
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<title>【第１６５回】何の誘因もなく出血は疑いを</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/07/post_670.html" />
<modified>2007-07-29T00:58:02Z</modified>
<issued>2007-07-29T01:00:00Z</issued>
<id>tag:blog.nikkansports.com,2007:/life/health//14.42108</id>
<created>2007-07-29T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　白血病（２） 　「血液のがん」といわれる白血病は、血液細胞のもとである造血前駆...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　白血病（２）</p>

<p>　「血液のがん」といわれる白血病は、血液細胞のもとである造血前駆細胞ががん化し、白血病細胞がどんどん増え、正常な細胞がつくられなくなってしまう病気である。どの分化段階の細胞が増えてくるかにより、大きく４つに分けられる。「急性骨髄性白血病」「急性リンパ性白血病」「慢性骨髄性白血病」「慢性リンパ性白血病」である。</p>]]>
<![CDATA[<p>　「急性の場合は、血液異常が起きて症状が出るまでにわずか１～２カ月です。そのとき、偶然に健診で発見されるケースもありますが、一般的には症状に気付いて医療機関を受診し、白血球数等の血液検査に異常があって発見されます」というのは、東京医科歯科大学医学部付属病院（東京都文京区）血液内科の三浦修教授。</p>

<p>　急性白血病の症状は正常な造血が抑えられ、貧血症状が出る。「体がだるい」「目まいがする」「動悸（どうき）がする」「疲れやすい」など。血小板が減少するので出血症状も出る。「主に小さな点状出血を生じてくることが多く、ひげそりや歯磨き後だけでなく、何の誘因もなく生じてくることがよくあります。重症の場合、脳出血等を起こすこともあります」。</p>

<p>　さらに、白血球が減少するので感染症を起こしやすくなる。発熱、口内炎、さらに受診時にすでに肺炎を起こしている場合もある。「慢性白血病の場合は、年に１回の定期健診を受けている方は、その健診で『白血球が多い』などを指摘され、発見されます」。</p>

<p>　白血病が疑われる場合、検査になる。血液検査、骨髄検査で、白血病の有無とタイプの診断がつく。</p>

<p>　◎血液検査　白血球数や貧血・血小板減少の有無が調べられる。急性骨髄性白血病では白血球が増加している場合が多い。「すぐに血液塗抹標本を作って顕微鏡で調べます。幼若な芽球が増えているのが急性白血病の特徴です」。慢性白血病では主に成熟した白血球が増えている。</p>

<p>　◎骨髄検査　針を骨髄に刺して骨髄液を採取する「骨髄穿刺（せんし）」が行われる。「ＷＨＯの分類では、芽球が２０％以上ならば急性白血病と診断されます」。また、特殊な染色体検査や白血病細胞表面抗原検査で、骨髄性かリンパ性か等が確認される。さらに、白血病の染色体の型や、特殊な遺伝子異常の有無も調べられる。</p>

<p>　これらの検査を行うことで正しい診断が付き、的確な治療へと結び付くのである。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆白血病の名医<br />
　▼虎の門病院（東京都港区）血液内科・谷口修一部長<br />
　▼慶応義塾大学病院（東京都新宿区）血液内科・岡本慎一郎准教授、木崎晶弘講師<br />
　▼東京大学医学部付属病院（東京都文京区）血液・腫瘍内科・黒川峰夫教授<br />
　▼日本赤十字医療センター（東京都渋谷区）血液内科・鈴木憲史部長</p>]]>
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<title>【第１６４回】症状出てからでも対応できる</title>
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<modified>2007-07-28T01:22:04Z</modified>
<issued>2007-07-28T01:00:00Z</issued>
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<summary type="text/plain">　小腸疾患（４） 　ここへきて、小腸の病気に対する検査・治療が大改革を起こした。...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　小腸疾患（４）</p>

