健康連載ブログ

2006年01月07日

中年男の養生学

【第30回】肩の力抜いてうつ病予防を

「肩の力を抜いてうつ病予防を」

 日本では、15人に1人、もしくは6人に1人はうつ病の経験があるといわれている。ストレス過多といわれる時代、職場環境などの変化もめまぐるしく、うつ病に陥りやすい要因は山ほど。さらに、うつ病になりやすい性格もある。

 「うつ病を発症しやすい性格には、3つのタイプがあります」と、銀座で心療内科を開業している田中クリニック銀座(東京都中央区)の田中利幸院長は説明する。3つのタイプとは「循環性格」「執着性格」「メランコリー親和型性格」。

 「循環性格」は、社交的で親切、善良で温厚、明朗で活発である半面、物静かで気弱。優柔不断で八方美人的性格のため、決断力が弱く、板挟み状態になってうつ状態に陥る。

 「執着性格」は、きちょうめん、仕事(勉強)熱心、凝り性、強い義務感や責任感などがあり、きまじめでごまかしができない。仕事や勉強を無理にでもこなそうとするため、心身ともに疲れ果ててうつ状態に陥る。

 「メランコリー親和型性格」は、基本的には「執着性格」とほぼ同じだが、献身的で人と争えないタイプ。頼まれると嫌と言えず、正確さにこだわりすぎて仕事の量と質の矛盾に悩むタイプ。対人関係では、人との一体感を大切にするため、親しい人との別離には精神的に耐えられない。

 「近年増えてきた『軽症うつ病』や『仮面うつ病』(胃かいようなど身体症状として現れるうつ病)などは、ストレスによる影響が大きいので、性格にあまりこだわる必要はありません。大切なのは、うつ病にならないために、ゆとりをもった計画や、疲れる前に休息を取るなどの工夫をして、先手を打つことです」(田中院長)。

 うつ病予防の心掛けは次の5つがポイントと、田中院長がアドバイスする。

 <1>ゆとりのある生活…何事にも「八分目くらいがちょうどいい」と考えるようにすること。頑張りすぎない。

 <2>物事に優先順位をつける…大切なものから順番に片付け、終わらなかったら「明日やればいい」と考えるようにする。

 <3>自分だけで抱え込まない。

 <4>肩の力を抜いてマイペースな生活を送る。

 <5>生活の変化に注意する…生活に大きな変化があったときには、意識してリラックスすること。

 「頑張りすぎない」で、うつ病予防を心掛けよう。

January 7, 2006 09:39 AM

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