2008年03月10日

亀田、アメリカへ進出

亀田は亀田でも、あの親子ではない。
亀田製菓の看板商品「柿の種」の話だ。

同製菓は、来月から米カリフォルニア州で柿の種を試験的に販売し、
その後、本格的に海外展開を狙っている。

異国で試験販売される柿の種は、新潟県内の自社工場で製造されたプロダクツ。
これを輸出し、米国でピーナッツを入れて加工、あるいは、
ピーナッツの代わりにアーモンドを入れるそうだ。

販売価格は、3ドルから4ドル、邦貨で300円から400円を予定。

海外進出の背景には、今はまだ堅調の米(アメリカではない)菓子業界だけど、
少子化による需要減少を懸念して、海外戦略への期待がある。

しかし、果たして、売れるのだろうか?

kaki.jpg

柿の種の製品の特性や価格設定、アメリカ人の味覚や好みなどから見て、
残念だけど、思うほど伸びないのではないかというのが私の意見だ。

ピリ辛味を好むアジア系やヒスパニックを想定しているとしても、
すぐに販売の限界が見えてきそうだ。
やはり、消費者層として厚い白人に「柿の種」を買ってもらわないと、
海外販売に成功したとは言いがたい。

まず味覚だ。
アメリカの白人は、日本食では寿司種の好みを見てもわかるように、
こってりしたものがスキだから、
たとえビールのツマミを狙っているとしたら、これはハズレだろう。

彼らはビールだけでもOKだし、こんな「種」に期待感など持たない。
仮に興味半分で柿の種を購入しても、
結局おかきの方を食べ残して、自分たちになじみのあるピーナッツや
アーモンドを食べて終わり・・・ってことになりかねない。

その理由の一つが、おかきは、やはり味が単調で、
また深みがさほどないからだ。

3~4ドルと想定されている価格はかなり高い。
これだけのドルがあれば、
腹の足しになる高カロリーのポテトチップスを選ぶだろう。

米国への戦略が成功したら、中国や欧州の金持ちを相手にしたいのが、
亀田製菓の目論見だそうだけど、金持ちの目には果たして
「柿の種」はゴージャスに見えるのか。

むしろ「価格」がゴージャスということだけで、
「価格」に見合った期待感からはハズレだろう。
彼らは価格に見合った価値があればこそ満足するからだ。

日本人のように流行で食べ物を買わないと思う。

今まで私の家に来た欧米人に、「試してみるか?」と
米菓子類を提供したところ、たいていは、

   えび味、のり味、のりを巻いたもの、麩を揚げたもの、
   ゴマボーロ、ピーナッツなどがミックスしたお好みあられ

これが一番人気であった。

単一のしょうゆ味は好まれなかった。
加えて、人気がなかったのは、餅だった。
この繊細にして深みのある餅の味は、
彼らに言わせれば、「味がなく」無味乾燥にしか感じられないようだ。

March 10, 2008 10:18 PM

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コメント

アメリカ人観光客は結構柿の種を買って帰るっていいますよ。

投稿者 ina : 2008年03月11日 02:40

亀田の柿ピーは今も日系食料品店で売っているが、結構高いので特売の時に買いだめする。現地生産で安くなれば、少なくとも我が家は買う。カリフォルニアということは、いわゆる白人は今すぐのターゲットにしておらず、まずは中国系アジア系消費者を想定しているのだろうと思う。アメリカの中国人や華人は結構金持ちで日本食が大好きだ。

寿司ブームの次に何が来るのか分からないが、北カリフォルニアでは数年前から日系ラーメン屋が急増。税金ティップ込みで一人前$10以上とやや高めだが、客層は日本人以外はやはり中国人が多い。トンコツで人気の店は店員と私以外全員中国人だった時もある。

寿司ブームとは言っても握りではなく巻物、それも変なネタ(先日バナナ・人参・アボカド・キュウリ入りの巻き物を食べた)。寿司というよりSUSHIの浸透は深くて広いが、日本食なら何でもOKということでもなさそうだ。

鯨肉も皆が食べ始めたら一瞬にして供給不足になるが、寿司も白人がこぞって食べだしたら日本人が食べる魚介類ネタ不足。かっぱ・カンピョウ・おしんこ・納豆・梅紫蘇巻きの類しか食べられなくなる。でもそのほうがヘルシーでいいかな?