<p>　ここへきて、小腸の病気に対する検査・治療が大改革を起こした。まさに「２１世紀の医療革命」といっても言い過ぎではない。医療革命を巻き起こしたのは「ダブルバルーン内視鏡」と「カプセル内視鏡」である。どちらも小腸の腸管から内腔（ないくう）を診ることができるし、ダブルバルーン内視鏡は治療もできる。</p>]]>
<![CDATA[<p>　ダブルバルーン内視鏡を開発したのは、自治医科大学付属病院（栃木県下野市）消化器内科の山本博徳教授。最初に発想したのは１９９７年だった。「それまで全く小腸の内視鏡がなかったのではありません。プッシュ式小腸鏡と術中内視鏡が一般的でした。ただ、プッシュ式は小腸へ５０～１００センチ程度しか入れませんし、術中内視鏡は開腹して小腸の中へ内視鏡を挿入するのです。治療範囲に限界がある方法と、患者さんの身体にあまりに大きな傷をつけるものだったのです」と、山本教授。</p>

<p>　２０００年９月からはダブルバルーン内視鏡を使って治療がスタート。そして、０３年１１月に一般に発売となった。００年９月から０６年１０月末までに、山本教授グループは３８３症例、７４９件でダブルバルーン内視鏡を施行。その中で治療の内訳は「焼灼（しょうしゃく）」が６９件、「ポリペクトミー（ポリープ切除）」４４件、「クリップ止血」１７件、「拡張術」８７件、「ステント留置」７件、「異物回収」が５件行われた。</p>

<p>　「これまでは、検査のために開腹されていたケースもあったのです。開腹検査後に『問題がなくて良かったですね』と言われても…。そういうつらいケースがなくなったのです」。</p>

<p>　もちろん、カプセル内視鏡も患者の身体に優しい。が、これは検査のみ。今年５月から保険適用となった。「欧米では、広く使われています」。だが、狭窄（きょうさく）しているケースにカプセル内視鏡を使うと、小腸にとどまってしまうこともある。その場合にカプセル内視鏡を取り出すのに使われるのがダブルバルーン内視鏡。「実際、そのようなケースに頼まれて、カプセル内視鏡を取り出したことがあります」。</p>

<p>　画期的な小腸の内視鏡が活躍する時代が到来した。そして、思ったより小腸疾患は多いといわれる。だが、「症状もないのに胃や大腸などのように検査を必要とするかといえば、その必要はないと思います」と。症状が出て対応できるのが小腸なのである。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆小腸疾患（ダブルバルーン内視鏡）の名医<br />
　▼広島大学病院（広島市南区）消化器内科・岡志郎医師、福本晃医師<br />
　▼愛媛大学医学部付属病院（愛媛県東温市）第３内科・松井秀隆部長<br />
　▼九州大学病院（福岡市東区）第２内科・松本主之准教授<br />
　▼福岡大学筑紫病院（福岡県筑紫野市）消化器科・平井郁仁講師</p>]]>
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<title>【第１６３回】出血にはダブルバルーン内視鏡</title>
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<modified>2007-07-26T23:01:58Z</modified>
<issued>2007-07-27T01:00:00Z</issued>
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<created>2007-07-27T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　小腸疾患（３） 　小腸の疾患を疑って検査し、小腸の病気が特定されると、内科的に...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　小腸疾患（３）</p>

<p>　小腸の疾患を疑って検査し、小腸の病気が特定されると、内科的に治療を行うものは消化器内科で、外科を紹介する場合は消化器外科が紹介される。</p>]]>
<![CDATA[<p>　小腸の疾患の状態としては「出血」「狭窄（きょうさく）」「腫瘍（しゅよう）」があるが、内科的に治療ができる範囲も広がってきている。それは、ダブルバルーン内視鏡の登場によるところが大きい。「実際、ダブルバルーン内視鏡を使って治療することが多いですね。その１つが出血を止める止血です」と、自治医科大学付属病院（栃木県下野市）消化器内科の山本博徳教授は言う。ダブルバルーン内視鏡の開発者である。</p>

