2008年03月26日
【2.犬を迎える日】 (16)食事中のおねだり
飼い主さんの食事中、その食べ物を欲しがるワンちゃんは多いものです。飼い主さんの横に来て、目を潤ませてみたり、前足で飼い主さんを引っかいてみたり、いかにも「欲しいよ~。」といった声をあげてみたり・・・。とにかく八方手を尽くして、おすそ分けをもらおうとします。このとき、あげる飼い主さんとあげない飼い主さんの、どちらが犬を家族として育てているかというと・・・。
やはり、あげない飼い主さんの方が犬を家族として考えていると言って良いと思います。
人間用に味付けがしてある食事は、犬に余分な糖分や塩分を与えることになります。過剰な塩分や糖分の摂取は、結石、心臓病といった病気の元になりますし、涙やけの原因にもなると言われています。「犬にも塩分や糖分は必要」という声も聞きます。その通りなのですが、総合栄養食としてのドッグフードを与えている場合、その必要な量は満たされているはずですので、やはり人間の食事を与えることは過剰摂取ということになります。もちろん、必要量以上のカロリ-を接種していることになりますので、肥満の原因にもなりますし、料理によっては犬の体に良くないものが紛れ込んでいる可能性もあります。
与えれば犬は喜びます。しかし確実にその体は不健康になっていくのです。時々「10年くらいしか生きられないのだから、好きなものをあげれば良い。」という方がいらっしゃいます。しかしその短い寿命を、より長くより健康に送らせてあげたいと願うのが飼い主さんの愛情ではないでしょうか。結石はつらい症状です。心臓病は寿命を縮めます。肥満は足腰の負担を増やし関節の老化を早めたりヘルニアといった症状を起こしたりする原因になります。しかもこれらの症状は犬の大好きな運動が制限されるのです。結果、もともと人間より短かい寿命がさらに短くなってしまうのです。
親がタバコを吸っている横に子供がやってきて、欲しそうにしたとき、そのときに子供の喜ぶ顔が見たくて与える親と、将来の健康を考えて与えない親、どちらが真の家族でしょうか。もし、犬が欲しがったときに食卓の食事をあげる飼い主さんは、実は心の奥底では、犬を家族としてではなく、単なるペットとしてでしか考えていないのかもしれません。
ただし、何が何でもドッグフード以外のものが良くないというわけではありません。時々犬用のおやつをあげるのも良いですし、与えても良いものと良くないものをきちんと調べ、人間の食事中も食卓の上からそれを選んで、一切害の無いものをあげるようにしているようでしたら、良いのかもしれませんね。
March 26, 2008 09:38 AM
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