2005年10月17日
がんと向き合う
【第6回】化学療法は専門家に確認を
「セカンドオピニオン」
いざ、セカンドオピニオンを受けようと考えても、どこで誰に話を聞けばいいのか。たいていの人が迷うのではないだろうか。
実際には、がんの種類や進行度によっても、話を聞くべき専門家は変わってくる。例えば、大腸がんの場合、早期ならば最初は腹腔(ふくくう)鏡で手術ができるか開腹手術が必要かというところで、内視鏡の専門医と外科医に手術の方法などを聞くことになる。
ナグモクリニックの南雲吉則院長は、乳がんの外科治療が専門だ。「乳がんの場合は、いろいろな治療法があるので、複数の外科医に手術の選択肢、乳房を切除するのならば形成外科医に乳房再建について話を聞く必要があります」と語っている。
つまり、各がんで選択可能な治療法によって、セカンドオピニオンを聞く相手も変わってくるのである。がんによっては最初から抗がん剤が使われることもあるし、転移があれば全身に効果を期待できる化学療法(抗がん剤治療)が中心になることが多い。
実は、化学療法は進歩が早い。どの抗がん剤をどう組み合わせ、どのくらいの量をどういうスケジュールで投与するか。それによって、化学療法という名前は同じでも効果はかなり違ってくるのだ。漫然と化学療法の効果を聞くのではなく、化学療法の専門家(腫瘍=しゅよう=内科医)に、詳しく内容を確かめることが必要だ。
具体的には主治医にセカンドオピニオンを聞くべき専門医を紹介してもらうこともできる。最近は、セカンドオピニオン外来を設ける病院も増えてきた。南雲院長によると「脳腫瘍や血液のがん、数の少ないがんだと、外来にその専門医がいないなど問題もある」というから、事前に確認した方がいい。また、南雲院長らが立ち上げたセカンドオピニオンネットワークでは、ホームページで協力医リストを公開している。
◆化学療法 新しい抗がん剤の開発が進む一方、欧米を中心にどういう抗がん剤の組み合わせや投与法がベストなのか、比較する大がかりな試験が盛んに行われている。その結果次第で、標準治療が変わってくる。
October 17, 2005 09:22 AM
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