2006年05月14日
この病気にこの名医Part2
【番外編】患者側のチェック大事
浸透してきた日帰り手術
日帰り手術が日本でもかなり浸透してきた。
日帰り手術とは、手術当日の朝に入院し、午前中に手術を終え、夕方には退院するシステム。もちろん、患者の状態によっては1泊2日、2泊3日に延びることもある。
多忙なビジネスマン、子供のいる主婦など仕事から離れられない人々に人気だったが、今日では60代、70代の方々にも人気になっている。日帰り手術の対象はシックペーシェント(病気の患者)ではなく、ヘルシーペーシェント(健康な患者)。つまり、その患部さえ手術してしまえば全くの健康人という人。そのような年配者も増えているからである。
人気になっている日帰り手術は80年代に米国で始められ、急速に発展。日本では96年にスタートした。患者のニーズのみならず、医療機器・用具、麻酔などが大いに進歩したために、日帰り手術が浸透してきたのである。
医療機器については、開腹・開胸を減らした腹腔(ふくくう)鏡、胸腔鏡の登場。これも内視鏡を使った治療で、この進歩が大きく貢献した。ただ、これだけ浸透すると、医師側にも患者側にも油断が出ることもある。それを防ぐためにも、患者自身、以下の点を十分にチェックしておく必要がある。
●日帰り手術数が多いか 日帰り手術を希望した患者が、日帰りできている率が高いほど、スムーズに医療が行われていることになる。手術数と日帰り率をしっかり確認するべきで、それを公開しないような病院、クリニックは避ける方が無難である。
●医師やケア・コーディネーター(看護師)のインフォームド・コンセント(説明と同意)は十分か 十分に納得いく説明が行われていないと患者は不安になる。日帰りといっても手術であることに変わりはない。それを認識し、十分な説明が行われると、患者は安心して治療が受けられるのである。
●外来の術前診療・検査は的確か ここで患者が不安を感じるようではいけない。もし、不安を感じるようであれば、その医療機関での日帰り手術は中止すべきで、不安のまま日帰り手術日程を進めていくのは、けっして得策ではない。
日帰り手術は今後ますます増加するが、それだからこそ、患者側のチェックは大事なのである。
May 14, 2006 11:15 AM
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