2006年10月17日
予防歯科最新情報
【番外編】記録がしっかりしている歯科医を
歯医者さんの腕の良しあしは、なかなかすぐには判断がつかない。その時は虫歯の治療がうまくいったように思えても、すぐに再発してしまうような治療もあるし、治療の質そのものをその場で素人がすることはまず不可能だ。
先生の感じの良さ、診察室の清潔さ、設備の良さや受付の応対なども1つの目安ではあるが、治療そのものを見極めることには直接結びつかない。
だが、良心的な治療をしている医院なら、次の3点をクリアしているはず。すでにかかっている歯医者さんがあれば、まずこの視点でその質を測ってみてはどうだろう。
<1>患者の状態をきちんと科学的に診察する。
<2>診察の結果を継続的に記録して、患者に提示し、治療法の選択肢を説明する。
<3>予防の計画を持っている。
こういった条件を満たしている医院では具体的に以下のようなことを行っている場合が多い。
◆10のチェックポイント
<1>歯科衛生士が主体的に活動している(歯科衛生士は歯科医の助手ではない)。
<2>初診時にカメラで口の中や顔写真の撮影を行う。これにより口腔(こうくう)内の変化を記録する。
<3>必要に応じて初診時にレントゲン写真を撮影する。治療の効果や病気の進行を把握し、説明が容易になる。
<4>望めば唾液(だえき)検査等が受けられる。口腔内の状態を医師と患者がともに知ることでコントロールが容易になる。
<5>PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を行っている。定期的な検診やメンテナンスに力を入れている。
<6>歯科衛生士が虫歯予防について説明する。自宅での歯磨きをマスターさせ、食習慣を整えさせる。
<7>現在までの検査や治療の結果が、常に確認できる分かりやすい資料を医師が患者に提示している。
<8>治療計画や治療の選択肢を説明する。治療の意思決定に患者が参加できる。
<9>自費診療の場合は、あらかじめ見積もりを提示する。
<10>治療に使用する器具類がきちんと滅菌処理されている。
【ジャーナリスト月崎時央】
◆自費診療 保険診療では不足する部分について、患者と歯科医院の自由な契約に基づくサービスの売買。定価はない。
October 17, 2006 11:00 AM
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