2007年09月18日

甲子園経験した2年生たち、リベンジの秋:桝井聡

 東海3県の2年生投手3人にとって今夏の甲子園は悔しさだけが募った大会だった。甲子園初登板の大垣日大右腕・吉田研斗投手は新潟明訓(新潟)との3回戦に2番手として登板。得点差が開き、エース森田貴之投手(3年)を休ませる起用だったが、1回持たずに1安打3失点でKO。休ませるはずの森田は再びマウンドに上がった。常葉学園菊川(静岡)との準々決勝でも2番手として登板したが、投げたのは打者1人でたったの1球。試合後は「もう1度甲子園に帰ってきたい」と言うのがやっとだった。

 愛工大名電の豪腕・高須諒投手は1回戦の創価戦(西東京)に先発。こちらはストライクが入らず4四死球を与え、1回を持たずに2安打3失点で降板。三重県予選で自責点0に抑えた実績と、147キロの直球を引っさげて臨んだ宇治山田商の右腕・平生拓也投手(2年)も散々だった。佐賀北(佐賀)との初戦で制球力を欠き、6回7安打3失点で降板。同校との再試合でも2番手として7回からリリーフしたが1回1/3を投げ4安打5失点。「球の速さだけじゃなくコーナーに投げ分けることが重要だとわかった」とガックリ。結局期待された3人の2年生投手は、本来の力を発揮することなく、甲子園を後にした。

 だが、悔しさを味わった3人に落ち込んでいる時間などない。来春のセンバツにつながる秋季県大会が愛知、岐阜が15日、三重が22日に開幕。リベンジの舞台は目前に迫っている。各県とも上位3校が来春センバツの重要な参考資料となる秋季東海大会(10月27日開幕・静岡)への出場権を得る。

 今年は東海3県でも岐阜城北(岐阜)の右腕・伊藤準規投手、菰野(三重)の右腕・西勇輝投手、享栄(愛知)の左腕・八木亮祐投手ら、今夏の地方大会で活躍した同じ2年生の好投手がズラリとそろう。だが、個人的には甲子園を経験した2年生投手陣に期待をしている。東海3県で甲子園を経験した2年生投手は3人だけ。悔しさをバネに進化し、力投する3人の姿が今から楽しみだ。

September 18, 2007 06:00 PM 投稿者:桝井聡