健康連載ブログ

2006年10月22日

予防歯科最新情報

【第14回】いい歯科医は長期的なケア計画

 ここ数年、歯医者さんが増えている。今年7月の調査によると、日本歯科医師会に加入している全国の開業医(勤務医、公務員、70歳以上を除く)は5万3544人で、ここ10年で2700人以上の増加となる。

 新しく開業する歯科医院の多くは、院内のインテリアも明るいモダンなイメージで好ましい感じがするし、インターネットなどにも、広告的な情報を発信していることが多い。しかし、実際にたくさんある歯医者さんの中から、本当に親身になってくれるいい歯科医院を選ぼうと思うと、信頼できる情報が何なのかを判断するのは難しい。

 歯科医院が掲げることのできる看板には次の4つがある。

 <1>虫歯や入れ歯などを扱う一般的な「歯科」。
 <2>あごの状態やかみ合わせなどを診察する「口腔(こうくう)外科」。
 <3>子どもを専門に診る「小児歯科」。
 <4>歯並びを矯正する「矯正歯科」。

 これらの看板は一応の目安にはなるのだが、実際には歯科医の資格があれば、専門性や学会への所属には関係なく、掲げることができるので、その分野の専門医だとは判断できない。

 1つの目安となるのは、学会による専門医や認定医だ。最近は、それぞれの学会が一定以上の実績を持つ医師に資格を与えてホームページに名簿を出しているので、確認してみるのも1つの方法だ。

 「実はいい歯科医を探すコツは、その医師がかかりつけ医として患者の口の中を長期的な視点で健康にしようという意識を持っているかどうかです」と指摘するのは、日本ヘルスケア歯科研究会の杉山精一医師だ。一見「かかりつけ医」のように見えても、通うたびに削って詰めての治療を安易に繰り返すのは患者に不利益をもたらす。かかりつけ医にまず必要なのは、医療に関するきちんとした説明、定期的な検診と長期的なケアの計画だ。
 【ジャーナリスト月崎時央】

 ◆認定医・専門医 各学会が認める専門的な知識や技術をもった医師。多くはホームページで地域別に確認できる。日本小児歯科学会http://www.jspd.or.jp、日本歯周病学会http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsp2/index-j.html、日本ヘルスケア歯科研究会http://www.healthcare.gr.jp/

October 22, 2006 09:32 AM

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