投稿者 夫どっこい : 2008年03月11日 05:31

こんにちは。
この話、どっかのテレビで見た記憶が・・・。
確か味付けにバターを加えて工夫してるとか・・・、
うる覚えですいません。
それじゃ駄目だろうなと感じました。

チリソースやホワイトソース等をぶっかけてスプーンで食わした方が良いのではなかろうか?腹持ちの良い健康朝食として(笑)。
これだと米菓メーカーとしてのプライド・アイデンティティーは死んでしまいますね。
外国人にコメ、もちは難しいです。

投稿者 30代一般人 : 2008年03月11日 14:46

はじめまして。shionと申します。
初めて世界一小さい新聞を読んでみると、内容が恐ろしくグローバルで究極的で驚きました。
「世界一小さい」と自らを紹介できるのは器が「世界レベルで大きい」からではないでしょうか。
また継続して拝見いたします。
何卒よろしくお願い致します。

投稿者 shion : 2008年03月11日 14:55

『柿の種』より『おつまみ種』のほうをオススメします

・・・・・・・

ベビーコメ

ご愛読ありがとうございます。

「おつまみ種」ってどんな味がするのかな~。

2008-3-12 15:00

投稿者 みくりん : 2008年03月11日 22:54

>やはり、消費者層として厚い白人に「柿の種」を買ってもらわないと、
>海外販売に成功したとは言いがたい。

何故にそう断言するのですか?
亀田製菓の戦略会議で担当役員がそう言ってましたか?
JETROのレポートにそう書いてありましたか?

・・・・・・・

ベビーコメ

ご愛読ありがとうございます。

私見です。
戦略会議といっても、けっこうこけるケースもありますから、
たいしたことはないですよ。

新装開店してもパッとしないパチンコ屋さんとか
ポータルサイトもリニューアルしたもののパッとしないのもありますし。

底辺の広げ方って難しいのです。

フランスのブランドバッグも、欧米の金持ち相手だけでは、
販売増には限りがあり伸び悩む、しかし
たとえばルイヴィトンは、
日本の猫も杓子も持ち始めて売り上げ増となったわけです。

大ルーキー中田翔くんもきばって持ってますから、
ブランド側からすれば似合う、似合わないは別として、
有難いお客様ですよね。

2008-3-12 15:00

投稿者 吉居ゆうき : 2008年03月11日 23:02

フランス人の友人に「柿の種」を食べさせたら、
「臭い」ってスグに食べるのを止めてしまったのを
思い出しましたよ。

あれを見た時に、
僕がアメリカのチーズ・フレイバーのスナックを
受け付けなかったのと同じ感覚なんだろうなぁと
思いましたが。

味覚とは不思議な物ですよね。
「お菓子」は身近である事がビジネスモデルとして
欠かせないと思います。

「柿の種」が欧州で定番化するには、
何か機能性(low fatとか)とメディアの後押しが
必要な気がしてなりません。


・・・・・・・

ベビーコメ

ご愛読ありがとうございます。

甘納豆だといけるかなあ、と思いますけど、
日本人は自分たちがしょうゆ味が大好きだから、
欧米人にも歓迎されると考えない方がいいんじゃないかな?

2008-3-12 15:00

投稿者 5ceγecγ0w : 2008年03月12日 08:16

地元高校のバザーでホテトチップスは健康に悪いと言うことで枝豆を出していました。SFジャイアンツ球場の売店でも枝豆は売っています。枝豆食っている人を目撃してはいないが店がつぶれないと言うことはそれなりの需要があるのでしょう。

でも野球場に行ったらポップコーン、クラッカージャック、ホットドックにビールですよね。SFだとこれに名物のパン(サワドー)をくりぬいてクラムチャウダースープをいえれたものやガーリックをまぶしたポテトフライが定番に加わる。日本人が三冠王をとって柿の種を宣伝でもしたらともかく、メジャーの球場で柿の種が売れるようにはならないだろうな。

投稿者 夫どっこい : 2008年03月12日 09:32

>結局おかきの方を食べ残して、自分たちになじみのある
>ピーナッツやアーモンドを食べて終わり・・・
>ってことになりかねない。

ここについては確かに頷けますね。

しかし,柿の種とピーナッツを一緒に噛み砕く時の
感触と味は堪らないと思うけどなぁ。
可愛そうに白人には解らないんでしょうね。


・・・・・・・

ベビーコメ

ご愛読ありがとうございます。

「日本人って、変わったものを食べているね」という
反応で終わっちゃう可能性が高いと思います。

「酢こんぶ」なんかも、同様の反応では?
いきなり登場でインパクトありすぎ~

2008-3-12 15:00

投稿者 ギガ : 2008年03月12日 12:56

> 私見です。
> 戦略会議といっても、けっこうこけるケースもありますから、
> たいしたことはないですよ。

白人をターゲットにしてるかどうかは亀田製菓の販売戦略によりますね。人口構成比や食料支出の傾向値やチャネルや業態や、考えることはいろいろある。
イメージ戦略というのもある。
中田クンに食われてありがたいか迷惑かは戦略次第。ヒラリー氏が党員集会でつかみ食いしたらバンザイ三唱かどうかは聞いてみないと判らない。もしかしたらすでに、オバマ氏の陣営に100ポンドほどサンプル出荷してるかもしれない。

経営者はだれでも、一般人民がハナクソをほじりながらパルプ記事で指摘する以上のことは考えてる。

社主はもしや亀田製菓の株主さんですか?