<p>　小腸での出血は小さな部分から出血していることが多い。「出血症状のある患者さんに対しては、出血しているときにダブルバルーン内視鏡で診るのがベストタイミングです」。小腸の出血部に止血剤入りの生理食塩水を注射。出血部を浮き上がらせて電気焼却する。「焼いて止血するのです。出血部を浮き上がらせるのは通電することで小腸に孔（あな）があくリスクを減らすためです」。出血が噴水のような場合には、出血部をクリップで留める方法が選択される。</p>

<p>　出血とともに、ダブルバルーン内視鏡の有用性が高いのが「小腸ポリープ」。「これまでは、小腸にたまたまポリープがあるだけで、開腹手術が行われていました。それが、大腸や胃のポリープなどと同じ『ポリペクトミー』で治療できます」。ポリペクトミーは、キノコのように飛び出しているポリープの茎に輪になったスネアといわれるワイヤをかけ、ギュッと締めて高周波電流を流して焼き切る方法である。</p>

<p>　この小腸ポリープが頭になって、腸が腸の中に入り込む「腸重積（ちょうじゅうせき）」の治療もダブルバルーン内視鏡で行われ始めた。この場合は、外科医と一緒に行い、外科手術への変更にも対応できるようにしている。</p>

<p>　また、狭窄部を広げるには、ダブルバルーン内視鏡を使った「バルーン拡張」が行われている。ソーセージのような棒状に膨らむバルーンが使用される。</p>

<p>このように“暗黒大陸”の小腸も、どんどん治療が行われる時代を迎えたのである。</p>

<p>　◆ダブルバルーン内視鏡　内視鏡が届かなかった深部小腸の病気を検査、治療する内視鏡。２つのバルーンを膨らませたり、閉じたりして小腸の腸管の伸展を防ぎ、先に進むことができる。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆小腸疾患（ダブルバルーン内視鏡）の名医<br />
　▼昭和大学藤が丘病院（横浜市青葉区）消化器内科・遠藤豊准教授<br />
　▼新潟中央病院（新潟市中央区）消化器内科・中島孝司医師<br />
　▼佐久総合病院（長野県佐久市）胃腸科・堀田欣一医長<br />
　▼名古屋大学医学部付属病院（名古屋市昭和区）消化器内科・大宮直木講師<br />
　▼川崎医科大学付属病院（岡山県倉敷市）内視鏡・超音波センター・真部紀明講師</p>]]>
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<title>【第１６２回】出血、膨満感、腹痛が３大症状</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/07/post_667.html" />
<modified>2007-07-25T23:50:43Z</modified>
<issued>2007-07-26T01:00:00Z</issued>
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<created>2007-07-26T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　小腸疾患（２） 　 　小腸の病気を疑うような症状のある人に、ダブルバルーン内視...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　小腸疾患（２）<br />
　<br />
　小腸の病気を疑うような症状のある人に、ダブルバルーン内視鏡検査を行うと、病気は約７０％の確率で発見される。</p>]]>
<![CDATA[<p>　その小腸の病気を疑う症状とは―。</p>

