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2006年12月27日

【1.犬を飼う前に】 (2)犬種選び

 犬を飼うことが決定しましたら、次にどんな種類が良いかを決めていくことになります。家族の誰かが以前から飼いたかった種類や、そのとき流行っている種類。決め手には色々ありますが、今の家庭に向く犬種なのか、家族が思い描いているドッグライフにより近づきやすい犬種なのかは、最低限チェックしたいものです。

 犬種は本来、人間の仕事を効率よく手伝わせるために改良された結果誕生したものです。つまり犬種によって大まかに特性が異なるわけです。

 今飼育されている数が多い犬種のトップは、ダックスフンドだと言われています。大変かわいらしい容姿で人気なのですが、本来は猟犬で、アナグマという小動物を巣穴から追い出す作業をしていました。ヨークシャーテリアやミニチュアシュナウザーも、小動物を追いかける作業を任されていた犬種です。これらの犬種は間接狩猟犬と言い、人間と協力して作業を行う能力に長けています。ただし運動量が意外に多く、気が強いという特徴も忘れてはなりません。トイプードルやラブラドールレトリバーも間接狩猟犬ですが、猟師が撃ち落とした水鳥を、水辺から回収してくる仕事をしていました。獲物を追いかける種類ほど気が強くはありませんが、運動量はやはり多いのです。

 日本犬の中で一番飼育数が多い柴は、猟師がイノシシを銃で撃つ時に狙いやすくするために、イノシシに直接攻撃を仕掛け、動きを封じる作業をしていました。分類では直接狩猟犬になります。獲物に攻撃をするための勇敢さ、獲物の動きを見切り反応するための判断力と敏捷性が魅力です。ねばり強い性格ですので、飼い主さんにもねばり強さが求められます。

 人気犬種のコーギーは牧畜犬です。昔、交通機関があまり発達していなかったとき、牧場主が牛市場まで牛を連れて行くには、牛を並べて歩かせるしかありませんでした。行きたい方向に牛を誘導するのは大変です。そこで牧場主は、牛の列が乱れないようにする仕事を犬に任せました。コーギーの足が短いのは、牛の足元をすり抜けやすくするためと、牛に蹴られにくくするためなのです。牛の列管理をしながら長時間の移動ができる体力と、時には牛の足にかみついてでも作業をこなすだけの気の強さを持っています。

 チワワ、パピヨン、シーズー、ポメラニアンは愛玩犬で、本来は貴族がかわいがるために誕生した犬種です。チワワは他に目的があったという説があります。愛玩犬は、散歩がいらないというわけではありませんが、運動量は少な目で、スローライフにはピッタリです。逆を言えば、ドッグスポーツなどを本格的に楽しみたい人には物足りないのかもしれません。ただし、ドッグスポーツとして活躍しているチワワやシーズーもいますし、パピヨンにいたっては、ドッグスポーツ大会の上位に入ることもあるほどの力を秘めています。

 上に挙げたのは現在人気のある犬種と、その作業分類ですが、他に、ハスキーが有名な「運搬犬」。ブルドッグに代表される「闘犬」など、様々です。飼い主さんはまず、愛犬とどのような生活をしたいのか、具体的に描いてみる必要があります。そしてその生活に向いた犬種選びをするわけです。図鑑を見るなり、ネットで検索するなりして、その犬種の歴史や基本性質を調べ思い描く生活に合うかどうかを確認すると良いでしょう。

 飼い始めてから、「この種類は我が家には向かなかった。」ということの無いように、家族全員でどの種類にするか、話し合ってみるのも良いですね。

December 27, 2006 03:53 PM


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