子供みたいに「白人」などという、超大雑把で一点豪華主義的な検証もお茶目ですな。

投稿者 吉居ゆうき : 2008年03月12日 21:44

こんにちは。

狭い経験からですが一言二言失礼します。

「ワサビグリーン豆」
「エキゾチッックライスクラッカーミックス」

というような商品は、カリフォルニアの乾燥フルーツを売るお店に結構ありますよ。欧米のスナックよりはヘルシーというイメージで売っているのかなあ,などと思いました。「ワサビ・・・」の方は普通にオーガニックショップにもあります。

あと、クラスメートに日本のおせんべい、
「おばあちゃんのぽたぽた焼き」
「雪のやど」
を紹介したところ評判が良かったですよ。


つい最近、亀田の柿ピーらしい、プロモ垂れ幕広告を日系スーパーで拝見しました。どいうエージェントがついて、どういう過程を経たのか知りませんが、個性という点では「?」だったようなきがします。

イメージフォトストックから、家族と、アジアンフードの写真を探し出して作成したのかなあ、という感じです。

他のアジア系食品メーカーも同じような感じですから、余計新鮮味に欠けるのかもしれません。ビジネスは難しいですね。

豆腐でCA進出しようとしたレストランもいつの間にか耳にしなくなりましたね。開店時にTVで拝見したのですが?という感じのマーケテイングであったような気もします。

まあ、海外には日系のお店・ビジネス出店で設ける方々もいますので、そいう方たちに頼りすぎずガンバってください!という感想です。

投稿者 rika : 2008年03月13日 04:14

「柿ピー」ってヒスパニック系のスーパーとかでは「既に人気商品のひとつ」です。このようにパックで売っているのはまだあまり無いけど、もう15年ぐらい前から売ってるよ(キャンディーのようにグラム単位で)。テキサスのヒューストンでは、Fiestaというスーパーにはあります。アメリカ人(白人系)とかにも人気は有るし。

その上、アメリカの人口の約35%はヒスパニック系、カリフォルニア、テキサス等ではヒスパニックがMajorityになっている現在、単価の低い食品系のマーケッティングでは、良い戦略では?けど、既に後発だけれども。

投稿者 : 2008年03月13日 15:06

おつかれさま~!
とりあえず一杯という時には、
皆様はどうされるのでしょうか?

わが家では・・・
ポテトチップスにビールか、
柿の種に焼酎の2パターンかな。

「みくりん」さんお勧めの、「つまみ種」私も大好きです。
枝豆せん、黒豆あられ、醤油あられ、えび豆、うまくち豆、
えびせん、イカ豆、のりあられ、ピー揚、小魚、イカ天、
の11種類のお菓子が、かわいく入っていま~す。

アメリカというと、ケーキとかM&Mなどの、
あま~いお菓子や、ポテトチップスなどの油であげたものを、
どうしても思い浮かべます。

肥満問題を解決するには、ヘルシーな柿ピーも、
いいのではないかと思いますが、
味覚の好みは、なかなか変わらないですからね。

個人的には、新潟出身なので
亀田製菓に頑張って欲しいかな~♪ 


 


 

投稿者 14番目の月 : 2008年03月13日 19:16

欧米人って醤油の匂いが苦手ですからね。
寿司ですらそのまま食べる人がいるくらいですから。
アメリカで柿の種を売るのなら思い切って塩味でいくのがよさそうです。
更に唐辛子ではなく胡椒で辛味をつけ、油で揚げてあると好んで食べそうな気がします。
実際、サラダせんべい(塩味+胡椒のアメリカ向けオリジナルが売られている)は割りと好んで食べてますね。

投稿者 takutakumawasu : 2008年03月14日 05:28

だれでも理解しやすい名前とパックのデザイン、多種のナッツ等のミックスしましょう。柿の種じゃ解りません!
照り焼き:ナッツ:ミックスなんかいかがです!
純日本製を強調して似たような商品、台湾、フィリピン、中国製と区別できる事がポイントでしょう。

投稿者 nyc11356 : 2008年03月14日 17:10

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