<p>　「腹痛に慢性の貧血を伴うとか、体重が減少する。身体のたんぱく質が失われるとか、そういったことが重なって小腸の病気を疑うのです」。</p>

<p>　と、自治医科大学付属病院（栃木県下野市）消化器内科の山本博徳教授は話す。小腸を調べ、治療もできるダブルバルーン内視鏡の開発者である。</p>

<p>　「出血」「膨満感」「腹痛」は小腸の３大症状。このような症状があると小腸の疾患も疑いながら検査が行われる。</p>

<p>　◎問診・血液検査　「どのような状況かを詳細に聞き、下血があるときは、貧血の程度を血液検査を行って調べます」。</p>

<p>　赤血球数や血色素などを調べる血液の一般検査である。</p>

<p>　◎上部・下部消化管内視鏡検査　出血部位を調べるため、食道・胃・十二指腸を上部消化管内視鏡でチェック、大腸は下部消化管内視鏡で検査をする。</p>

<p>　「これらの内視鏡検査で問題がないと、出血は小腸に絞られますので、次の検査に進みます」。</p>

<p>　◎ＣＴ（コンピュータ断層撮影）検査　小腸に腫瘍（しゅよう）があるような場合、治療を行うときに、ダブルバルーン内視鏡は口からアタックするか、肛（こう）門からアタックするか判断できる。</p>

<p>◎カプセル内視鏡検査</p>

<p>　今年５月に保険適用となった検査。電池と内視鏡が内蔵された、ビタミン剤程度の大きさの使い捨てカプセルを飲む。小腸内を１秒間に２コマ撮影し続け、情報は患者の腰のボックスに収集され、その情報を解析すると小腸のどのあたりで出血しているかが分かる。狭窄（きょうさく）しているケースでは使われない。</p>

<p>　◎ダブルバルーン内視鏡検査　精密検査に使われ、狭窄のある場合でも施行できる。良性のポリープであれば、その場で治療も行う。</p>

<p>　「がんや良性腫瘍で手術が必要な場合は、点墨（てんぼく）といって、墨汁を粘膜に直接注射します。それが印となって、腹腔（くう）鏡手術や開腹手術のときも、小腸の管の外からみても場所が分かります」。</p>

<p>　以上のように検査は進み、治療をよりやりやすくするように行われるのである。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆小腸疾患（ダブルバルーン内視鏡）の名医<br />
　▼自治医科大学付属病院（栃木県下野市）消化器内科・山本博徳教授<br />
　▼防衛医科大学校病院（埼玉県所沢市）光学医療診療部・永尾重昭准教授<br />
　▼埼玉医科大学国際医療センター（埼玉県日高市）消化器内科・喜多宏人准教授<br />
　▼東京医科歯科大学医学部付属病院（文京区湯島）消化器内科・荒木昭博准教授<br />
　▼日本医科大学付属病院（文京区千駄木）消化器内科・田中周医師</p>]]>
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<title>【第１６１回】直接見られない暗黒大陸の臓器</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/07/post_666.html" />
<modified>2007-07-24T23:41:49Z</modified>
<issued>2007-07-25T01:00:00Z</issued>
<id>tag:blog.nikkansports.com,2007:/life/health//14.41844</id>
<created>2007-07-25T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　小腸疾患（１） 　人間の臓器は、さまざまな別称で呼ばれている。「沈黙の臓器」と...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　小腸疾患（１）</p>

<p>　人間の臓器は、さまざまな別称で呼ばれている。「沈黙の臓器」とは肝臓、「暗黒の臓器」とは膵臓（すいぞう）、そして、「暗黒大陸」と呼ばれているのが小腸である。<br />
</p>]]>
<![CDATA[<p>　「消化管の病気は、その壁の最も内腔（ないくう）側の粘膜から生じることが多いのです。その場合、検査に最も威力を発揮するのが、内腔に直接入って見ることができる内視鏡です。ところが、小腸には内視鏡が届かず、ほとんど直接見られない臓器とあって、“暗黒大陸”といわれてきたのです」。</p>

<p>　というのは、自治医科大学付属病院（栃木県下野市）消化器内科の山本博徳教授。</p>

<p>　山本教授は『ダブルバルーン内視鏡』の開発者。それは、暗黒大陸といわれる小腸に入り込み、治療まで行って来るという画期的な内視鏡である。</p>

<p>　薬を飲むような感覚でカプセルを飲むと、小腸内を写し出してくる『カプセル内視鏡』と、治療もできるダブルバルーン内視鏡の登場でそれまで「病気が少ない」といわれてきた小腸にも、意外に病気のあるのが分かってきた。</p>

