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2008年03月31日

世界のドッグニュースから19 マイクロチップの導入(ソウル)

 韓国の首都ソウルでは2009年春から、市内の飼い犬にマイクロチップを埋め込むことを義務化するようになるそうです。チップのサイズは長さ1センチ、太さ2ミリで、注射器で犬の首筋に埋め込むとのこと。チップには飼い主やその犬のデータなどが登録されます。これを怠った飼い主には罰金が課せられます。

 日本では、マイクロチップが必要だという声があがっていますが、法的にも義務化されておらず、普及率は飼育されている犬の1%程度だと言われています。また、マイクロチップを読み取る機械自体の普及率も低いようです。

 マイクロチップが必要だという根拠のひとつに、「遺棄の防止」というものがあります。確かに遺棄の防止には効果があるかも知れませんが、「捨てられないだけで、犬の幸せを保証するものでは無い」ことも考えなくてはなりません。

 犬を捨てる人は、犬に対する愛情が薄れていると考えられます。愛情がなくなってしまった飼い主は、「捨てたいけどマイクロチップがあるから捨てられない。」と考えるでしょう。攻撃性の付いてしまった犬の飼い主であれば、犬をつなぎっぱなしにして食事を与えるだけの飼い方になってしまうかもしれません。つまり、犬は幸せにならないなのです。また、そうすることで犬と暮らす素晴らしさを体験できない飼い主さんも不幸だと言えるでしょう。

 「犬が捨てられない社会」は本当に最低限の目標であり、本当の目標は、「犬と飼い主の両方が幸せに暮らす社会」です。動物愛護の観点からも大変有用だと考えられているマイクロチップですが、人間社会に上手に共存させられる育て方、犬の魅力を最大限に感じられる育て方を啓発して初めて意味のあるものになるはずです。

 マイクロチップの導入を勧める声が大きくなりつつある今だからこそ、正しい犬の育て方を啓発することが大事になってくるのかもしれませんね。

March 31, 2008 05:05 PM


ワンワン何でも情報局ヘッドライン

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