2007年05月02日

愛知大学野球でも「佑ちゃん世代」:桝井聡

 佑ちゃんには負けない!? 愛院大の右腕・小川優投手(1年=東濃実)が23日、リーグ初となるデビュー戦から2試合連続完封を成し遂げた。29日にも愛工大戦に先発し3勝目を挙げた。中京大の右腕・上杉芳貴投手(1年=豊田西)も2勝。実は4週を終えた時点で勝ち星を挙げている1年生投手が小川、上杉を含めて4人いる。

 愛知大学野球連盟の浪川正己連盟副会長(78)は1年生投手が活躍する要因を「昨年の4年生で優秀な投手が抜けた。ちょうど投手は新旧交代の時期に差し掛かったのではないか」と指摘する。昨年の愛知大学野球リーグは中日浅尾ら投手4人をプロに送り込んだ。実力派投手が抜けた穴に1年生が割って入ってきているということだ。

 愛院大・小川は高校時代は無名の選手。高校3年の夏の県大会では2回戦で横浜入りした高森勇気捕手(18)擁する中京(岐阜)に敗れた。甲子園とは無縁の存在だった。一方、中京大・上杉も高校3年の夏は愛産大三河(愛知)に準決勝で敗退。甲子園に出場する夢は果たせなかった。当時2人は甲子園で活躍する同級生の早大・斎藤佑樹投手(1年=早実)らをテレビで観戦する立場。加熱するフィーバーの蚊帳の外だった。

 だが、斎藤が大学野球の道を選択したことで対戦する可能性も出てきた。愛院大・小川は早大・斎藤を意識する。「(斎藤は)同じ学年なんで自分もやらないといけないという気持ちにさせてくれる。神宮で一緒にやりたいですね」。中京大・上杉もそれは同じ。「(斎藤は)すべての面でぼくより上だと思うが、ライバルだと思っている。東京の方は注目されているけど負けたくない。神宮で投げ合いたい」。同級生へのライバル心が活躍の原動力にもなっている。

May 2, 2007 05:57 PM 投稿者:桝井聡