<p>　「小腸の疾患が疑われる症状としては、『出血』『膨満感』『腹痛』などがあります。このような症状があって小腸の疾患が疑われる人を集めて調べますと、その約７０％に小腸疾患が見つかったのです」。</p>

<p>　出血症状から発見される小腸の疾患は、大きく以下の三つになる。『かいよう・びらん』『血管異常』『腫瘍（しゅよう）』―。</p>

<p>　かいよう・びらんは小腸の粘膜の炎症によって起き、そこから出血する。胃炎や胃かいようと同じである。</p>

<p>　血管異常は『血管の異形成』。「毛細血管が拡張したような状態とか、静脈と動脈が直接つながっていたりなど、血管自体の異常によって出血するのです」。</p>

<p>　腫瘍による出血は、小腸のがん、ポリープがある。</p>

<p>　膨満感とか腹痛の症状からは、小腸の狭窄（きょうさく）が考えられる。「がん、ポリープ、そのほかにクローン病などでかいようができ、狭窄することもあります」。もちろん、腹痛でも狭窄を伴わないケースの疾患もある。</p>

<p>　◆クローン病　クローン病は炎症性腸疾患の１つ。口から肛（こう）門までの消化管のどこにでも炎症・かいようができる。それも全層性に起こり、激しい腹痛、下痢が続く。<br />
　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆小腸疾患（ダブルバルーン内視鏡）の名医<br />
　▼札幌厚生病院（札幌市中央区）消化器内科・黒河聖医師<br />
　▼小樽掖済会病院（北海道小樽市）消化器科・勝木伸一部長<br />
　▼旭川医科大学病院（北海道旭川市）第３内科・渡二郎講師<br />
　▼岩手医科大学付属病院（岩手県盛岡市）第１内科・遠藤龍人講師<br />
　▼仙台厚生病院（仙台市青葉区）消化器内科・松田知己部長</p>]]>
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<title>【第１６０回】骨転移の進行防ぐ「ゾメタ」</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/07/post_665.html" />
<modified>2007-07-24T00:53:27Z</modified>
<issued>2007-07-24T01:00:00Z</issued>
<id>tag:blog.nikkansports.com,2007:/life/health//14.41843</id>
<created>2007-07-24T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　転移性脊椎腫瘍（４） 　背骨にがんが転移した転移性脊椎腫瘍（せきついしゅよう）...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　転移性脊椎腫瘍（４）</p>

<p>　背骨にがんが転移した転移性脊椎腫瘍（せきついしゅよう）。治療法を決める際、「徳橋スコア」といわれる術前予後判定点数が参考になる。世界的に評価の高いスコアである。「全身状態」「脊椎転移の数」など重要な６項目で点数化し、１５点満点で０～８点は予想予後６カ月未満、９～１１点は予想予後６カ月以上、１２～１５点は予想予後１年以上。基本的には９～１５点で手術、０～８点では化学療法や放射線療法となる。</p>]]>
<![CDATA[<p>　「その中で、最も有効な手術適応は『脊椎不安定性に起因する疼痛（とうつう）・麻痺（まひ）』の場合です。つまり、がんによって背骨が部分的に溶けてしまい、背骨が柱として体を支えられないような状態です。手術では溶けた背骨の柱を金属で再建します。この場合、他の治療ではなかなか痛みを取ることが困難ですが、手術では術後すぐに痛みを取ることができるのです」と話すのは、徳橋スコアで世界的に評価されている日本大学医学部付属板橋病院（東京都板橋区）整形外科の徳橋泰明准教授。</p>

<p>　この場合、インストゥルメンテーションという金属製の柱と、やはり金属製の人工の椎体（背骨のブロック）の組み合わせによって支えをつくる手術が行われる。「通常の場合、根本的にがんを治療する手術ではなく、背骨の支えを補強する『姑息（こそく）的』な手術です。ただ、がんが椎体の１つにしか転移していないケースがまれにあります。そのような場合は『全脊椎切除術』という転移の病巣をひとかたまりに取り切る手術が行われます」。</p>

