2007年06月09日
祐ちゃん世代愛院大の右腕・小川に注目:桝井聡
第56回全日本大学野球選手権大会が12日から神宮球場などで始まる。愛知大学野球からは愛院大が2年ぶり18度目の出場。東海地区大学野球から中部学院大が初出場する。注目は愛院大の1年生右腕・小川優投手(東濃実)だ。初先発から2試合連続完封勝利をやってのけ、負けなしの6連勝。防御率0・50。1年生ながら春季リーグ最優秀選手を始め5冠を獲得した。
4月9日。大学デビューとなった日福大戦でプレーボールから10球連続でストレートを投げ込んだ。優勝がかかった5月20日の愛知大戦では9回から登板。打者4人に対し、変化球は1球のみ。だがそのストレートの最速は142キロと驚くべき剛球ではない。それではどこに抑える秘訣があるのだろうか。「他の投手と比べて、初速と終速の差がない。他の投手は5、6キロは違うが、小川は2、3キロくらいしか違わない」。愛院大の日野隆徳コーチ(24)はそのすごさを数字で説明する。
高校時代は目立った成績を残すことができなかった小川だが、入学間もない4月のオープン戦。社会人野球の強豪・トヨタ自動車戦で5回を自責点0に抑え、チーム内で一気に注目を浴びた。そこで小川の投球を特別な計器を使って測定。前記の数字がはじき出されたというという。
「正直入寮した時はしっかり体を作ろうということしか考えてなかったので…」。1年生で胴上げ投手となった小川は自らの活躍に驚きを隠せない。現在、毎食、どんぶり3杯のご飯ををノルマにしてパワーアップに励んでいる。「東京6大学リーグや東都大学リーグばかりが注目を集める。愛知学院大の名を全国に広めたい」と闘志を燃やす。
同学年でもある早大の斎藤祐樹投手(早実)ばかりが注目される大学選手権だが、小川のスピードガンに表れない威力あるストレートが、巧打者たちを切り切り舞にさせるかもしれない。
June 9, 2007 07:41 PM 投稿者:桝井聡
