健康連載ブログ

2006年10月08日

予防歯科最新情報

【第1回】すでに虫歯は珍しい病気/こいけ歯科医院小池匠医師

 「できれば、歯医者は行きたくないね」と言う人は少なくない。歯を削られる時の音や、頭にまで伝わる振動や痛みは実に不愉快なものだ。

 40代以上なら、歯医者で治療中に痛みを訴えると「根性が足りない」と先生にしかられた経験のある人も多いかもしれない。中には、治療の選択肢も示されないまま、歯を抜かれたり、治療後に高額な詰め物やかぶせ物が必要と言われ、仕方なくその治療を受け入れた人もいるだろう。

 1度、若いころに治療して小さな詰め物をした歯が数年後にまた痛みだし、中年でまたそこを大きく削って、冠をかぶせ、さらにまた5、6年後に同じ場所が虫歯になる。今度は神経を抜かれる。次は歯を1本抜くことになり、抜いた場所にはブリッジと呼ばれる義歯が入り、さらにはブリッジを固定していた周囲の歯も虫歯や歯周病になってしまい、数本を抜歯して60代には入れ歯となる。

 まるで緩やかな坂道を長年かけて落ちていくように、健康な歯を失っていく典型的なケースだ。

 治療をしても、次第に歯が悪くなるのは「年齢のせいだし、歯が弱いからだ」とあきらめている人も多い。しかし、それは間違いのようだ。

 「先進国でこんなに歯の状態が悪いのは日本人だけです。例えば歯科予防の先進国フィンランドでは、乳幼児からの予防が進み、20歳以下の虫歯もまれです。すでに虫歯は珍しい病気なのです」と話すのは、予防歯科医療を実践しているこいけ歯科医院(川崎市)の小池匠医師だが、これは予防を実践している歯科医なら誰もが異口同音に語る真実だ。

 「歯はできるだけ削らない方がいいことが実証されている。虫歯になってから治療するのではなく、虫歯を予防するのが、これからの歯科医院の役割だ」と強調する。

 予防システムを取り入れた歯科医院では、乳幼児から高齢者までが、予防のために定期的に歯科医院を利用し、確実な成果を挙げている。「歯を守る」ためのさまざまな試みを実践する予防歯科医療の今を、ルポし、年代や症状別ごとに「歯を守る方法」を紹介していこう。

 【ジャーナリスト月崎時央】

 ◆予防歯科 定期的な口腔(こうくう)管理のシステムをもった歯科医療。予防に力を入れているかどうかは、歯科衛生士が複数いて主体的に活動していることで判断できる。

October 8, 2006 10:46 AM

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