<p>　背中側から切開する。脊髄（せきずい）を保護しながら、特殊なワイヤなどを用いて病巣のがんの骨をばらまかないようにひとかたまりにゴソッと取り出す。取り切った後は前述のインストゥルメンテーションと人工椎体で背骨の柱をつくる。「術後、７年、１０年と元気に生活されている方もいらっしゃいます」。</p>

<p>　化学療法にも明るい光が差そうとしている。それは、骨粗鬆（そしょう）症の治療薬であるビスホスホネート（商品名ゾメタ）。乳がんや前立腺がんの骨転移に標準的治療として組み込まれている。「骨転移の進行を防ぐのみならず、がん細胞の活動性を抑えるというデータが出ているのです」。現在は乳がんや前立腺がん以外のがんの転移にも用いられている。</p>

<p>　このほか、放射線療法、インターフェロンを使った免疫療法が行われている。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆転移性骨腫瘍の名医<br />
　▼日本大学医学部付属板橋病院（東京都板橋区）整形外科・徳橋泰明准教授<br />
　▼金沢大学医学部付属病院（石川県金沢市）整形外科・富田勝郎病院長</p>]]>
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<title>【第１５９回】徳橋スコアで９～15点なら手術</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/07/15_2.html" />
<modified>2007-07-23T00:51:15Z</modified>
<issued>2007-07-23T01:00:00Z</issued>
<id>tag:blog.nikkansports.com,2007:/life/health//14.41824</id>
<created>2007-07-23T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　転移性脊椎腫瘍（３） 　「転移性脊椎腫瘍（せきついしゅよう）」と診断され、さま...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　転移性脊椎腫瘍（３）</p>

<p>　「転移性脊椎腫瘍（せきついしゅよう）」と診断され、さまざまな検査を行って原発がんも特定されると、治療に入る。その治療を決めるときに、治療前の予後予測が重要となっている。「手術の適応か否か、またどのような手術を行うかといった治療法を決めるのに大事なことです。そのため、私たちは『術前予後判定点数』を開発し、利用しています」と、日本大学医学部付属板橋病院（東京都板橋区）整形外科の徳橋泰明准教授は言う。</p>]]>
<![CDATA[<p>　術前予後判定点数は「徳橋スコア」といわれ、世界の第一線で使われている。徳橋スコアは「全身状態」「脊椎以外の他の骨転移数」「脊椎転移の数」「原発巣の種類」「主要臓器転移の有無」「まひの状態」の６項目について、それぞれ点数化する。合計で最も高い得点が１５点。０～８点は予想予後「６カ月未満」、９～１１点は予想予後「６カ月以上」、１２～１５点は予想予後「１年以上」となる。</p>

<p>　事実、２９８人の転移性脊椎腫瘍患者で生存期間をみると、０～８点は６カ月未満が８５・６％、９～１１点では６カ月以上が７６・７％、１２～１５点では１年以上が９４・１％。全体の一致率は８４・２％と極めて高い。信頼度の高いスコアなのである。</p>

<p>　「患者さんのスコアが９～１５点であれば、手術が選択されます。０～８点の場合は化学療法とか放射線療法になります」。もちろん、スパッと線引きできないケースもある。「０～８点で予想される寿命が６カ月未満と短くても、体の支えとなる柱の脊椎がなくなったケースでは手術を行います。手術以外に患者さんの痛みを取る方法がない場合もあるのです。例えば、首の骨ががんで溶けてしまったとき、頭も持ち上げられない状態でベットに寝たきりというのはつら過ぎます。できれば起こして食事ができるようにしたいじゃないですか。この場合は弱っている患者さんの身体に負担の少ない手術術式を選択します」。</p>

