2007年03月14日
【2.犬を迎える日】 (3)トイレのしつけ
犬を迎え入れてからしばらくの間は叱ったり、あれこれと教えるのに熱心になりすぎない方が良いのですが、トイレのしつけはできれば早めに始めたいと考える方が多いと思います。
トイレのしつけの基本は、「排泄は快適にできる」と教えることです。
昔は、「排泄を失敗したら、失敗したところに鼻をこすりつけて叱る。」といったように、叱って教える方法が一般的でしたが、失敗したときに叱ると、ワンちゃんが「排泄をしたら叱られる」と勘違いしてしまい、飼い主さんの見ている前で排泄をしなくなります。そうなると、トイレの上で上手にできたとしても、飼い主さんの見ていないときなので褒められず、いつまでたっても正確に教えることができなくなるのです。また、ウンチをしたら叱られると覚えてしまった場合は、ウンチを隠すために食べてしまうようになることもあります。
ここでは叱らずにできるトイレのしつけを紹介しますが、その前に飼い主さんが知るべき事実があります。それは、人が犬のトイレにしたいと思っている場所が、ワンちゃんにとって快適にできない場所かもしれないということです。犬は人間に比べ視線が低く、感じているにおいや音も違いますので、見ている世界が違うのです。ワンちゃんが一番快適にできない場所をトイレにして練習しても、なかなか上手くいかないことでしょう。
そこで、最初は快適に排泄できる場所をワンちゃんに選ばせて、徐々に飼い主さんの都合の良い場所に移動する方法を紹介します。まず、ワンちゃんがオシッコをしやすいタイミングを見極めます。ワンちゃんが来た初日に見極めるのは難しいのですが、一般的に、朝起きてすぐ、食後、遊んだ直後などはオシッコをすることが多いようです。また子犬の時期は比較的頻繁にオシッコをします。
最初に、ワンちゃんがいつもいる部屋一面にペットシーツを敷き詰めます。そして、オシッコをしそうなタイミングになったらその部屋に放し、「オシッコはトイレでね」などと声をかけます。将来お散歩時に他人に聞かれると恥ずかしいという方は、「ワン、ツー」などの合図でも良いでしょう。やがてオシッコをしましたら、優しく褒めてあげるのです。
それを数回繰り返しますと、よくする場所と時々する場所、全くしない場所に分かれますので、全くしない場所にはペットシーツを取ってしまいます。そして、同様の練習を続けます。うまくペットシーツの上にできたら褒めます。もしペットシーツの無いところでオシッコをしそうになりましたら、叱らず騒がず、「オシッコはトイレでね」などと言いながらペットシーツの上に連れて行き、オシッコが止まっていても良いのでペットシーツの上で褒めてあげます。
それを繰り返しながら頻度の少ない場所のペットシーツを少しずつ取り払っていきますと、最終的に1枚になります。この頃になりますとワンちゃんは、「ペットシーツの上でオシッコをしたら褒められる」と覚え、「ペットシーツの上が快適な場所」と考えています。そこで、1日に15cm程度、飼い主さんにとって都合の良い場所にペットシーツを移動していくわけです。
家の決められた場所で教えられたワンちゃんは、引越しをしたり旅行に行ったりしたときに、いつものトイレが無いので排泄ができずに困ることがありますが、ペットシーツの上ですることを教えておきますと、いつでもどこでも、たとえ高速道路で渋滞に巻き込まれた時でも、ペットシーツさえあれば困ることはありません。
ワンちゃんを迎え入れた日は、これから一緒に暮らす家族のことを知るためと思って、一番排泄をしやすいと感じる場所を探ってみるのも良いかも知れないですね。
March 14, 2007 10:49 AM
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