<p>　このような場合に行われる手術は、根本的にがんを治療する手術ではなく、支えを作るという「姑息（こそく）的手術」である。あくまでも、ＱＯＬ（クオリティー・オブ・ライフ＝生活の質）を考慮したものである。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆転移性骨腫瘍の名医<br />
　▼金沢大学医学部付属病院（石川県金沢市）整形外科・富田勝郎病院長<br />
　▼大阪府立成人病センター（大阪市東成区）整形外科・荒木信人部長</p>]]>
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<title>【第１５８回】エックス線、ＭＲＩでほぼ発見</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2007/07/post_664.html" />
<modified>2007-07-22T01:23:33Z</modified>
<issued>2007-07-22T01:00:00Z</issued>
<id>tag:blog.nikkansports.com,2007:/life/health//14.41788</id>
<created>2007-07-22T01:00:00Z</created>
<summary type="text/plain">　転移性脊椎腫瘍（２） 　背骨の痛みや四肢の脱力などを感じ、つらいときは整形外科...</summary>
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<dc:subject>この病気にこの名医Part３</dc:subject>
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<![CDATA[<p>　転移性脊椎腫瘍（２）</p>

<p>　背骨の痛みや四肢の脱力などを感じ、つらいときは整形外科を受診する。まずは問診が行われ、次には通常脊椎（せきつい）の単純エックス線検査。「ここで異常がある場合は、早急にＭＲＩ（磁気共鳴画像装置）検査を行います。ただ、エックス線検査で異常がなくても、患者さんに疼痛（とうつう）や四肢の脱力、しびれがあればＭＲＩは必ず撮るべきです。この２つの検査が基本で、これでほとんど対応できます」と言うのは、日本大学医学部付属板橋病院（東京都板橋区）整形外科の徳橋泰明准教授。背骨にがんが転移した転移性脊椎腫瘍（しゅよう）の第一人者である。</p>]]>
<![CDATA[<p>　ＭＲＩ検査、単純エックス線検査でがんが発見されると、がんの広がりを調べるためにＲＩ（ラジオアイソトープ）検査、ＰＥＴ（陽電子放射断層撮影）検査などが必要となる。ＲＩ検査は「骨シンチ」といわれ、骨のがんの広がりを調べるのに有用な検査である。ＰＥＴ検査もがんの診断や転移の診断に有効性の高い検査である。</p>

<p>　さらに、ＣＴ（コンピューター断層撮影）検査も加える。「患者さんの脊椎の腫瘍が見つかった場合、それが転移性脊椎腫瘍のケースがほとんどです。その場合ももともとのがんがどこなのかを探すのに、胸とおなかのＣＴ検査が有効です」。</p>

<p>　転移性脊椎腫瘍と診断されたときには、２通りのケースがある。</p>

<p>　＜１＞がんの治療を受けた。または、現在治療中である。</p>

<p>　＜２＞原発がんが発見されるよりも先に整形外科を受診した。</p>

<p>　「＜１＞のケースでは患者さんの主治医に連絡をすることで、対応方法を話し合うことができます。＜２＞のケースでは患者さんの原発がんが何かを迅速に見つけて、その元のがんを治療する主治医を探します」。もともとのがんを探す場合、「日本人に多いがんということで胃がんから調べてはいけません。脊椎に転移するのは多い順に肺がん、乳がん、前立腺がんと調べ、それで問題がないと、腎がん、甲状腺がんと調べていきます」。<br />
　もともとのがんを探すのは、乳がん、前立腺がんなどでは、元のがんに合わせて治療すると、転移した病巣も良くなることが多いからである。また、治療を決める上にも、原発がんの種類は重要になる。</p>

<p>　【医療ジャーナリスト松井宏夫】</p>

<p>　◆転移性骨腫瘍の名医<br />
　▼静岡県立静岡がんセンター（静岡県長泉町）整形外科・片桐浩久医長<br />
　▼岐阜大学医学部付属病院（岐阜市）整形外科・清水克時教授</p>]]>
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